~守りたいものがある~  東方自衛隊   作:アークバード

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前回のあらすじ。

真田→絶賛特攻中。   

伊達→絶賛援護中。

まとめて→絶賛紅魔館破壊中。



第八話 紅魔館敵勢力鎮圧作戦

20:50 紅魔館内にて~

 

やあ俺真田。いきなりで悪いのだが話したい事がある。

俺の約五メートル先の曲がり角からどう考えても戦闘しているとしか考えられない音が聞こえてくるのね。

流れ弾も飛んできてるし。気配を消して黙り込んでいるのだが……どうする?

 

①逃げる。

②閃光手榴弾を投げ込み突撃。

③とりあえず覗いてみる。

 

 

 

よし、③にしよう。

 

 

真「……チラッ。」

 

 

 

 

 

 

 

戦果確認。

霊夢らしき人が、いや霊夢が20体近くの妖精メイドと戦ってる。魔理沙はいない。以上。

霊夢側が劣勢と見た。

さて、次の選択肢。 

 

 

①逃げる。

②霊夢側に加勢。

③敵になりそうな奴はすべて消去。

 

 

……賢明な判断としては③なんだよなぁ……。

霊夢がこっちについてくれるとは限らんし。

三つ巴の戦いになるのはちょっとな……。

 

 

①逃げる。

②霊夢側に加勢。         

③敵になりそうな奴はすべて消去。 ←

 

しょうがないよな。

 

手榴弾を手に取り、ピンを抜く。

そして気付かれないように投げる。

 

真「…………」

 

 

 

 

 

①逃げる。

②霊夢側に加勢。         ←

③敵になりそうな奴はすべて消去。

 

 

 

 

真「霊夢ーーーー!! 目と耳塞げーーーー!!」

 

夢「え!? だ、誰!?」

 

真「いいから早く!!」

 

夢「何なのよいきなり!?」

 

と言いつつもしっかり耳塞いでるね。

でもここで助けないと霊夢は俺の嫁と言う人に申し訳ないよね!!

人民救助も俺らの仕事だしね!!

 

バアアアアアアアアン!!!!

閃光手榴弾が破裂する。

よし突撃!! ミニミの旦那頼みます!!

 

ドドドドドドド!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手榴弾の眩い光が収まってきた。

この時霊夢はビビったろうな。

目を開ければ手こずってた相手が居ないんだから。全員。

 

さーて友好的に友好的に。

 

夢「……誰よアンタ?」

 

真「この異変を解決しようと思って来たただの外来人ですよ。」

 

夢「それだけの力を持ってどこがただの外来人よ?」

 

う~ん、怪しまれてる怪しまれてる。

 

真「こっちの世界でいろいろありまして。ああ、まだ名乗ってませんでしたね。

 俺の名前は真田正、一応敵じゃないんで。」

 

夢「ふ~ん……まあ、助けてくれたし、礼は言わないけど。私は博麗霊夢よ。」

 

助けられといてそれですか。期待はしてなかったが。

 

夢「……もしかしてアンタ爆発起こした?」

 

爆発? ……ああ、無反動砲の事か?

 

真「ああ、それ俺の友人です。さっきから此処が揺れてんのもそいつのせいです。」

 

夢「私達に当てたらタダじゃすまないわよ。」

 

真「たち?(魔理沙の事か?)」

 

夢「私の友達がここに居るのよ。名前は「霧雨魔理沙、魔法使い。」なんで知ってるのよ!?」

 

真「ブン屋から聞きました。俺らの情報網なめたらアカンですよ。」

 

全くの嘘だがな。 

 

夢「なら聞く必要なかったじゃない!」

 

真「不確かな情報は入らないんでね。そこん所しっかりしないと。」

 

幻想郷がある時点でめちゃくちゃ確かな情報だが。

 

夢「……変わってるわね。」

 

真「少なくともこっちの世界じゃそうかもしれませんね。……さて。」

 

真「敵の根城で話なんかしてる暇なんかないと思いますが?」

 

常識的に考えてそうなんだよな。これRPGじゃないんだぞ? リアルタイムだぞ?

 

夢「そうね……それじゃまた。」

 

真「あーじゃあ俺も同行させていただきます。一人より二人の方が道中楽でしょう?」

 

楽したいのは俺だけど。まああっちもそうか。

しばしの沈黙の間、霊夢は口を開いた。

 

夢「別にいいけど変な真似したら叩きのめすわよ。」

 

真「わかってますよそんくらい。それじゃ行きま「居たぞ!! 侵入者だーー!!」……空気読めない奴らですな。」

 

また来たよ妖精メイド。いくら倒しても湧いてきやがる。

てか俺の後ろ側から来たぞアイツら。どうやって来たんだよ。まあどうでもいいか。

 

夢「どうするのよ?」

 

真「……あと2個か。しゃあない逃げるぞ霊夢。」

 

夢「え? 口調おかしいわよ?」

 

真「悪いな霊夢。俺が敬語を使うときはどうしてもって時かバカな奴と話す時だけだ。」

 

そう言いながら手榴弾を手に取りピンを引き抜く。

実際そうなんだよ。ペコペコしてりゃ機嫌がよくなる奴らなんてけっこういるぜ?

