全開のアンケートでは結果が出なかったのでライドウとペルソナを試験的に投稿します
これを見て活動報告のアンケートに参加していただけると嬉しいです
詳しくは活動報告を見ていただけると嬉しいです
それではどうかよろしくお願いします
悪魔が存在するって言われて、貴方はそれを信じることが出来る?多分悪魔なんて存在しないって言うのが普通だと思うけど、本当は違う。この世界には悪魔もいれば天使も妖精だっている、それに気付けないのは悪魔を見れる能力がないから。かつて人間は人らなざる者と手を取り合って生きていた。だけど今神や妖怪を信じない者がいる。その信心の薄さが人間から悪魔を見れる力を奪ったのだ。それでもかつては人間と悪魔は互いに共存しようとしていた、だけどそれを妨害した1つの事件があった
『白騎士事件』
謎のミサイルハッキング。そして世界から笑われたISの力によって救われた世界。人間はそれで良かったのだろうが、悪魔にとってそれは人間以上に大変な問題だった。ISの心臓部、ISコアには悪魔が実体化するのに必要な「生体マグネタイト」通称「MAG」が必要不可欠なのだが……ISコアはそれを多大に消費する。それによりMAGは激減し、悪魔は凶暴性を増した。天使達がバチカンを通じて全世界に警告を送ったが、人間はそれを無視した。ISで悪魔に対抗できると考えたからだ。それにより天使や精霊と言ったLOWの悪魔達は人間を見捨て魔界へと帰った。だが人間の負の念を好むCHAOSの悪魔は人間界に残り、ISの操縦者の抹殺や魂食いで存在を維持していた。最近多発している猟奇的殺人や、行方不明事件には必ずと言っていいほど悪魔が関与している。悪魔には悪魔でしか対抗できない、そして悪魔を使役し悪魔と戦う者達を悪魔召喚師「デビルサマナー」と呼んだ……
街外れの林の中で悪魔と対峙している少女がいた。青い髪と真紅の瞳を持つ少女の名は「更識楯無」数少ない現代の悪魔使いの1人にしてロシアのISの代表だった、楯無の隣には青い帽子を被った異形がいた。雪で出来た身体を持つ異形の名は「ジャックフロスト」人間の味方をする数少ない悪魔であり、妖精のジャックフロストは放たれた火球を喰らい吹っ飛びながら
「ヒホホー!タテナシーゴメンホー!」
火球によって身体が溶けながらも、自身を使役しているサマナーに謝るジャックフロスト。楯無と呼ばれた少女は手にしていた槍を地面につきたて、銀で出来た筒を取り出し
「戻ってジャックフロスト」
手にしていた銀の筒から緑色の光が放たれ、ジャックフロストを吸い込むと独りでに筒の蓋を閉じる
「がっははっ!小娘が随分とてこずらせやがって」
「イッヒヒ。若い女喰っちまおうぜ!」
森の中から姿を見せたのは馬の頭部を持ち斧を手にした悪魔「メズキ」地獄の処刑人の1人ゴズキと相方だ。そしてもう1体は「ウコバク」。ベルゼブルの使いとして存在する低級悪魔だ。本来ならこんな悪魔に後れを取らない、だが今夜はいつもと違っていた
「かっかか!若い女子か!食い殺す前に汚してしまうのも一考じゃのう。女として生まれたことを後悔させるのも面白いじゃろうなぁ」
四つんばいで林の奥から出てきた悪魔。全身に青紫の焔を纏った異形の巨人。紅蓮族でも上位の存在にして現代でも伝承が伝わっている悪魔「ムスッペル」だ。北欧神話で有名なムスッペルへイムに澄むとされる悪魔で、本来ならこんなMAGの薄いエリアに出現するような悪魔ではない
(しくじった!こんな事ならば1人で来るんじゃなかった)
手持ちの悪魔は皆行動不能になってしまった。それも当然、私の手持ちは銀氷・技芸が多く紅蓮属性には弱いのだ。舌なめずりして近寄ってくる悪魔達に生理的嫌悪感を感じた瞬間。背後の林の中から
「頭を下げてください!」
凛とした少年に声に驚き咄嗟に頭を下げると
タンッ!タンッ!!!
鋭い拳銃の発砲音が響く、それは私に手を伸ばしていたウコバクの額を打ち抜き、断末魔の悲鳴を上げさせる事も無く消滅させる。
周囲には金色の光りの粒子が見える
(破魔弾!?)
