魔法少女リリカルなのは Vivid Pure Light 作:ライジングスカイ
第6陸戦場でジークがバリアジャケットを纏い駆け抜けていると
「っと、君がうちの相手か」
赤を基調とした修道服に似たバリアジャケットを身に纏ったソネットがジークの前に立った
「ジークリンデ執務官、お手合わせお願いします」
「わざわざ一対一でうちと戦うやなんて、どういうつもりなん?練習なら後でいくらでも付き合うたるから………」
「それではだめなんです」
ジークの言葉を遮り自身の剣を構えるソネット
「あなた相手に一対一で勝ち目がないのは百も承知、それでも私は、今の私があなたにどこまで食いつけるのか、自分の力がどこまで通用するのか知りたい、強くなるために」
「理由あるみたいやね、眼を見たらわかるよ」
ソネットの真剣な眼差しにジークも構えた
「ええやろ、その代わり手加減はせぇへんよ」
「望むところです、行こう、フォルティシモ」
リエラの氷結魔法を躱し続けるヴィヴィオ
すると背後から巨大な炎に包まれた魔力弾が飛んでくる
「高町ヴィヴィオさん………シルヴィアが目標とする人」
ヴィヴィオが回避すると着弾した魔法弾の煙の中からアルマが姿を現す
「その力、私に見せてください」
そういって構えるアルマ
ヴィヴィオは小さく笑うと
「いいよ、相手してあげる、全力全開でね」
「どこまでいけるかわからないけど………頑張ろうね、ミナ」
「yes」
アルマの呼び掛けにこたえるのはグローブについたクリスタル
アルマが構えると同時に両手に炎を纏った魔法弾が形成される
アインハルトの攻撃を回避したアンジュが蹴りを繰り出す
腕を使ってガードするアインハルトだったがシルヴィアが続けざまに向かってきた
「リボルバースパイク!」
シルヴィアの蹴りがアインハルトの顔面に決まる
「Jet Zamber」
グラディウスの刀身に蒼い稲妻が走る
そのままカレルはリオに向かって切りかかるが
「なんのっ」
腰に差した刀のうち一つを手に取ると刀身に炎が
そのままリオはカレルの攻撃を迎え撃った
「バーストシューター」
炎を纏った魔力弾がヴィヴィオに向かってくる
ステップを踏んでいたヴィヴィオはその攻撃を最小限の動きで回避して見せる
「ソニックシューター」
更に最後の一発を回避した瞬間単発の魔法弾で反撃
アルマがそれを回避しようとするがよけきれず頬をかすめた
さらに次の瞬間にはアルマの懐に飛び込んでいる
「はやっ」
繰り出された拳を何とかガードするアルマ
「ヴィヴィオのやつ、楽しんでるな」
「そういうところ本当になのはさんの娘だなぁって思うよ」
アルマと打ち合うヴィヴィオを見てノーヴェとルーテシアはそんな話をしていた
「こうして模擬戦しているヴィヴィオを見ているなんだかうれしいんだよな」
画面の向こうではヴィヴィオのけりがアルマに決まった
「あいつは今でも、ストライクアーツが好きなんだって」
「打たれずに打つんじゃなく、魔法と格闘技のコンビネーションで攻めることで守る、打たせずに打つカウンターヒッター、ストライクアーツでの限界に行きついたヴィヴィオが自分で築いたスタイル」
持ち前のテクニックを活用した魔法と打撃のコンビネーション
とどまることのない攻撃で反撃の隙を与えない攻めのスタイル
「強いよヴィヴィオは」
ヴィヴィオの放った魔法弾が破裂しあらゆる方向からアルマに向かって降り注ぐ
何とかかわしていくアルマだったが回避した先にヴィヴィオが
「リボルバースパイク!」
けりが決まったかと思われた瞬間
「っと」
アルマに届く前に地面から伸びた氷でヴィヴィオの足が止められる
「バーストフレイム」
すかさずアルマが砲撃を放つ
煙に包まれヴィヴィオの姿が見えない
風が起きて煙が掻き消えたかと思うと
「アルマちゃんもリエラも、このくらいで決められると思ったら甘いよ」
あちこち焼け焦げてはいるもののなんてことない様子で立っているヴィヴィオの姿
直前でアルマの攻撃を防御していたようだ
「うぁ」
アインハルトの攻撃を受けたアンジュがレイヤー建造物に激突する
「ディバイン………」
飛び上がったシルヴィアが空中からアインハルトを狙うが
「覇王空破断!」
アインハルトの攻撃で体勢を崩され狙いを外してしまう