 

夢「それってどう言う意味よ!?」

 

真「あー五月蝿い!! さっさと逃げるぞ!!」

 

急いで手榴弾をメイドたちに投げつけ、逆方向に走り出す。

霊夢は……あ、飛んでる。

 

夢「あんたはこうしないの?」

 

真「走る方が慣れてるんで!!」

 

夢「あっそうじゃあ付いて来なさいよ。」

 

そう言うと霊夢は猛スピードで飛んでった。

 

真「はいはいって早!? 無理無理俺も飛ぶわ!」

 

後ろの炸裂音なんか気にしないで俺は全力で霊夢について行った。

そしてこっそり伊達に連絡。

 

真「こちら真田。現在霊夢と行動中。魔理沙は図書館で戦っているらしい。どうぞ。」

 

伊「へーそうか、仲良くやれよ。俺もしばらくしたらそっちに行くわ。over。」

 

 

 

 

 

 

真「あ~広すぎるだろこの館。どう思うよ?」

 

飛びながら霊夢に問う。

 

夢「私に聞かれても知らないわよ。広くしてる奴がいるんじゃないの?」

 

真「そんな奴いたっけな……あ、いたなあの人が。」

 

夢「何の話?」

 

真「あ、いやなんでもない、こっちの話だ。」

 

夢「にしてもよくそんなの持って戦えるわね。邪魔じゃないの?」

 

真「これを扱うのが本職なんでね。変に弾幕作って放つよりもこっちの方が断然使いやすいんだよ。」

 

たしかにミニミ軽機関銃の長さは1mぐらいある。

だが、伊達のおかげで軽くなってるし、慣れれば結構使いやすいんだぞ?

ただ、単射と言うのはいただけないが。

 

真「ま、外の世界で何してたって言うのはこの異変を解決してからゆっくり話すわ。」

 

夢「別にいいわ。興味はないし。」

 

真「……神社にお賽銭入れに行くか。」

 

夢「ゆっくり聞かせてもらうわその話。」

 

……お賽銭に目がないのは本当だったのか。

 

真「そういえば魔理沙はどこに居るんだ?」

 

夢「魔理沙なら図書館にいた奴と戦ってるわよ。ここは私に任せて先に行けって。」

 

真「へーそうなのか。」

 

しばらく敵が出てこなかったから今は飛びながらこんな感じで雑談しているわけで。

伊達の砲撃も心なしか少なくなってる。

もうあらかた片づけたんじゃないのか? 俺結構頑張ったしね。

ただこれ以上の戦闘はちょっとつらいな。

閃光手榴弾はあと一つしかないし、正直移動にも疲れた。

てか、機関拳銃とナイフ、いらなくね? お荷物じゃね?

けどなんかあったら困るから持っとくか。

 

 

夢「あ、開けた所があるわね……。」

 

長い通路の先に大きな間が見える。何だろう?

とりあえず警戒。

 

真「……霊夢、あの開けた場所に着いたら飛ぶな、ゆっくり歩け。」

 

夢「え? なんでよ?」

 

真「言うとうりにしてろ。絶対だ。」

 

夢「しょうがないわね……。」

 

不服そうですな霊夢さん。

 

 

 

一歩手前まで来た。地面に足をつく。

 

ミニミを肩に担ぎ、右手にナイフを持つ。

なぜナイフかって?

かっこいいだろ。

 

真「ちょっとここで待っててくれ。」

 

夢「何を考えてるかわからないけどわかったわ。」

 

俺はナイフを構え、ゆっくり歩いて行った。

 

 

コツ、コツ、コツ……

 

俺の足音がこの間に響く。

どうやらドームみたいになってるみたいだ。

と言ってもあくまでもそんな感じで、正直暗くて何にも見えない。

向こう側にぼんやりと通路が見える。距離は30mぐらいか。

見たところトラップとかはないが……なんなんだここ?

中間地点だったらうれしいけどな。体力回復とかあったらいいのに。

 

 

 

コツ、コツ、コツ……

 

5m位進んだ。

異常なし。

 

 

 

コツ、コツ、コツ……

 

10m。

異常なし。

 

 

 

コツ、コツ、コツ……

 

……15m、何だ何もないじゃないか。

何この意味不明な空間?