それは間違いなく破魔弾の一撃だった。破魔弾は悪魔にダメージを与えることが出来る、唯一と言っても良い武器だが、その数は少なく稀少だ。現代の悪魔使いで破魔弾を生成できる人間がいないのが原因だが、森の奥からどんどん放たれる破魔弾は溢れ出てきていた悪魔を次々打ち抜いていく
(一体誰が、10発5万もする弾丸をこうも乱射できるの!?)
破魔弾は悪魔使いの必須装備だが、10発5万と非常に高い。私は高くて持てないので、MAG加工を施した槍とISを併用して戦っている。話は逸れたが、普通はこんな勢いで乱射できるような武器ではないのだ。そんな事を考えながら弾丸の機動を見ていると
「はっ!」
黒い外套を翻し私と同年代に思える少年が森の奥から駆け抜けてくる。その顔は非常に整っていて、絵本から出てきた王子様と言っても十分通るほどのイケメンだった。外套から刀を抜き放ちムスッペルに切りかかる
「ちょっつ!?何して「『大人しくしておれ、小娘』
脳裏に響く声に驚き下を見ると黒い猫が私を見つめていた。いや猫じゃない……これってもしかして
(業斗童子!?)
何百年も前の悪魔使いの指南役でありお目付け役の使い魔だ。文献で見たことがあったけど実物は始めてみた。普通の人間にはただの鳴声のようにしか聞こえないが、悪魔使いにはちゃんと何を言っているのかが判る。
「小童が!消え失せい!」
攻撃が当たらないことに痺れを切らした、ムスッペルが刀を地面に撃ちつけ魔法を発動させる
【アギダイン】
私のジャックフロストを一撃で瀕死に追い込んだ業火が青年に迫る
「危な『余計いなお世話だ、黙っておれ小娘、所でお前も悪魔使いのようじゃの?ここはどこじゃ?帝都ではないようだが?』
帝都!?何時の時代の話を……と言うか、アギダインは人間が耐えれる魔法じゃない。慌てて銀筒に手を伸ばしながら
「助けなくて『必要ない。とっとと片付けろライドウ!』
業斗童子のきつい言葉を聞いた青年は涼しい顔をしたまま、自身に迫る業火を側転で交わし。着地と同時に間合いを詰め
「判っています。ゴウト」
「ぬがあ!?」
返事を返しながらMAGを込めた回し蹴りでムスッペルを蹴り飛ばす。ムスッペルは面白いように吹き飛び、尻餅をついてから即座に体勢を立て直し青年を睨む。私は業斗童子の言葉に驚いた
(ライドウ?……嘘。葛葉四天王!?でももう葛葉の血筋はなくなってもう居ない筈なのに!?)
大正時代に活躍していた悪魔使いの名門「葛葉一族」の四天王は襲名制でその中でもライドウの名は特別な名前だったはず。確か14代目が最強と言われていたが、突然行方不明になったと聞いている。そしてそれから数年後、悪魔に襲撃で滅んだ一族のはずだ
「ぬあー!人間の小僧如きが!!」
ムスッペルが振り下ろした剣を、後ろに飛んで回避したライドウは外套の下から2本の銀筒を抜き放つ。そしてそれは独りでに開きそこから悪魔を召喚する。眩いばかりのMAGの輝きと共に現れた2体の悪魔を見て私は思わず我が目を疑った
(え!?うそ……あの悪魔は)
一瞬我が目を疑った。ライドウと呼ばれた青年が使役したのは……私では到底扱えない強力な悪魔だった……いや悪魔と言うのは相応しくないだろう。ライドウが召喚した悪魔が力強く名乗りをあげる
「我が名は龍神 コウガサブロウ!サマナーの命によりその命刈り取らせてもらう!」
「英傑 ミチザネ。雷の神の裁きを受けてみるか?下等な神よ」
龍神コウガサブロウ。諏訪大社にて崇められている神霊だ、蛇の鱗と骨格を身に纏い2振りの刀を構えるコウガサブロウ。到底人間が使役できる悪魔ではない。
英傑ミチザネ。学問の菅原道真の荒ぶる魂の化身。金色の鎧を身に纏い全身に紫電を纏う神霊。当然ながら人間が使役する所か人間が使役される側の立場のはず
「ぬう!来い我が同胞よ!」
【召し寄せ】
ムスッペルが拳を打ち付けると、そこから炎が走り無数の悪魔が姿を見せる
(なんて数!?)
