魔法少女リリカルなのは Vivid Pure Light   作:ライジングスカイ

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wish:14 アンジュ・マーキュリー

ゴライアスと対峙するロイスとリエラ

手元でくるくる回したリヴァイアスを構えロイスが見据える

「アイギス!」

「yes」

リエラがゴライアスのパンチをアイギスで受け止めるとそこからどんどんゴライアスが凍っていく

「ポセイドンスピア!」

身動きの取れないゴライアスをロイスの水の攻撃が貫いた

 

「ジェットシューター・ストライクシフト」

サマーラの放った高速の魔法弾が次々コロナに襲い掛かる

コロナはその攻撃をかわすとゴーレムの腕をサマーラに向けて飛ばしてくる

が、サマーラもそれをたやすく回避する

「やっぱり空中だとそう簡単に当てられないか」

「当然です!あの頃はマスターと共に暮らすのが私の願いだった」

魔法弾でコロナを攻撃するサマーラ

コロナはゴーレムの腕でその攻撃を防ぐがサマーラはその隙に接近してきた

「ですが今は、強くなりたいと願うマスターの力になりたい」

けりでコロナを攻撃するサマーラ

コロナはその攻撃を何とかかわす

ゴーレムの腕は動きが大きいので今の間合いでは使えない

「いつか、マスターが空にやってきたとき、心から望んだ強さにたどり着いたとき、隣で共にはばたくのが今の私の願い!」

サマーラのけりがコロナに決まる

 

カレルとリオが高速移動を繰り返しながら何度も衝突していた

が、同じ条件だとやはりパワーで上回るリオに分があるよう

「っく」

リオのパワーに押され体制を崩してしまうカレル

リオはその隙を逃さず二本目の剣を手に取った

「絶招!炎雷龍皇剣!」

雷を纏った巨大な炎の剣を振るうリオ

「駆けろ!ソニックムーブ!」

カレルの体がその場から離れ一瞬稲妻のように見えるほど素早い移動を行う

無理な体制でしかも剣を避けるためジャンプしたので完全に体制は崩れてしまったが何とか受け身をとって持ち直す

「まだまだ!」

リオが二本の剣を構えながら突っ込んでくる

「フォトンスティンガー!」

それに対してカレルは魔力弾を放ち迎え撃つ

不意を突かれガードしきれなかったリオは空中でその攻撃をもろに受けてしまう

だが何とか立ち上がって再び斬りかかった

「まだまだ!いくよぉ!」

 

ヴィヴィオのけりを何とかガードするアインハルト

攻撃を受け止められたヴィヴィオの手のひらにはすでに魔力弾が

「っ!」

至近距離で炸裂した魔力弾がヴィヴィオを巻き込むことなく周囲に広がる

余波で体勢を崩したアインハルトにヴィヴィオがラッシュを仕掛ける

「さすがですね、そう簡単に旋衝破を使わせてはくれませんか」

「もちろん」

ヴィヴィオと組み合う形になったアインハルトの問いかけに笑顔でそう答えるヴィヴィオ

アインハルトには射撃魔法を封殺する手段があるのだがヴィヴィオの攻撃に翻弄され使わせてもらえない

「ですが」

パワーで無理やりヴィヴィオを押し返すアインハルト

「パワーなら私の方が上です」

ヴィヴィオの鳩尾に強烈な一撃をたたき込むアインハルト

 

アンジュと対峙するアルマ

「アンジュさんは少し距離の空いた格闘戦が得意………距離を潰して至近距離で砲撃をあてに行く」

掌に魔力弾を形成しながら突っ込んでいくアルマ

それを見たアンジュは離れようとするが

「させない!」

魔力弾を放ちながら接近を試みるアルマ

掌の魔力を維持しながらアンジュに向かっていく

 

「ノーヴェってばあんなことまで教えたの?」

「あれがあいつのスタイルには一番合ってるんだ」

アルマのスタイルは破壊力抜群の砲撃で攻めるバリバリの射撃型

それでもアルマは自身のスタイルに格闘技を組み込みたいといった

「高速生成した魔法弾を維持して叩きつけたり打ち出したり、スバルさんの技を参考にしたでしょ」

「まああいつ自身ストライクアーツよりシューティングアーツの方が伸びそうではあった、踏み込みとか体幹の感じとか」

嬉しそうにアルマの資質について話を始めるノーヴェ

長くなりそうだと感じたルーテシアは話を切り上げさせるため画面の方を見て回る

「あっ、ノーヴェこれ」

「ん?」

 

「楽しかったよ、君との試合」

ボロボロの状態で倒れるソネットを見ながら汗を拭うジーク

減少したライフは4分の1程度だろうか

 

「ソネットやられちゃったかぁ」

「ジークのやつ、容赦ねえなぁ」

それを見て苦笑するノーヴェとルーテシア

「ん?減ってるライフの量のわりにずいぶん疲れてんな」

「え?あら本当だ」

 