「覇王………」
バランスを崩し落下していくシルヴィアに向かっていくアインハルト
「断空拳!」
そのまま彼女の攻撃がシルヴィアを直撃
吹っ飛んだシルヴィアはレイヤー建造物に激突しがれきに埋もれてしまう
「惜しい………」
「ありがとう、ファビアさん」
座り込んだシルヴィアにファビアが回復をかけていた
回復に専念しながらシルヴィアは自分の手を見た
小さく震え大量の汗をかいている
「どうかした?」
そんな彼女の様子が気になったのかファビアが声をかけてきた
「アインハルトさん………すごく強かった、それにママも………」
「1on1の戦いなら慣れてる、あの二人は競技選手だったから」
そういってヴィヴィオとの連絡を試みながらシルヴィアを見るファビア
驚愕の表情から一転、瞳を輝かせて拳を握っていた
そんなシルヴィアを見てわずかに笑うとヴィヴィオと連絡を取る
「ヴィヴィオ、アインハルトがこっちに迫ってる」
「後衛攻め同士だと分が悪いよね」
ヴィヴィオの言葉に頷くファビア
「だから………
「うん、お願いね」
ファビアが箒を構えると彼女の体が光に包まれ次の瞬間にはヴィヴィオに代わっていた
「はっ!」
突然飛んできたヴィヴィオのけりを両腕で何とかガードするアインハルト
「クロの転送魔法ですか」
先ほどまで後衛攻めのために直進していたはずのヴィヴィオがいることに驚かないアインハルト
その理由をわかっていたからだ、ファビアが使ったのは対象と位置を入れ替える転送魔法
今後衛攻めを行っているのはファビアだ
「できればシルヴィアもいてほしかったけど」
ヘルゲイナーをリエラに向けるファビア
シルヴィアは近くのレイヤー建造物の中で回復に専念している
そして………
「魔力散布は十分………チャンスは一回」
物陰で様子をうかがうアンジュの姿
「こっちでもフォローする」
「だからアンジュ………」
戦闘しながらアンジュに連絡するヴィヴィオとファビア
「「スキを見て
「了解」
頷くアンジュの右手に白い光が集まっていた
「アンジュが姿を消した………どこかで必勝の一撃を狙ってる」
戦場にアンジュの姿がないことにいち早く気付いたのはリエラだった
「青組閣員に通達!自分のマッチアップ相手に集中しつつ十分に警戒してください!」
アイギスを掲げ通信でそのことを伝えるリエラ
「狙いはアンジュの
カレルと打ち合いながら問いかけるリオ
もちろん聞いても無駄な事は承知の上で
「それならいつ来てもいいように………」
リオが構えると足に稲妻が走る
スピードに乗りながらカレルに切りかかるリオだがカレルも同様にスピードアップした状態で迎え撃つ
コロナがゴーレムの腕をリエラに向けて放つ
リエラが防御魔法でそれを防ぐとロイスがすかさずリヴァイアスを構えた
「ポセイドンスパイラル!」
水がまきあがってコロナに向かっていく
空中のコロナはそれをうまくかわしていたが
「ウイングシューター!」
突如放たれた魔力弾が直撃する
振り返るとそこにはサマーラの姿が
「私もいる事忘れないでください」
「やるねっ」
すかさずコロナがブランゼルを掲げる
「それじゃあこっちも本気でいかなきゃ」
二体の巨大なゴーレムが姿を現し腕を鳴らした
隠れながら戦況を見ていたアンジュ
必殺の一撃のためタイミングを計っていたが
「バーストフレイム!」
巨大な魔力弾が突如飛来
慌てて回避するとアルマが突っ込んできた
「私相手に近接?」
「リエラさんにアドバイスもらいました、できるだけ距離を殺して
ゴライアスの攻撃をアイギスが受け止める
飛び上がったロイスが水を集めた
「ポセイドンウェーブ!」
ロイスの放った水の攻撃でゴライアスは転倒する
「
次の瞬間ロイスとリエラが強い重力によって動きを止められた
ファビアとコロナが空中から二人を狙う
「アイギス!」
「gear second」
空中に小さな盾がいくつも現れる
コロナの放ったゴーレムの腕による攻撃をそのうちの一つが阻んだ
「惜しい」
コロナが悔しがっていると後方から黒い魔力光に包まれたシューターが飛んできた
コロナはすかさずこれを回避する
「残念、当てられたと思ったんですけどね」
サマーラがいくつもの魔力弾を生成しながらコロナとファビアを見据えていた