タイトルの正解は、この話を書いたときの作者のテンションでした。
…………………ふむ、転生できたようね。
さてここは、エレノアに頼んで作ってもらった洋館のエントランスホールみたいね。
……………エントランスホールの広さから考えて、この洋館はかなり大きいわね。
仲間を作るつもりだから広いことにこしたことはないのだけれど、この大きさは森の中とはいえ目立たないかしら。
目的のことを考えると、あまり目立つのは困るのだけど。
……………うーん、女神ともあろうものがそこのところも考えてないなんてことはないのでしょうから、どうにかできるはずよね。
なら、可能性としてあるのは…………
「私の能力…………かしらね」
なのだけれど面倒ね。
伝承や話に出てくるヴァンパイアの良いところを取ってと言っただけだから詳しくは知らないし、私のもっている全能力が分からないのが失敗だったわね。
まぁ、ある程度有名な能力なら予想がつかないこともないのだけれど。
そうね…………魔術、催眠、変身、吸血、支配、不死、身体能力強化、飛行、処女かどうか知る能力くらいかしら。
これだけ使えれば十分なのでしょうけれど、問題はこれらがどれだけのレベルで使えるかなのよね。
一度に確認するのは無理そうだから、今確認するならそうね……………洋館を隠したり、守れる可能性がある魔術、支配かしらね。
そうと決まれば、まず魔術から調べましょう。
とりあえず、今一番使いたい魔術は、何かあったときのための攻撃系統の魔術と、洋館を隠すための認識阻害の魔術ね。
でも、攻撃系統の魔術は練習する場所が無いからひとまず保留として、最初は認識阻害の魔術をやってみましょう。
…………とはいうものの、どうやって使えればいいのかしら?
転生する前の知識では、イメージすることが大切だとか、特殊な魔法円?魔法陣?が必要などと聞いたことがあるけれど、転生前の世界に魔法なんてなかったのよね。
だから、その情報が信頼できるなんて保証は無いわけなのだから困ったわね。
…………はぁ、悩んでも仕方ないし、とりあえずやってみるしかないようね。
〜二時間後〜
…………やっぱり面倒だったわ
でも、それなりの収穫はあったから良しとしましょう。
この収穫を忘れないようにもう一度おさらいしておこうかしら。
魔術を使うには、対象物、もしくは範囲を指定して、使いたい魔術をイメージして使うようね。
ただ、イメージを確固たるものにしておかないと、発動までに時間がかかりすぎるのは問題ね。
あと、認識阻害の魔術を使えるようになったあとに攻撃系統の魔術を使ってみたのだけれど、属性魔術(雷とか風とか)を使うときに、魔力を各属性に変換するのだけど、その変換効率に違いがあったのよね。
確認したものだと闇、雷、土が変換効率が高くて発動しやすかったわね。
反対に、光、水の変換効率は低かったわね。
たぶん、ヴァンパイアの弱点と言われている日の光と流水に関係しているんじゃないかしら。
まぁ、それらは今後の反復練習でどうにかできると思うからいいとして、さっさと認識阻害の魔術を張ってしまいましょうか。
〜十分後〜
…………完成ね
これで、洋館は私以外誰も認識できなくなったわ。
さて、認識阻害のことはどうにかなったから、次は支配の能力ね。
支配の能力は認識阻害が効かないか偶然迷いこんだ人のための迎撃用に使おうかしらね。
支配は、動物や天候を操れると聞いたことがあるわね。
だから、動物でも操って警備にあたらせましょうか。
例のごとく使い方は知らないけれど、どうにかなるでしょう。
〜七時間後〜
ふふふ、可愛いわね、名前どうしようかし…………………はっ!
