お試し小説置き場   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回は「遊戯王」の小説を投稿したいと思います。閃いて書かずに入られなかった物で
多分遊戯王でも随一の人気キャラである「クロノス先生」を主人公で行きたいと思います。


遊戯王ARC-V 伝説の校長が行く TURNー1 

 

 

遊戯王ARC-V 伝説の校長が行く TURNー1 

 

車椅子に乗り海を見つめる老人。若い時は長身だったのか、車椅子がやたら小さく見える……

 

「……悪くない人生だったノーネ。とは言え皆さんを心配させているかもしれいノーネ……」

 

力の無い顔で笑う老人の名は「クロノス・デ・メディチ」かつて洋上の決闘者の養成学園「デュエルアカデミア」にこの人ありと謳われた決闘者であり、その人徳から理想の教師とまで言われたアカデミア歴代最高の校長といわれていた人物だ

 

「やっぱり見えないノーネ」

 

それは当然だ。アカデミアはこの岬からずっと先。肉眼、しかも老化のせいで落ちた視力では見えるわけが無い、それでもなお見に来たかったのだ……

 

(シニョール万丈目。シニョール丸藤……シニョール前田……シニョール剣山……セニョール天上院……セニョール早乙女……そして)

 

脳裏に浮かぶのは眩しい笑顔で笑う一人の青年の姿

 

(シニョール十代)

 

私の長い教師生活の中で彼ほど決闘を楽しみ、そして人をひきつける青年は居なかっただろう……

 

「本当に楽しかったノーネ……」

 

病気にならなければ最後まで私は教師としてアカデミアで教鞭を振るい、生徒に決闘とは何か?を伝えていただろう。今は満足に動かないこの身体がもどかしい……

 

(死期が判ると言うのは本当なノーネ」

 

もう判っている。私はもうここで死ぬと、だから最後にアカデミアを見たかった……

 

(……本当に悪くない人生だったノーネ)

 

ゆっくりと瞼を閉じようとすると

 

「探したぜ、クロノス先生」

 

「……シニョール十代?」

 

閉じかけた瞼を開くとそこにはあの時と同じ笑みを浮かべたシニョール十代が私を見つめていた

 

「今までお疲れ様でした」

 

「そうなノーネ。貴方みたいなドロップアウトが多くて困りましたーノネ」

 

酷いなあと笑うシニョール十代は私の隣に座り

 

「俺はクロノス先生に会えてよかったぜ。クロノス先生は俺の知る中で最高で最強のデユエリストだ。だから最後にもう1度だけ勝負しようぜ」

 

差し出される私のデッキ。もう使う事は無いと思っていた……私の相棒

 

「いいノーネ。最後の勝負ナノーネ!」

 

「そうこなくっちゃ!いくぜ俺のターンドロー!」

 

「何を言ってるノーネ!もう先行ドローは無いノーネ!」

 

「げえ!忘れてた!?」

 

「全くこれだからドロップアウトボーイは……」

 

心臓に悪いからもうソリッドヴィジョンは使えない。ただの昔のベンチの上にカードをおくだけの勝負……

 

「ふふふ。私のターン……磁力の召喚円LV2の効果……で手札の古代の歯車を召喚するノーネ。効果で……もう一体の古代の歯車を特殊召喚するノーネ……」

 

もう手札もうっすらとしか見えない……だけど……だけど……最後……まで……

 

(最後の最後で勝てるノーネ)

 

シニョール十代のフィールドはE・HEROフレイム・ウィングマンだけ……さっきのターンのサイクロンが効いてる……

 

「2体……の……古代の歯車をリリースして……古代の機械巨人を……アドバンス……召喚……ナノーネ」

 

「クロノス先生……」

 

「バトルなノーネ……古代の機械巨人で……フレイム・ウィングマンを攻撃するノーネ。この瞬間リミッター……解除で攻撃力2倍ナノーネ……私の勝ちナノーネ」

 

「ああ。先生の勝ちだぜ……」

 

もう目の前のシニョール十代の顔を見えないのが残念……だけど

 

「ガッチャ……楽しい……デュエルだったノーネ……」

 

最後にこれだけはいっておきたかった……本当に……楽しい人生だった……

 

「ああ……俺もだぜ……先生ッ!!!」

 

事切れたクロノスを前に十代は涙を流したのだった……最高の決闘者にして教師だったクロノスを見送ったのは、彼の生涯の中で最も出来の悪く……そして……最高の生徒だった……

 

 

 

 

そしてクロノス・デ・メディチは死んだ……

 

「筈だったノーネ……なんで若返ってるノーネ」

 

