ヤンデレ系短編集。   作:異論反論は許すが無言低評価は許さん!

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あえて言うのなら、どこまでも普通で普通な普通の子に異常な精神性を持たせず強すぎる愛だけを持たせたなら………なんて話(意訳:一般ピーポーな女の子が普通に節度や自重、その他一般ヤンデレが持たない物を持ったままヤンデレしたパターンだぜ!って話)


先輩の娘の様子がおかしい。(ごちうさ、チノ)

俺の先輩…の娘の様子が最近おかしい。

それが始まったのはこの前からだ。

確かほぼ同時期にココアちゃん(先輩の経営するカフェ兼バーでカフェの方のバイト&居候)が来たんだっけ。

あれか、百合百合しぃあれなのか。

まぁチノちゃん………あぁ、先輩の娘な?ってば昔から変な男に付きまとわれる傾向にあるっぽくて、前に世話になった上泊めて貰ってる手前手を出すにも出せない俺と先輩以外に対しての軽い男性恐怖症を患ってるもんなー。

正直チノちゃんを学校からの帰り道路地裏で無理矢理○そうとしたした奴には死んでなお苦しめと言う他ない。

ただソイツは現在一向に回復の兆しが見えない四肢の痛み、定期的な激しい吐き気、幻覚に苦しんでるようだけど。

 

そんな訳なのだが、俺としてはチノちゃんも安心できる相手が一人二人居ても良いかなーとは思うわけよ。

それに俺が居ちゃココアちゃんとイチャコラするわけにもいかんだろうしさ。

その上俺は無駄に痩せの大食い(先輩談。俺とどこかで飯を食うときはバイキング形式のとこか会計を別々にしないと絶対に割が合わないとよ)………いや、いつもはセーブしてるよ?だ。

んで、後押しのごとく最長で一月ほど全国を回る大食い全国大会がある。

さらにダメ押しで貯蓄も十分です。

「と、言う訳でちょい明日予選参加して来ますわ、先輩」

 

「………(大会の運営大丈夫か!?)」

 

これが予選前夜。どういう訳か女より女子力が高く、見た目も女っぽいと言われ密かに男女問わず人気のある先輩(男)に高確率で一月近く休む事になりそうな旨を伝えた。

ただちょっとテレビに出るかもしれないから宣伝よろしくだってさ。

流石は先輩。断らせない方法は熟知してるね。喋り方を変えて『お願いできるかな?』と声優顔負けの美少女声で頼まれると断れません。

故に俺は明日から本気で食う必要がある………ただ正直俺としても、昔うっかりセーブ出来ずにバイキングで出禁喰らった経験あるからな………ハハ………大会出禁とかなったら前代未聞だぜ。

この日はそのあと軽く雑談してから寝た。

 

 

 

やぁおはよう。

いや、午前10時だけど。しかも現在大会予選ちょい前だけど。

今日の朝、飯は食ったが微妙に腹が減って堪らない。

うん、久し振りに大量に食うから正直どれくらいでセーブすれば良いのか分からん。

まぁ大会だし、食い過ぎで出禁はねーだろ。

安心して食おう。

お、料理が運ばれてきたな………今回は近所のレストラン自慢の餃子(手書きのサイドメニューの中でもかなり雑に書いてあるが味は天下一品)じゃないか。

っておい、店主のおっちゃん!目が死んでる目が死んでる!

「それでは、予選開始前のインタビューをさせて頂きます………それではエントリーNo.1の○○さん!」

 

え?マジ?もしかしてこれキョドっちゃ駄目なやつ?

オワタ。俺大勢の前で喋るの苦手よ?

「あ、その、実はこの町にあるバイキング形式の店で出禁喰らってます」

 

俺は何を言ったものかと悩んだすえ、大食い自慢でもすれば良いのかと思いそう答えた。

だが………

「「「………」」」

 

チキショー時間が凍り付いたよザ・ワールド!ずっと俺のターン!

ねぇ、もういい?もうインタビュー終わってもらっていい?

 

………その後、インタビューは俺以外何事もなく終わった。回りからの視線が痛い。

なんかストレスで腹が減ってきた。空腹で死ぬ。

そう思っていると、先程までインタビューをしていた男性が俺たちの前に立って太鼓を叩きそうな棒を持っていた。

「そ、それでは予選、餃子30分大食い勝負………開始ぃ!」

 

俺の戦争(デート、だなんて読まないぞ)が始まった。

 

 

 

ー一月後ー

 

あー、なんかこの一月、数日ごとに大観衆の前で飯を食うとかちょっとストレスキツかったぜ………全力出せんかった。優勝したけど不完全燃焼って奴だわ………

まぁ、初期ミッションであった宣伝はしたし、とりあえずトロフィー持って帰りますかね………ってウェイ!?