つい時間を忘れてやってしまったわ。
でもこの子が可愛いからいけないのよ、えぇきっとそうに違いないわ。
おのれこの狼め、あとで…………なでてあげるから少し待っていてちょうだい。
………………こほん、それで支配の能力は、少し瞳にチカラを込めて対象を見ると一生支配できるようね。
対象は、天候、動物、植物、モンスター.etc
しかも、魔力をほぼ使わなくていいからとても使いやすい能力ね。
ほら今も、ちょっと遠出して捕まえてきたあの可愛い大きな灰色の狼をはじめ、人が五人位乗っても大丈夫そうな大きさの紫の炎を纏った鳥や、虎よりも大きくて全身が金色のサーベルタイガーだとか、明らかに意思をもって動いている巨大な植物などが目の前にいるわ。
その他にも、目の前にはいなくてもたくさんの動物たちが……………
……………その、あれね、今思うとやりすぎた感はあるけれど、まぁこれで警備は万全ね。
うん、きっと大丈夫よね、そうに決まっているわ。
だって、空を飛んでいる鳥を片っ端から炎で撃ち落としていたり、この森にたまたま入ってきたであろう人間を捕まえてきて、養分として吸収した後、本来とは違う意味で「見ろ!人がゴミのようだ!!」みたいな感じで、ミイラになって死んだ人間をどこか遠くに放り捨てているぐらいだものね。
だから大丈夫よ、HAHAHAHAHA。
…………………とりあえず、警備をさせるにもこの子たちは生きているのだから安定供給できるエサは必要よね。
今はいいとしても、後々誰も立ち寄らなくなったりしたら大変だものね。
よし、なら次はエサを…………ってあら?太陽が昇りかけているようね。
……………それと同時に身体がダルくなってきたわね。
私はヴァンパイアの良いところをとったヴァンパイアで、デイライトウォーカーとか言うものになっているはずなのだから、灰にはならないのだと思うのだけれど、致命的ではないとはいえ太陽には弱いのね。
…………こんな状態で活動して何かあっても困るから、今日はベッドを探してもう寝ちゃおうかしら。
〜一時間後〜
……………ベッドを探すのにこんなに時間がかかるとは……………
はぁ、もう疲れたわ。
………………このベッドふかふかしていていいわねー。
あー、……………そういえば…………お風呂……に入……………ってなかっ…………………………zzzz
〜駆け出し冒険者の街の冒険者ギルド内〜
「おい、聞いたか?」
「何をだよ?」
「知らねぇのか?
ミイラ事件だよ」
「…………なんだそれ?」
「おいおい、マジかよ。
今このギルド内じゃあその話で持ちきりだぜ。
…………まぁいい、知らねぇオメェに説明するとだな、なんでも近くのあのモンスターのいない安全な森に、なんかのクエストで明け方にしか咲かない花を取りに行った奴がいたんだ。
そのクエストはそこまで時間がかからないであろうクエストのはずだったんだが、そいつはいつまでたっても帰ってこない。
だから、何かあったんだろうとその冒険者と仲のいい冒険者たちがその森に探しに行ったんだよ。
そしたらよ、そこにはここら辺では見たことねー数種類のデケェモンスター達と、ミイラになって死んでいるクエストを受けた冒険者がいたってわけだ」
「なるほど、そんなことがあったのか。
だが、そんな話題になるほどか?
こう言っちゃ悪いが、ただここら辺では見ないモンスターに襲われて冒険者が死んだだけだろ?
冒険者がいつ死ぬか分からないことなんて分かりきったことなんだからそかまで話題にはならないと思うんだが」
「あぁ、たかが死んだ程度じゃあ普通は話にならんさ。
だが、さっきの話、おかしいとは思わんかったか?
モンスターは同じ種族ならまだしも、数種類の種族のモンスター達が群れるなんてことは普通はありえねぇ。
しかも、見た目力強そうなデカイ奴ばかりときた。
それこそ、魔王軍とかじゃあなければそんなの揃えれねぇってぐらいの奴らばかりらしいぜ」
「………そりゃ、ヤバくないか」
「安心しろよ、いやまぁヤバいっちゃあヤバイんだが、まだ魔王軍と決まったわけじゃあないし、たとえ魔王軍であろうとなかろうとクソ強いモンスターが来たんだろうってことは確定的な訳だからな、来月には国の首都から腕利きの冒険者や騎士達がここに来るらしいし、森以外にいるモンスターもどこかに身を隠してねぇから、森に近づかなけりゃあいいってだけの話だよ」
「なんだ、脅かすなよ」
「ハハハ、スマンスマン。
だが、この話を知れて良かっただろう。
マジな話、オメェも知らずに森に入ってたら死んでたかもな。
それに、森じゃねーところでも、もし見かけねーモンスターがいたら逃げろよ。
多分俺たちじゃいくら束になっても勝てねぇだろうからな」
解説
日の光と流水
ヴァンパイアの弱点。
日の光………一般的なヴァンパイアは浴びると灰になる。
流水…………流れない水なら大丈夫。
ただ、流水は渡れない・泳げない。
触るだけなら大丈夫。
その他にも弱点はある。
大きな灰色の狼、紫の炎を纏う鳥、意思をもって動く植物
オリジナルモンスター。
ちょっと遠出して捕まえてきたもの。
ちょっとは、人外にとってのちょっと。
人間と一緒にしない方が良い。
虎よりも大きく金色のサーベルタイガー
原作にいる初心者殺しというモンスターの亜種?希少種?二つ名持ち?なモンスター。
原作を知らない人のために初心者殺しとは、一言で言えば、猫科の猛獣。
虎やライオンをも超える大きさを持ち、全身が黒い体毛で覆われ、サーベルタイガーみたいな大きな二本の牙を生やしているモンスター。
作者の思ったこと
このオリ主って、神造じゃね?
神造吸血鬼ってヤバくね。
このすばの登場キャラって、残念なキャラが多いからオリ主も残念にした方がいいかな?
幹部クラスの奴らは無駄に強いがいるから、オリ主ちょっとくらい強くてもいいよね。