溜息を吐く20代後半の青年。それは海辺で十代と決闘をし、最後の最後で勝利したクロノスだった、そしてこの身体もクロノス……ただし

 

「なんでいきなり自殺しようとしてるノーネ!この身体は!!!」

 

半ばキレながら首に巻かれている紐を解き……

 

「ぜえ……ぜえ……冗談じゃないノーネ……」

 

何でか生きていて、そしていきなり死に掛けている事に高呟くのは当然だろう……

 

「まずは……状況確認ノーネ」

 

幸いにも手元に遺書があるのでそれにざっと目を通す。そこにはLDSの講師にもなれず、どこの決闘者養成施設の教師にもなれず絶望したとの件が会った……

 

(ふーむ……色々経験してますーが、これは極めつけナノーネ)

 

人形にされたり、異世界に放り出されたりしましたが、まさか別の世界の自分に憑依する事になるなんて……

 

「何年ぶりナノーネ?こんな非常識的なことに巻き込まれたのデスーノ」

 

(ううーむ……まずは落ち着くノーネ)

 

とりあえずお茶を入れてっと……それを飲みながら状況を整理する、今の私の中にはアカデミアの教師だった私の記憶とこの時代で絶望した私の記憶が混ざっている……

 

(死んだ私と死んだこの体が引き合ったのですーか?)

 

おカルトな話になるがその可能性が高い、しかしそれにしても100年以上先の未来で自分と同じ名前の子孫が居るとは驚きナノーネ

 

「デッキを見てみるノーネ……」

 

デイスクは私の知るの物よりもシャープで、カードを出すゾーンが無い。これは実体化のソリッドで出すので態々つける必要が無いからナノーネ……

 

(う、ううーむ……古代の機械巨人デッキナノーネ。しかもこれは)

 

私の使っていた物基本的には同じだ……どうしてと思いながら、机の中に手を伸ばし。手帳を見て

 

(納得したノーネ)

 

メディチ家の現当主に渡り鍛え上げられた「古代の機械」は私のデッキだった物だ、若干見慣れないカードが入っているのはこの時代のクロノスが入れたカードか、その前になるだろう……

 

(使い方は判るので問題ないノーネ)

 

エクシーズの「ギアギガント」が私のデッキのエンジンカードのようです……一通り状況確認を済ませ、溜息を吐く

 

(鮫島校長から譲って貰ったパワーボンドと古代の機械究極巨人が無いノーネ)

 

私が校長を引き継いだときに譲ってもらったパワーボンド。そして究極巨人が無い……これは家宝と呼ばれるカードになっているらしく、今の私では力量を認めてもらえず譲ってもらえてないらしい。この時代の私は傲慢でエリート気質なのが現当主に認められなかったらしい……

 

(なら譲ってもらうだけナノーネ!)

 

あれは元々私のカードと鮫島校長に譲ってもらった大切なカード。なんとしても手元に取り戻さなければ

 

「まずは!面接ナノーネ!!!」

 

今日の昼から最後の面接だ。かなり落ち目の決闘者養成塾らしいが、それがどうしたという!どこでも教師になれる、名門や有名なんてことは二の次。教師が考えるべき事は

 

「いつどんなときでも生徒の味方になる事だけナノーネ!」

 

どんな時だって教師は生徒の味方。そして教えを請う生徒がいるのならその生徒のために全力を尽くす。それだけ、それだけで良いのだ。名声なんて物は必要ない、生徒の笑顔。それだけが励みになるのだから

 

「さーて早速いくノーネ!遊勝塾へ行くノーネ!」

 

この時代の私はもう消えそうな所に行くのは嫌だと思っていたようだが、そんなのは私にすれば愚の骨頂ナノーネ!教師は生徒を選んではいけない。学ぶ気があるのならどんな不良でもそれは愛すべき生徒!……っと気合を入れたのは良いけど……

 

「まずは履歴書ナノーネ」

 

履歴書は前に面接の行った所で最後だったようなので、今は手元にない。それに……

 

「デッキの調整も少ししないといけないノーネ」

 

面接には決闘をしてもらうのは当然、決闘者の養成学校なのだから、大体は見慣れたカードだが、知らないカードも何枚かある。少し確認をしておくべき……

 

「じゃあ履歴書を買いにいくとするノーネ」

 

まずは履歴書がなければなにも始まらない。私はそう判断し、デッキをデッキケースの中にしまい。家を後にしたのだった

 

TURN2へ続くかも?

 

 

 

 




ARCーVで古代の機械が出てきて、これはクロノスが出たら面白いと思い。書いてみました、時間軸的には沢渡が出たあとにせっていしています。人気があれば連載するかもしれません
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