ポケットモンスター 冒険の地図を広げて   作:名無しのポケモントレーナー

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やっとバトルです。相手はサブタイトルから分かったらはなまるあげましょう。

気楽に読んでいただけたら幸いです。


アサギシティ② 『シャキーン』

【2話】

 

オトクな掲示板

トレーナーズスクールにはトレーナーコースの他に高校進学コースやブリーダーコースなどがある。もっと専門的なコースがあるスクールもある。

 

~〜~

 

午後の実践。今日の内容はポケモンバトルだ。2人組を作ってその人とバトルと言われたけれど、大体そういうペアというのは決まっているもので、なかなか余ってる人がいない。少し恥ずかしいような、困ったようなそんな気持ちでキョロキョロしていると

 

「あの、ペア・・・空いてます?」

 

「あ、空いてますよ」

 

「相手、お願いしても・・・いいですか?」

 

「こちらこそ・・・」

 

目が合わせられない。別に彼女がメデューサだからとか、後光が差して眩しいからとかそういうのじゃない。でも、後者には近いかもしれない。ぼっちから救ってくれた女神様。なんてね・・・我ながら気持ち悪い、ひどい吐き気がしてきた様な気がする。そんなキャラでもないだろう。

 

やっぱり女子と目を合わせるのはちょっと恥ずかしい。そう思いながら少し顔を覗き込むと向こうも顔を紅くして自分の方を見ないようにだろうか、少し斜めを向いていた。

 

「よし、ポケモンの数は一体でバトルはじめてくれ」

 

先生のアナウンスで次々にバトルが始まる。

 

「じゃあはじめよっか。えっと・・・」

 

「ミカン・・・です。 よろしく、お願い・・・します」

 

消えそうなぐらい小さな声で言ってくる。

 

「よろしくね」

 

挨拶には挨拶で返すのが礼儀ってモノだろう。礼儀を大事にしない奴はトレーナーである前に人として失格だろう。

 

「「バトルスタート!」」

 

「シャキーン!来て!ネール!」

 

シャキーン!?彼女、そんなキャラじゃなかっただろ!?驚きを隠せないまま自分もポケモンを繰り出す。

 

「Come on ゴンタ!」

 

『バトルか?オレンジ!バトルか?』

 

「久しぶりの本気のバトルだよ、頑張ってね!」

 

『おうよ、勿論!』

 

相手はハガネール、こちらはフライゴンタイプの相性は良好。しかし、ハガネールの耐久と火力は馬鹿には出来ない。

 

「ふぇぇ・・・さっきの、虫じゃ・・・ない?」

 

「さっきの見てた?」

 

「窓 から見えた、から・・・す、すご、凄かったです!」

 

最後のところはかなり大きな声だった。かなり緊張しているのだろうか・・・

 

「ハハ、そりゃどーも。でも、バトルは手を抜かないよ」

 

「望むところ・・・です!ネール、まずは【うちおとす】!」

 

彼女のことが少しわかってきた。バトルが始まるとかなり饒舌になるようだ。

ハガネールは尻尾を地面に叩きつけ、その破片をゴンタに飛ばしてくる。

ゴンタの特性である[浮遊]を瞬時に判断して実行に移したのだろう。これは油断できない。だが、タイプ相性の有利はそう簡単に変わらない。空を飛べるというメリットを最大限に生かすのみだ。

 

「ゴンタ上昇しつつかわせ!」

 

「ネール、バンバンやっちゃってください」

 

ネールの攻撃は激しさを増し、飛んでくる岩の大きさもかなり大きくなってきたが、ゴンタも負けじと器用にかわしている。しかし、数も増え始めている当たるのも時間の問題だろう。ここらでアクションを起こさなければならないだろう。

 

「ゴンタ、後ろに回り込んで【火炎放射】!怯まず行け!」

『機動力を見せてやる!』

 

飛んでくる岩をバレルロールでかわしつつネールと距離を近づけ、そのままネールの背後に抜ける。ゴンタの調子も絶好調だ。

 

「ヒエッ!こっち来ないで!」

 

『当たるわけ無いじゃん』

 

ゴンタはミカンに当たる直前で急上昇し、急降下でネールの後ろを取りながら火を吹いた。

その攻撃はネールに直撃したが、その瞬間ーーー

 

「ネール、当てて!ネールならできるよ!鋼の強さを見せる時だよ!」

 

ネールは燃え盛る火炎の中で強烈なテールスイングを地面に放ち、岩をゴンタに激突させた。

 

「ゴンタ、大丈夫か!?」

 

