ヤンデレ系短編集。 作:異論反論は許すが無言低評価は許さん!
「○○さん、貴方が悪いんですよ?」
「私は貴方を見ているのに」
「貴方は私を見なくなった」
「あぁ…もしかして、私以外に好きな女が出来たとでも?」
「それならご安心を。名前さえ言ってくれれば…」
「すぐにその女を消してあげます」
「そうすればまた」
「私が貴方に誰よりも愛してもらえますよね」
………唐突ではあるが、今ピンチの可能性がある俺の自己紹介をしよう。
俺の名前は○○。まぁ名字は言わないが気にしないでくれ。
面白味も無い上にバラしたって損しかないからな。
この国はスパイ天国だし、個人情報を守れるのはやっぱり自分なんだよ。
さて、自己紹介もほどほどに俺の現状と俺の持つ手札を紹介しよう。
まず現状。
俺と相思相愛(だよな?)で最愛の人、レキに監禁されている。以上だ。
ただレキの瞳のハイライトが光が当たっていても見えない事からもはやヤンデレキと呼んでも差し支えないな。
まぁそれでもレキは最高に美しくて可愛くて愛らしいのだが。
ノロケはいい?そうか。
それでは俺の持つ手札………まぁいわゆる頭おかしい能力を紹介しよう。
【あとで壁に頭を打ち付けたくなるほど恥ずかしい台詞を製造する能力】
【勘違いを巻き起こす能力】
【キックに属性を付加出来る能力】
の3つだ。なお、先の2つはただの遺伝する病だ。
死んでも直らんとは兄の言。
まぁ、それでも3つ目は使い方を選べば大丈夫………じゃない。うっかりレキを傷付けてしまったら自殺物だぞこれ。
「○○さん?」
おっと、レキが困ったような声を出してるな…あぁ可愛い。
ってそんな事言っている場合じゃないな。まぁレキに関する事は『そんなこと』に含まれるとは思わないが気にしない事にしよう。
今はいかにして俺が浮気したと勘違いしているレキを納得させ、ここを脱し、そしてレキを喜ばせるかが重要だ。
レキを喜ばせるなら簡単だ。ただ一緒に居てくれればいいと前にレキが言っていたし、とにかく一緒に居ることがレキを喜ばせる事に繋がるのだろう。
って………それじゃ俺は逃げられねぇじゃねぇか!
ダメだ………俺にはレキを悲しませる様な事は出来ない………ぐぬぬ…
俺は滅茶苦茶葛藤した。もうなんだか色々ゲシュタっちゃうくらいに葛藤した。
その結果………
ごめんなさい無理ですすいませんでしたぁ!
うん、レキが愛しすぎて思わず真実を語ってしまいそうだ。
あん?真実って何かって?
いや、つい先日な?
友人『レキってさ、ずっとお前にべったりだよな』
俺『それが?俺困ってないし何か文句でも?え?』
友人『まぁ落ち着けって。いや、何も他意は無いんだが…流石に依存しすぎじゃねーかなって。お前離れもある程度させといた方が良いぞ?俺らの職業柄…』
俺『まぁ事故死率ぶっちぎりトップの職業だしな………』
ってなってつい出来心だったんです。
「へぇ…でも、私は○○さんを死なせませんし、死んでも後を追うだけですから問題はありませんね」
あるぇ?なんで俺の心が読まれて………まぁレキになら読まれても良いかなとは思うけど。
「顔に書いてあっただけですよ」
マジか。
………ってそれ俺の心を読んでるのと変わらなくないか?
ほら、どうせ顔に書いてあっただけと言ってもそれは慣用句みたいな物だろうし。
そう思っていると、レキが俺の顔を写した写真を見せてきた。
あー、本当に書いてやがる。
俺すげぇな。ある意味。人間じゃねぇよ。
「私は○○さんが人間じゃなくても大好きですよ?」
レキが愛しすぎてもう色々抑えられなくなって抱き付いた。ただしそこにR-18的要素は無い。
ーside友人…ことキンジー
丘目八木?という言葉をご存じだろうか。
まぁまとめて言うと………端から見ると全体を見通せるという事で良いだろう。
まぁ、余談だが聞いてくれ。
俺の友人がヤンデレ気味の彼女とのノロケを聞かせてきていい加減ストレスフルなんだが………そこに俺は一言物申したい。
まずだな…お前の彼女よりお前自身が一番ヤンデレな事に気付いてくれ。人の振り見て我が振り直せとは言わん。だが………せめて『ヤンデレは大変だな!(喜色満面)』だけはやめてくれ。
色々見ててイライラするんだよ………
以上!完!(やっつけ)
主人公がヤンデレじゃないなんて誰も言ってないからOKだよねってわけ。
とりあえず続かない。いつか似たようなのを投下する可能性は………微レ存。