なんか伊達が元気なかったが気のせいか?
まあどうでもいいか。
視界も少し広くなったな。確かルーミアって闇を操るんだっけ?そのせいだったか。
上部デッキから体をひょっこりと出しているが……暇だ。
いや、ほんとに暇なんだよ。襲ってくる妖怪なんて来ないし。てか居ないし。
このまま何も起きずに紅魔館に着けたら本望なんだが……
それまで何もないってのもねえ~。
……あれ?なんか肌寒くなってきた。なんで?
伊「霧の湖があるからじゃないか?」
うわ、伊達の読心術スキルが発動したよ。
ま、話が早くて助かるな。
伊「どうする?迂回するか?」
真「いや、時間がもったいない。船でも出してくれよ。」
伊「船は無理だな。ボートでいいよな?」
真「しゃあないな。それでいいか。」
話しているうちに湖が目の前まで来た。
車を止め、降りる。
真「……なあ、車はどうするんだよ。」
伊「ああ、大丈夫。俺が消すから。」
伊達がそう言うと車はパッと消えた。
なんてこった、親友が人間じゃない何かになっちまったよ。
いやあ、ほんとに物を自由にできるんだね。……物?自由?
真「なあ伊達よ、その能力飛ぶのに利用できないか?」
伊「どうやってよ?」
真「わからないのか、しゃあないキミのオムツでも分かるように教えてやろう。」
伊「なんかすごいむかつくが教えてくれ。」
真「まず、自分の体及び俺を物と認識しろ。」
伊「はいはい。」
真「あとはお前の能力を使って飛べるようにしろ。これだけ。」
伊「……あのなぁ、そんなこと言われてもできるわけがねーyで き ま し た。」
oh!!なんてこった!俺ら現在一メートルほど中に浮かんでるぜ!!
これで俺も人外の仲間入りだ!!やったねたえt……伊達!!
伊「でもこれやめた方がいいんじゃないか?」
そういって伊達は地面に足をつける
真「なんで?」
伊「目立つだろ。俺らの目的は紅魔館の主だろ?瀟洒なメイドはしょうがないがこっそり行けば
大図書館と門番の戦闘は避けられる。それにたった今飛べるようになったんだ、使いこなせるの か?俺らは飛ぶのにだって体力、霊力を使う。そんなんなら飛ばない方がいい。」
真「地面這いつくばって行けば気付かれない事か?」
伊「まあそーゆーこったな。」
真「要するに伊達君は戦いたくないと言うことですね。」
伊「戦いたくないでござる!! 絶対に戦いたくないでっ何やらすんだお前!!
まあそうだけどね。」
真「あ、やっぱり?まあどーでもいいからボート出して。」
伊「へいへーい。」
目の前に真っ黒のゾディアックボートが現れた!!
……もうコイツ爆撃機とか出せるレベルに達してるんじゃねーのか?
伊「じゃあ俺運転するからお前見張りな。」
真「あれ?お前運転できんの?」
伊「船舶免許ぐらい持ってるよ。」
ぐらいってなんだよ。
嫌味にしか聞こえねーんだけど。
真「うん……まあ頼むわ。」
伊「じゃあ出港しまーす、港じゃねーけど。」
伊達はエンジンに手を掛けた。
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
真「ウオオオオオオ!!? 速い、速いって!! そしてエンジン音おかしいって!!」
伊「エンジン音は気にすんな! ゾディアックは結構スピード出るんだよ。それに俺の能力で
ちょっと改造してやった。70ノットぐらい出てるんじゃないか?」
真「70ノットて何キロだっけ?え~と……120キロ!!?速すぎっだろ!!?
どこが隠密行動だよ!?」
伊「エンジン音は小さくしてるから大丈夫、それに色黒いから見つかんないと思うぜ。」
真「いやまあそうだけど……」伊「そうだから大丈夫だよ。」
何だろう、操縦のことに関することは完璧なんだがなコイツ。
まるで別人だぜ。
真「まあ見つかんないなら……いいか。」
伊「見つかんないならいいんだよ。」
見つかんないならいいよね!
万事解決だよね!
~数秒後~
?「そこのあんたら!! あたいの縄張りに入ってくるとはいい度胸ね!!」
なんかどこからどこなく声が!!
いや、目の前50メートル先ぐらい先に一人いるな。
伊達は反射的にボートをとめた。
真「誰だ!!? いや、あいつしか居ねえよな……」
伊「はぁ~、出会っちまったかぁ~。」
?「フッフッフ、このあたいの縄張りに入った事、一生後悔させてやるわ!!」
うむ、向こうから名乗ってくれたよ。
そうチルノだよ。会っちまったよチクショー。
無駄かもしれないが話してみるか……。
真「お前に危害を加えるわけに来たんじゃないんだ、見逃してくれないか?」
伊「俺も同じだ、勘弁してくれよ。」
チ「うるさい!! 今度こそアタイは勝つんだから!!」
伊「……おい、完全に怒ってるぞあれ。」
真「あれー? 友好的に話しかけてたと思うのに。」
……なんかチルノの周りに青い球状のなにかができ始めてるんだが。
伊「……あれって……あれだよな?」
真「あれは……あれだよ。」
チ「てりゃあ!」
50個程度の青い球状の何かが飛んできた。
真「あれは……弾幕だ!!」
チルノによって放たれた弾幕がまっすぐこちらに向かってくる。
ヤバイ!逃げ場がない!
