ハイスクールD×D ~Black dragon emperor 黒き龍帝~ 作:緋色月下・黒龍帝のアリシア
中々とれない時間の中、少しずつ編集していき、やっとこさ出来ました!
「はぁ…」
大きな溜息をつき、私は鏡に映る自分を見て
どうしても喜べなかった。
普通なら、誰もが泣いて喜ぶはずのウェンディングドレス
それを着ていても、私は喜びを感じなかった。
だってそうでしょう?好きでもない男と結婚させられるし
何より私の気持ちを知らないで...いえ、やめにしましょう。
婚約を破談にしようとして、私はライザーと戦い敗北した
皆、私の為に必死になって戦ってくれた。
本当に…、本当に嬉しかった…。
でも…、逆に皆には申し訳ないと言う気持ちもいっぱいあった
私の為に戦い、傷付いて…、その結果が敗北。
本当に…、本当に申し訳がなかった…。
皆だけではない、彼だってそうだ
三上君には私達全員の修行を手伝ってもらったり、相談に乗ってもらったりと
彼にはいろいろと迷惑をかけた。
それでも三上君は嫌な顔一つせずに、私達の事を真剣に励ましてくれた。
それなのに私は…。
「はぁ…」
今日だけで何回溜息をついただろうか…
私は今まで、今日ほどの最悪な日を迎えた事なんてなかったからかしら…
どうして…こんなに…。
「リアスお嬢様」
「グレイフィア?」
「間もなく、ライザー様がお呼びになれます」
「そう…、ねぇ…グレイフィア、もしね、もし…、あなたが私とまったく同じ立場だったらどうする?」
「私がリアスお嬢様と同じ立場でしたら、素直に現実を受け止めます」
「…」
「ですが…、それはあくまで信じるべき人が居ない時での場合です」
「どういうこと?」
「それは時期にわかる事です」
グレイフィアはそれだっけ、後は何も言わなかった
時期にわかること…?何の事かしら…?そして信じるべき人…?
この時の私は、どうしてか彼の事が思い浮かばなかった。
約束をしたはずなのに…、この後、彼は約束を果たしに来てくれたと言うのに
どうしてだろう…、彼を見ていると、どうやったって届かない…、そんな存在の人なんだと感じた。
……
「ではご紹介しましょう!我が妃!リアス・グレモリー!!」
ライザーの紹介と共に、私は魔法陣から姿を現し
皆の前に立った。
皆の前に立って、始めに目に映った者達は眷属…
私の大切な眷属達だった。
朱乃や小猫に祐斗、そしてイッセー…
皆、決して喜んでいる顔ではなかった
むしろ皆から、申し訳ないと言う気持ちが伝わってくるような感じだった。
その中で、一番そう感じさせるのがイッセーだった
イッセーはずっと下を向いたまま、私を見ようとしない
それに、握り拳を強く作り、その手は少し震えている様にも見えた。
お願い…、そんな顔をしないでイッセー…
あなたがあの場に現れた時はビックリして、それをさらに禁手化にまで至った
私がライザーに捕まって、それを見てあなたは怒り
そして本気で私の為に戦ってくれた。
これほど嬉しい事はないと思った
あなたは本気で私の事を思ってくれて
最後まで諦めずに戦ってくれたのだから…。
そんな感じに、私は自分の為に尽くしてくれた眷属達の事を思っていると涙が出そうになり
私もイッセーと同じ様に下を向こうとした瞬間だった。
突然、会場の真ん中に魔法陣が現れ
そこから彼が…、三上君が現れたのだった。
「貴様…、貴様には招待状を送った覚えはないのだが?」
「君には貰ってなくても、魔王様からのご招待を受けてね」
「本当なのですか?サーゼクス様」
「そうだ、私が彼を呼んだのだよ、せっかくの妹の結婚式なんだ、何か余興ぐらいはほしいと思ってね」
私はまるで確認をとるかの様にお兄様の方を向いた
お兄様は、カリスマ溢れる顔で頷いた。
本当に彼は、魔王直々に招待されていたのだった。
いえ…、そんな事はどうだっていいわ
グレイフィアが言っていた事がようやくわかった
どうしてわからなかったのだろう…。
私達の事を真剣に思ってくれた彼が
約束を破るなんて事をする訳ないのに…。
「三上…君」
涙が出た
彼が来てくれたからってのもあるが
何より彼を見てすごく安心する自分が居たからだ。
「どうだねライザー君、ここは一つ、彼と二人で余興を見せてくれないか?」
「あの者と戦えと…?」
「何、責任は私がとるよ」
「…、いいでしょう、いずれあの男は殺すつもりでしたし、それが早まっただけの事」
「ならば早速始めるとしよう、三上君も構わないね?」
「構いませんよ」
彼を殺すと、魔王の目の前で言うライザー
いくらエクソシストを一人で壊滅させるほどの実力を持っていても、相手はフェニックス
レーティングゲームを行う前の時に、三上君はライザーに冷や汗をかかせていたけど
再生力が強いライザーを本気で相手するには荷が重いはず。
そう思っていたら、お兄様は三上君とライザーの二人をこの会場から移動させ
会場に映し出される二人の姿。
「お兄様!」
「大丈夫だよリーア、私が知る彼ならライザー君は手も足も出ないよ」
「えっ?」
あのライザーが手も足も出せない?