気を失っているソネットをじっと見るジーク

「ホンマによう頑張った、うちも思わず本気になってもうたからな、委員長!悪いんやけど回収してくれへんか!魔力使いすぎてもうた!」

同じチームで支援役のエルスに呼びかけるジークだったが

「逃がしませんわよ」

「おわっ!」

突然ヴィクターが振り下ろした斧を何とか飛びのいて避けるジーク

「ヴィクターやっぱりおったんかい!うちがその子と戦っとるの結構前からみとったやろ!」

「あら、気づいていたのね、てっきり夢中で気付かないかと思ったけど」

バリアジャケットのマントを外してソネットにかけるヴィクター

「その子と二人がかりやったらうちに勝てたんとちゃう?」

「そんな形で勝ってもうれしくありませんわ、それに彼女に失礼ですもの」

そういって振り返るヴィクターだったが既にジークの姿はなかった

「逃げたわねジーク!」

そのジークはといえば転送魔法でエルスのもとに戻って回復をかけてもらっていた

「うわぁ、ヴィクトーリア執務官カンカンですよ」

「あの調子やとこっち向けて神雷あたり撃ってくるなぁ、防げる?」

「正直微妙です」

困ったようにため息をこぼすエルス

 

ラッシュをかけアンジュを攻め立てるアルマ

だがアンジュはアルマの攻撃を最小限の動きで交わしていた

「巧い………さっきからずっと仕掛けているのに」

魔力弾を維持した状態の手のひらをたたき込もうとした瞬間

一瞬のスキを突かれアンジュにつかまれ投げ飛ばされてしまうアルマ

「くっ」

次の瞬間撃ち出された魔力弾がアルマに襲い掛かる

「まだっ」

片方の手に維持していた魔力弾を炸裂させて相殺するアルマ

「バーストフレイム!」

アンジュに向けて砲撃を放つアルマ

だがアンジュはその攻撃をたやすく避けて追撃にかかる

「この人まさか………」

何とかアンジュの攻撃を受け止めるアルマ

だが反撃に転じることができず今度はアルマが一方的に攻められていた

「この人もカウンターヒッター!?」

アンジュの攻撃がアルマの目前に迫った瞬間

「っ!?」

リエラがアイギスを使ってアンジュの攻撃を受け止めた

「大丈夫?今回復させてあげるから」

アンジュの攻撃を受け止めたままヒーリングをかけるリエラ

「ゴライアスは………」

次の瞬間大量の水がアンジュに向かってくる

「六課の訓練で何度も戦った相手だ、後れを取ったりはしない」

リヴァイアスを構えたロイスの言葉通り

二体いたゴライアスの一体は氷漬けになりもう一体は腹部を貫かれ完全に沈黙していた

「ここからが」

「私たちの反撃ですっ!」

無数の羽を飛ばしてコロナとファビアを攻撃するサマーラ

「そう簡単には当たらない」

「ポセイドンスパイラル!」

ロイスの水が渦を巻きながらファビアとコロナ、更にはアンジュを取り囲んだ

「いまだっ!」

「これを使えるのはマスターたちだけではないんですよ!」

すかさずサマーラが魔力を拳にためる

「ディバインバスター!」

黒い砲撃がアンジュ達飲み込んだ

「やったぁ!」

「………いや!まだだ!」

「いい攻撃だったけど………」

煙の中から現れたのはすっかりボロボロになったコロナとファビアの二人だけ

アンジュの姿がそこにはなかった

「命中確認をちゃんとしなかったのは失敗かな」

「しまった!逃げろ!」

コロナの言葉の意味に気付いたロイスが慌てて叫ぶももう遅かった

 

「ブリュンヒルデ、いくよ」

アンジュの目の前に魔力が集まっていく

魔力収束

周囲の魔力をかき集め自身の力とする力

本来ミッド式の技能であり近代ベルカ式には不向きな技能だが彼女は違った

「全力全開、この攻撃で決めるよ」

瞳に宿る白い輝き

アンジュの全身が高まった魔力に包まれていた

彼女は近代ベルカ式でありながらはじめから魔力収束の技能を持っていた

古代ベルカ時代、長い戦いによって命が失われることを悲しみ、戦乱を治め命を守るため戦い、志半ばで倒れた彼女の先祖

聖騎士アレキサンドラ・マーキュリーの力によって

「貫け流星!シューティングスターブレイカー!」

アンジュが魔力収束によって集められた魔力をその拳で一気にたたき出した

着弾した砲撃はそのまま巨大な爆発となり陸戦場を包み込んでいく

画面を開かずとも目視できるその威力にルーテシアとノーヴェはその場で立ち尽くしていた

「いつ見ても派手だねぇ」

「ベルカ式だから威力も半端ねえし、収束率とかはミッド式のがいいんだけど」

 

アンジュの砲撃によってほとんどが崩壊した陸戦場

白く大きな翼を広げたアンジュがそれを見下ろしていた

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