伊「バックするぞ!!」
伊達はそう言い、ボートを急速に後ろに下げる。
真「やべ!間に合わn『バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!』
爆音とともに盛大な水しぶきが舞った。
チ「フ……とうぜんのけっかね!!」
?「はいざんねーん。」?「自衛権発動しまーす。」
チ「……え?」
さぞ驚いたろうな。舞ってる水しぶきの中から倒したと思っていた相手が
高速で突っ込んできたんだから。
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
真「エンジン音どうにかしろおおおお!!」
伊「直せねんだよおおおおちきしょおおおおお!!」
チ「わ!? くっ、『氷符、アイシクルフォール!!』
スぺカを使ったようだがもう遅い!!
てかアイシクルフォールは最初真ん中には弾は来ない!!(easyのみだからかなり危険な賭けだった)
そんなこんなで距離はもう30メートルもないぜ!!
伊「決めてやれ!!真田あ!!」
真「ok!!やってやんよ!!」
俺は肩にあるモノを担ぐ。
チ「なによそれ!?」
真「無反動砲弾幕ごっこ使用だ覚えとけチルノ!!!!」
ドシュン!!
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!
基地外じみた量の赤い弾がチルノを襲う。そして黒煙が舞う。
真「……きたねえ花火だ。」
伊「お前は目の前の情景を見てその言葉を言っているのか?」
真「ちょっと威力強すぎたかな?」
伊「なんでお前は威力が半端ない最初の試作品を使ったんだ?
俺が渡したのは威力を抑え目にした成功品のはずだぞ?いつの間に持ってきたんだ?」
真「あの手紙の時だが?あれ俺が無反動砲持ってきてるの分からなかったの?」
伊「そこん所はどうでもいいがモロ受けたあいつはどうなんだ?」
真「安心しろ、おもいっきりみねうちだ。」
伊「いやあの効果音のどこがみねうちなんだ。それにおもいっきりみねうちしたら
それみねうちじゃねーだろ。ただの会心の一撃だろ。」
真「お前の敗因を教えてやろう……自衛隊員の力とボートの耐久力をなめたことだ。」
伊「そう言う奴よくいるけど今のお前全然かっこよくないよ。ただの悪人だよ。」
真「せいぜい湖の水で頭冷やしてるんだな!」
伊「黒煙舞ってる湖の水で頭なんか冷やしたくないんだが。」
真「見ろよ、早速やってるぜ!」
伊「俺には幼女が気絶しながら仰向けで浮いてるようにしか見えないんだが。」
真「よし出発だ、チルノはさっき『今度こそ勝つ』と言っていた。
これは俺らより先に白黒と紅白がここを通った証拠だ。奴らに先を越されるな!!」
伊「正論言ってるけどよくこんな状況で頭回るね君。」
真「任務達成に犠牲はつきものだ、仕方がない。」
伊「勝手に殺すなバカ。いや死んでるかどうかわからんが。」
真「ほら、急げ!!全速前進!!」
伊「全責任はお前がとれ。よし出発進行。」
~数分後ボート上~
いや~チルノと出会った時はどうしようかと思ったぜ。
え? チルノどうしたって?
ちゃんと応急手当して陸地に寝かせといたよ。言わせんな恥ずかしい。
俺がいくら外道だってそんくらいの事ぐらいするよ。
幻想郷に来ても自衛隊員だぜ俺? 守るのは当たり前……だよな。
伊「そういやなんで俺らの存在ばれたんだろ?」
真「空見ろ空。」
伊「あ……真っ赤だ。そりゃばれるな……はあ、無駄な戦闘はしたくなかったんだがな。」
真っ赤なボートに乗ってればバレなかったかもな。
真「よし、現在の状況を確認しよう。そろそろ終わりたいし。」
伊「お前は何てこと言ってくれるんだ!!?」
真「武器∞、食量∞。」伊「メイドイン俺な。」
真「伊達の体力A、精神Q、」伊「お前は何を言っている?そして俺はそこまで精神やられてないぞ。」
真「伊達の走力B、ミートB、」伊「何測ってんだ!?これ明らかにあれだろ!?」
真「伊達の残りの人生Z、頭Z。」伊「もうわけ分から……頭?」
真「チルノの時かすってたぜ☆」
伊「あ……真っ赤だわ。」
その後三分に及ぶ大手術になりましたとさ。
なぜチルノは⑨と言われてるんでしょうかね?
と言うよりボートに乗ってる状態で弾幕を避ける伊達君マジチート。