それにお兄様と三上君は、まるで昔からの知り合いみたいな感じの言い方だったし…。
私は、二人が映されている方へ顔を向けた
お兄様の言う彼を見ていたくなったのだ。
……
「あ、ありえん…、俺は上級悪魔なんだ…、フェニックスなんだぞ!!こんな…こんな…人間如きにぃいいい!!」
状況は圧倒的だった
あのライザーが、お兄様の言うとおりで手も足も出せていない
さらに三上君はと言うと、まるであの時、イッセーがなった禁手化と同じ
強いて言うならば、イッセーのは赤い龍だが、三上君のは黒い龍と言った感じだった。
その力は絶大的で、イッセーが見せた物とは比べ物にならない…
そしてどうしてか、私は彼のあの姿を見て、どうしても胸が苦しくなる感じを得ていた。
どうしてはわからない…、ただ彼のあの姿は、何故かもう見たくないと感じさせてしまうものだったから。
それにしても恥ずかしいわ…
三上君とライザーの戦いをずっと目にしていたけど
まさか三上君が私の事をあんな風に言ってくれるなんて思わなかった。
「彼女は気高い、王と言う立場であり、誰よりも眷属を思い、誰よりも眷属を愛する。その結果、眷属達は皆、彼女を思い、彼女の為に力になろうとする、だが、それはあくまで彼女が王であろうとした姿だ、本当の彼女は何ら変わらない、ただ一人の女性だ、普通に暮らし、普通に誰かの事を好きになり、そして幸せに暮らす、それが彼女の願いだった。君は、そんな彼女の弱い心を思ったか?知っていたか?」
これを聞いた時の私は、きっと顔が真っ赤だったでしょうね…
私だけじゃなく、これを聞いた会場の皆は
朱乃はニヤニヤとした顔で私の事を見、祐斗と小猫はさすがですと言った顔
そしてイッセーなんかはもう目がキラキラしてたわ
ついでに言うと、お兄様やグレイフィアは昔から変わらないなと言った顔だったわ。
「アブソリュートショット!」
「ぐぁあああああ!!おぉぉのぉぉれぇぇぇえええ!!!」
そんなこんなで説明しているうちにライザーがついに倒れた
いやもう…、最後なんかライザーが可愛そうになるくらいに派手なものだったわ。
ライザーが最後の最後で、とても大きい火球を作り出して
三上君へと放ったのだけどね、それとは逆に三上君はライザーの火球よりも小さい
まるで黒炎が纏ったかのような小さな球体を放ち、それが圧倒的な威力でライザーに直撃し
最後はものすごい爆発と共に終わったわ…。
そして、三上君が禁手化のまま会場に呼び戻され
彼もすぐに禁手化を解除するが、これは酷いと思わせるほどの沈黙が訪れたわ
まぁ、すぐにお兄様が沈黙を破ったのだけどね。
「お久しぶりです、ユウ殿…いや、フェネラル殿」
お兄様はそう言って、三上君の目の前で
地に膝をつかせて頭を下げた。
それを見たグレイフィアや、私のお父様やフェニックス卿までもが頭を下げていた
私はその光景がとても信じ難いものだった。
だって、私のお兄様やグレイフィアまでもが頭を下げているのよ?