ダメージはほとんど無さそうだが、攻撃の衝撃で飛ぶことが難しそうだ。まさかあのゴンタの火炎放射の中であれだけの動きを見せるとは思わなかった。迂闊だった。

 

「タクティクスその1。敵の機動を奪え、です」

 

オドオドとした印象だったが一度バトルが始まるとかなり強い。ハガネールの力をよく把握している。そして、こちらの力をかなり観察できている。

 

フエンのスクールの実技ではいつも3位以内に入ってたんだけどな。ジョウトのスクール生、強いぞ。

 

「次はタクティクスその3です!ネール、【穴を掘る】で移動しながら【氷のキバ】」

 

ネールがすごい勢いで地面に潜って地面を泳ぎ、大きな口を開けながらゴンタに迫る。さながら昔見たサメハダーが舟を襲う映画の様だ。

 

考えろ、考えるんだ。ゴンタへの【うちおとす】のダメージ自体は微々たるもので、【氷のキバ】は氷タイプの技で喰らえば大ダメージは免れない。対して、ネールは効果抜群の【火炎放射】を喰らっている。

 

答えは、出た。

 

ここは一か八か賭けに出る!まだメインウェポンは残ってるんだ、それを当てれば、勝てる!

 

「ゴンタ正面から受け止めろ!」

「ネール、噛み潰して!」

 

ネールがゴンタの足に噛み付いた。

よし!ゴンタの体力はまだある!

 

「賭けは自分の勝ちだね!ゴンタ、そのまま【大地の力】だ!」

 

ゴンタが尻尾を地面に叩きつけた瞬間、地面にヒビ割れが走る。これがゴンタの全力全開。

ヒビからエネルギーの光が漏れ始めてから一瞬の事だった。

 

地面が弾けた。

 

ネールの巨体が地面に沈む。【大地の力】、エネルギーを地面にぶつけて攻撃する技。地面タイプの技でもトップクラスの威力でゴンタの得意技でもある。更にハガネールには効果は抜群だ。

 

「はわわ、ネール大丈夫?・・・うん、お疲れ様」

ミカンはハガネールに労いの言葉を掛けている。言葉の一つ一つに優しさや思いやりを感じられる、きっとハガネールとの信頼は尋常じゃなく厚いのだろう。

 

「お疲れ、ゴンタ。ハイ」

ゴンタも頑張ってくれたので、好物のオボンの実をあげると

 

『わーい!やったー』

一気にオボンの実を食べると勝手にボールに戻って行った。

 

 

「ちょっと・・・変わった子」

 

「へ?」

 

「ゴンタ君、自分で帰っちゃうなんて面白い子ですね」

 

少し笑いながら言ってきた。そういえばさっき気になったことがある、その質問をぶつける。

 

「ポケモンと話せるの?」

 

ふと、さっき気づいたことを聞いてみる。会話の前後関係は無茶苦茶だが、気になったので聞いてしまった。

 

「オレンジ君も話してましたよね?」

 

確かに話しているように見えただろう。

 

「いや、雰囲気でそんな気がしてるだけだから、本当は的外れかも。自分のポケモン以外のは全く分からないしね。キミははっきり聞こえるの?」

 

「何を喋っているかは分からないけれど、会話しているのは分かりましたし、私も自分のポケモンなら、なんとなく言いたいことも分かりますから・・・」

 

自分のポケモンとの会話。強いトレーナーになる一歩だと言われている。それを可能にするには、自分のポケモンとの信頼関係を構築し、自分のポケモンのクセや細かな仕草を読み取り、性格を理解することが重要である。

 

「そう言えば、話し方、ハッキリした感じになったね」

 

「私、人見知りが激しくて、初めて会う人と話すと緊張しちゃうんですよね」

 

「あ、あと、『シャキーン!』って言うの可愛いかったよ」

 

実際かなり可愛いかった。どちらかと言えば驚きの方が大きかったけど、それを言うのは無粋だろう。

 

「わ、忘れてください!」

マトマの実もビックリするぐらい顔を瞬間的に紅く染めたミカンは、ドキッとするほど可愛くて、魅力的だった。

 

 

 

「はい、今日の授業はここまでです。気をつけて帰るように、解散」




☆二人組を作る
みんなのトラウマ

☆シャキーン
ミカンちゃんの可愛いところ

☆フエンのスクール
トップは基本あの人。オレンジ君も1位から3位の間をウロウロしていた感じ

気軽に読めて気軽に書ける文字数を意識して書いてます。今回はここで切るのがちょうど良さそうでしたので。

それではまたの機会に
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