霊夢の方向に振り替える。

安全も確認できたことだし霊夢を呼ぶか。

 

 

 

そう思った時だった。

 

 

 

夢「アンタ後ろ!!」

 

真「は?」

 

霊夢に言われた。

俺の方向に指を向けている。

振り返る。

 

目に見えたもの、それは、

 

 

 

 

 

 

銀色に光るナイフだった。

いきなり目に入った光景が理解できず、立ちすくんでしまう。

 

こちらに飛んでくる。

 

動けない。

 

さらに飛んでくる。

 

動けない。

 

目の前まで飛んでくる。

 

動けない。

 

 

 

 

 

 

夢「真田!!」

 

 

霊夢の声ではっ、と我に返る。

 

真「とりゃあ!!」

 

ガキンッ!!

 

ナイフをナイフで叩き落とす。

飛んできたナイフは地面で転がった。

 

真「あぶねえ、何だったんだ一体?」

 

少しほっとした。だが

 

夢「何落ち着いてんの!! まだ来るわよ!!」

 

真「え!? マジかよ!?」

 

また後ろを向く。

 

あ、来てる。

だが今度は違う。ちゃんと落ち着いてるぜ。

 

キンッ!!

 

また弾く。

 

夢「右!!」

 

真「え!?ちょっと待てよ!」

 

右側を向く。

おおおおおおい!!?

もう目の前にあるじゃん!?

駄目だ間に合わん!!

急いで横に飛び込み前転。

 

 

ザシュッ!!

 

真「ぐっ!!」

 

痛!!?

右肩にナイフがかする。

くそ、血がにじんでやがる。

だがまだ来るはずだ、急いで立つ。

 

夢「左斜め前よ!」

 

言われた方向に向く。

って5,6本飛んで来てるぞ!?

お、おちけつ!! あ、落ち着け俺!!

冷静に冷静に、落ち着くんだ俺。

 

体に当たりそうなやつは弾く。

 

ガキンッ、キンッ!

 

ドスドスドス!

 

床にナイフが刺さる音がする。

踏んでこけたらお笑いものだな。

 

真「今度は前か。」

 

縦に散らばってきたな。

……数十本はあるな。

まともに受けたらお陀仏だ、こういうのはサイドステップに限る。

 

夢「横はダメよ!!」

 

へ? どうして?

 

周りを見渡す。

前と右と左の三方向から来てるじゃないですかヤダー!!

後ろに逃げるのは間に合わないな。

しょうがない一か八かだ、正面に突っ込む。

 

真「うおおおおお!!」

 

ガキンッ、キンッ!

 

ナイフの雨をナイフを振り回しながらかいくぐる。

頭の横に飛んで来る。風を切る音が聞こえた。

 

ザシュ!

 

真「うぐっ!!」

 

しまった、下半身に注意を向けてなかった。

左足の太ももにかする。結構深かく切っちまった。

体がふらつく、だが耐える。

 

数は減ってきてるがまだ飛んでくる。

右、左、屈む、右、右、左、ジャンプ、左、右。

なんとかひいひいの体でかわし切った。

ヤバイ、やられっぱなしだ。

どうにか出来ないか? その時、俺の頭が覚醒した。

 

真(ナイフが飛んできているのになぜ人の姿が見えない? ここにナイフを飛ばすような機械が仕掛けられて るようには見えないな……ってことは必ず人が投げていることになる。姿は見えないが俺を見て投げているのは確かだ。俺を目で追っているんだ、何か対応策は……あるじゃないか!!)

 

※考えた時間約10秒。

 

腰につけてる閃光手榴弾を手に取る。

霊夢に見せるとコクンとうなずいた。

何をするのか分かってくれたぜ。

ピンを抜き、こっそりと落とし、素早くゴーグルをつける。

『あの人』にばれないようにな。

 

あとは頑張ってナイフをかわす。

 

真「8、7、6……」

 

口ずさみながら避けていく。

ジグザグに動きながら霊夢側の通路に戻っていく。

 

真「3、2、1、」

 

 

真「今!!」

 

バアアアアアアアアン!!!!

閃光手榴弾が炸裂し、ゴーグルを掛けても眩しい光が見える。

 

?「キャア!?」

 

霊夢ではない声が聞こえた。

 

真「成功したか……。」

 

光が収まると真っ暗だったこの部屋は明るくなっていた。

そして部屋の真ん中辺りに人が立っているのが見えた。

 

?「っく、よく見破ったわね……。」

 

軽く微笑みながら答える。

 

 

真「自衛隊員なもんで。」ニコッ

 

 

 

 

 

伊「……暇だなぁ。」




やっと霊夢をだせた……。次回? あのお方と死闘ですよ。それでは!
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