現魔王と、銀髪の殲滅女王と称される二人が…よ?
だから私は、失礼だと思っても
二人は一体どう言った関係なのかを聞いた。
「あ、あの…、失礼ですが、三上君とお兄様は一体どういう関係で…?」
私がそう聞くと
三上君はこう答えた。
「俺とサーゼクス、そしてグレモリー卿やフェニックス卿とは昔からの知り合いだよ」
「それも私が小さい頃からのね」
「ち、小さい頃からって…」
彼はそう答えて、さらに付け加えるように
お兄様が小さい頃からねってと言った。
その後、現魔王の一人でもあるセラフォルー様が三上君に飛びついたり
三上君は疲れたから、詳しい話はまた今度と言い、それをお兄様はあっさりと承諾した。
そして、三上君は帰ろうとしたその時
「グレモリー卿」
「はい?」
「グレモリーさんの結婚だが、今回はなしにしてあげてくれないか?彼女は次期当主で、王と言う立場であっても一人の女性なんだ。好きになった人と結婚させた方が、彼女にとっても良き未来を得ると思うが」
「勿論です、今回のは私達が急ぎ過ぎたと反省しております。それでよろしいかな?フェニックス卿」
「勿論ですとも。私もあのバカ者にはまだ早すぎたと反省をしております」
お父様とフェニックス卿ははっはっはと笑い合い
三上君は最後に、私の方を向いてウインクした。
約束は果たしたよって言う意味のウインクかしら?
それからして10分後
私とライザーの結婚は破談となり、お父様は私にすまなかったと謝ってきたり
朱乃がいろいろとちょっかいをかけてきたり、後始末とかなんやらでいろいろあって大変だったわ。
それで、いろいろとあって
落ち着いた頃くらいから、お父様がお詫びとして何か一つ言う事を聞こうと言ってきたの
それを聞いて、私はちょうどいいと思ったわ
なんたって、彼の事をもっと知る為のチャンスなんだから
だから私は…。
「お父様、お母様、私、三上君と一緒に生活をしたいわ」
私はそう言った
彼を知る良い機械だと思ったから。
そんな私の願いに、お父様は何て言ったと思う?
お父様はこう言ったの。
「勿論だとも!行って彼の事をもっと知りなさい、そしてあわよくば…」
「あなた、そんなに急かしては元も子もありませんわよ」
「おっと、そうだったな…」
「行ってきなさいリアス、今は遠い存在でも、いつかはきっと、その人は誰よりも近い存在になるはずよ、だから諦めずに頑張りなさいね」
「はい!お母様!」
こうして、私は親から認められて
三上君のもとへと行くことになった。
今は遠い存在でも、諦めずに頑張れば
いつかはきっと、誰よりも近くに居る存在になる。
お母様が言った言葉を胸に刻み
私はさっそく自分の部屋に戻って、身支度をするのだった。
しかし、この時の私は知る由もなかった
どうして…、どうしてあの人まで付いて来るのよ…。
はい!今回はここまで!次回でお会いしましょう!
最近になって、左足の関節がこむら返りみたいな事を起こし
筋肉が硬くなって、伸ばせない状況に…。(まぁ病院行って、左足に6回くらい注射して曲げ伸ばしとかさせられたんですけどね!くっそ痛かったンゴ…)
でまぁ、結構痛くてですね、仕事にも差し支えて、さすがに…と思った訳ですよ
それで痛みを早くとりたいと言う事で出されたものが座薬…。
うん…、仕方ないよね…、即効性を求めるなら仕方ないよね!(入らないよぉ!!)
※脱字、誤字またはあの場面が違うなどの点が見られると思います(イッセーの友達の名前が片瀬になっているなど)
そう言った点が見られましたら、感想やメールにてメッセをいただけたらと思います!
ただ、場面につきましては、私なりに改変してるところがありますので、気になった場面が見られましたら、気軽に聞いていただけたらと思います!