不思議な錬金術師と物語師   作:水甲

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かなりお久しぶりですみません
ソフィーのアトリエ2発売したので、ちょくちょくあげていこうと思います


第6話 ラッキースケベ

ルーシャと一緒にざわめきの森を探索して行く中……

 

「あ、これとか使えそうだな」

 

「あの……よろしいかしら?」

 

「何が?」

 

「先ほどから素材を集めているみたいですが……コハクは錬金術師ではないのに……」

 

「あぁ理由としてはリディーたちの分をある程度集めておこうと思って」

 

「なるほど……流石は婚約者ですわね」

 

お前までそれを言うか……

 

「それは子供の頃の約束みたいなものだろ…」

 

「でもあの二人はその事をずっと大切な約束と思ってますわよ。貴方は二人との約束を破るつもり?」

 

約束を破るか…そんなこと……出来るわけない。とは言え流石に二人同時にというのも難しくないか?

 

「破るつもりなんて……ルーシャ危ない!」

 

「えっ?」

 

咄嗟にルーシャを押し倒すと、地面に切れ目が入った。そしてそこには黒いカマキリみたいな魔物がいた。

 

「見たことないけど…絵の中の魔物なのか?」

 

だとしたら厄介そうだな。見たことない魔物だと、どれくらい強いのか分からないし……

 

「あ、あの……コハク?」

 

何故かもじもじしているルーシャ。どうしたんだ?

 

「何をしてるのかな?」

 

「ルーシャと一緒に行ったと聴いて、急いで追い付いたら……」

 

ゆっくり顔をあげるとリディーとスールの二人にマティアスもいた。あぁ追い付いたのか……と言うか二人は何で殺気を?

 

「おい、お前……こんなところですることじゃないだろ」

 

何だと思っていると、ようやく気がついた。そう言えばさっきから手に柔らかい感触を感じていたな。どうやら僕はルーシャを助けた際に胸を掴んでいたのか……

 

「………………今はあの魔物を…………」

 

「「コハクのバカーーーーーーー!!!!」」

 

スールに蹴られ、魔物とぶつかった瞬間、リディーがフラムを投げつけ……僕と魔物は爆発を受けるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いたた……咄嗟に盾を出したけど……いくらなんでも仕方ないだろ!」

 

「そっか~仕方ないか~」

 

「コハク~ロシアンルーレットやろうか?全弾装填で」

 

要するに死ねって言ってないか?

 

「ま、まぁ事故ということで今回は許しますが……次は……その////」

 

「ルーちゃんもコハクを連れ出した罰は後で受けてもらうからね」

 

リディー……何か黒いオーラが出てるけど……と言うか罰って……

 

「もう受けてるようなものだろ」

 

「ん?というとルーシャ嬢も例の呪いを?」

 

「あーうん、もしかして……3人も?」

 

「スーちゃんがね……」

 

「うぅ、あれはひどいよ……私、なにも悪いことしてないのに」

 

なんと言うか予想通りだったな。

 




とりあえず今回はここまで

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