ライオンよりも1回り大きい2本の首を持つ「オルトロス」
全身に焔を纏った巨大な虎の「ドゥン」
そして白銀の身体を持つ巨大なライオン「ケルベロス」
紅蓮族でも取り分け強力とされる悪魔が群れで姿を見せた
「ぐわっはははははは!人間に使役されるような悪魔がこれだけの悪魔に勝てるかア!」
自身の勝利を確信し笑うムスッペルだったが、ミチザネのたった1回の攻撃でその笑みは凍りついた
「有象無象にサマナーの手を煩わせるまでも無い」
【真理の雷】
強烈な閃光が走ったと思った瞬間。耳元で業斗童子の声がする
『馬鹿者!何を呆けておる!耳を塞いで頭を伏せろ!』
その声にはっとなり。耳を塞ぎ頭を伏せた瞬間
強烈な稲妻の音が響き渡った。そしてそれに混じって聞こえてくる断末魔の悲鳴
「きゃあああッ!」
耳を塞いでいても頭に中に響き渡る轟音に思わず悲鳴を上げてしまう。耳を塞いでなかったら平衡感覚所か聴力を失ったかもしれないと思うほどの轟音。その音が収まってから目を開くと
(う、嘘……)
群れで居た悪魔は今の一撃で完全に消し飛び。目の前には巨大なクレーターが出来ていた。なんていう威力……ダイン系なんて目じゃない……最高の魔法だと思っていた、ダイン系でもあの威力は出ない。純粋に威力と使用者の魔力が違いすぎるのだ……ムスッペルも力の差を感じ取ったのか背を向けて逃げ出す、だがそれよりも早くライドウが仲魔に指示を出す
「コガサブロウ!ブフダイン!ミチザネはヒートライザ!」
「おう!凍りな!」
コウガサブロウが鋭く刀を振るうとあたりの気温が急激に下がる
【ブフダイン】
「ぎぎぎゃあ!?」
巨大な氷柱がムスッペルをムスッペルを貫き。凍結させるそれと同時にミチザネが印を結び
「行け!サマナーッ!」
【ヒートライザ】
赤い光りがライドウを包み込む。ブフダイン氷結属性の最強の攻撃魔法。そしてヒートライザは補助系魔法の最高峰全ての補助を同時に掛ける魔法だ。勿論そんな大魔法を使える悪魔は私の手持ちにはいない。良くてマハスクカジャとマハ・ブフーラが限界だ、居やそれ以上に
(あんな高密度のダイン系なんて始めて見た)
全ての魔法には単体と複数の2つの種類がある。その中でもダイン系は最高の魔法で使い手が少ない、ヒートライザはそれ以上に少ない。そしてコウガサブロウのブフダインは、私の知るブフダインよりも遥かに強力だった。そんな悪魔を2体同時に使役するライドウの実力に正直驚いた
「魔を祓え!赤刀葛葉ッ!!!」
裂帛の気合を持って放たれた一撃は、凍り付いていたムスッペルを頭から両断し消滅させた。辺りに途方も無いMAGが溢れ出す
(うっ凄いMAG)
私の許容量を遥かに越えるMAGに気分が悪くなってしまった。だがライドウは涼しい顔をしてMAGを全て吸収し、外套で刀の血を拭い鞘に収めながら
「ありがとう。コウガサブロウ、ミチザネ戻ってくれ」
「今度はもっと活躍できる戦場で呼んでくれ。余りに骨がなさ過ぎる」
「しかり、今度はより我にふさわしい戦場で呼んでくれ」
そう言いながら消え去る2体の神霊を見つめていたライドウは私を見て……ううん。業斗童子を見て
「すいません……ゴウト……後はお願いします」
『ご苦労ライドウ。今は休め』
そう言うとライドウはゆっくりと地面に倒れた
「えっ?ええっ!?どういうこと!?」
『やかましいぞ。ライドウはクロノスを名乗る魔人との戦いで精も根も尽き果てておる。それなのに貴様を助けるために悪魔を使役し戦った。既に限界なのだ』
「と、とりあえずライドウですよね?私の家へ運びますが良いですか」
業斗童子なら私よりも遥かに強い悪魔使いだったはず、敬語で言うと
『構わぬ。それよりもライドウが目覚めたら教えてくれ。ここはどこなのだ、我とライドウは帝都でヤタガラスの命を受けていたは
ずなのに。気がつけばここ、どういうことか皆目見当がつかぬ』
たった一鳴きなのに信じられないほどの声が聞こえる。その事に驚きながらも頷くと
『では任せる。我も寝るので後で起こせ』
そう言うと目を閉じて伏せてしまった業斗童子。私は携帯を取り出し家に電話しようとして
「なんて説明すればいいのかしら」
葛葉ライドウが現れたって説明すればいいのかしら?お父様とお母様になんて説明すればいいのか判らず。私は思わずその場で頭を抱えたのだった……
現代の悪魔使いと過去の悪魔使い。2つの悪魔使いが出会ったことによりこの世界は大きく変わり始めるのだった