なんかラビットハウス(先輩の経営するカフェ兼バーのこと)から黒いオーラが立ち上ってやがる。

なんかあったか?もしかしてココアちゃんとチノちゃんが喧嘩したとか?

ヤバい………二人が喧嘩すると仲裁に入れるの俺とリゼちゃん(バイトの子です)しか居ないし、リゼちゃんってば女なのに男らしすぎて『時には全力でぶつかりあった方が良いだろう』とか言ってるから………

俺は、立ち上る黒いオーラにビクビクしながらラビットハウスへ入った。

今は深夜だからバーで、幸いにしてオーラの真下である。

「な、なんかあったんですかね、先輩」

 

「ハハハ………まさか全て裏目に出るとはね………というか○○。今すぐ炎上爆発して死ね」

 

先輩がバグったぁ!こんなん高校ぶりだぞ!俺その時小学生だったけど!

てか先輩を先輩と呼んでるのって実は人生の先輩的な意味で………って今はそんな場合じゃない。

ヤバいぞ、先輩がこうなってるってことは相当に事態は深刻だ………

俺は、嫌な予感を覚えながらラビットハウスの二階へ進む。さて、正直言って出来ればオーラの発信源がティッピー(ウサギ)であって欲しいね。

ほら、目の前で甘いオーラ出されてキレたとかさ………うわぁ。

ダメだこりゃ。オーラはチノちゃんの部屋から発信されてるぜ。

ココアちゃんと喧嘩でもした…あ、でも部屋の前に死体が転がってるや。

えーと?血文字で『ヤンデ』と書いてある。なんだこれ?訳ワカメ。

まぁ、ココアちゃん時々錯乱するし?(現実逃避)きっとこれもそれさ。そうだそのはずだ。

 

よし、それじゃチノちゃんがうっかりココアちゃんと喧嘩して自己嫌悪モードだという前提の心構えで部屋に入ろう。

「チノちゃーん、入るぜー」

 

と、言いながら侵入。あえて言うとこれが俺のスタイルである。断りながら相手の意思は尊重しない。先輩になんどキレられたことか。

まぁ正確には断りを入れて不良の溜まり場へ不法侵入⇒やられて帰る⇒先輩キレるだけど。

さーて、チノちゃんはどこに………おや?何やら部屋の隅に青い塊が。

ってこれ俺の布団やん。

どうしてチノちゃんの部屋に。

いや待てよ?もしかしてチノちゃん、これにくるまってたり………

「な訳ないよな」

 

自分で下らない事を考えて自分で否定して塊の布団を剥いでみた。

するとなんという事でしょう。クールないつもの様子はどこへやら、目の光が無いチノちゃんが。

うぇ?なんかあった?

「おーい、チノちゃーん?帰ったぜー」

 

とりあえず意味もなくしゃがんで揺さぶってみる。

無反応………ならばっ!

いつものチノちゃんなら恥ずかしいのか子供扱いされるのが嫌なのか基本的に言葉の刃が飛来するような事をしてみよう(外道)

んじゃ、頭を撫でる………無反応?

えっちょっ、いつもこれで『ロ、ロリコンですか………』とか言われるのに。何故今日は無いの!?俺ちょっと心配になってきたよ!?

 

ぬぁ………なれば抱き寄せてよしよししよう。

これなら流石に反応するはずさ!(フラグ)

 

 

結論。チノちゃんによしよししたら『もっと…』とか言われたし抱き付かれたよ!うわぁい巷のロリコン達に殺されかねないや!

それはともかく、なんかチノちゃん顔真っ赤。

まぁ、こういう時ラノベの主人公とかなら『あぁ、少し体調でも崩したんだろうな』とか思うんだろうけど、俺は違うぜ?

これは………俺に惚れてるな(ドヤァ)

つまりチノちゃんが俺の布団にくるまってたのはいわゆる………あ、ココアちゃんのダイイングメッセージはあれだ、『ヤンデレ』と書こうとしたんだろ。

いやー、まさかチノちゃんが百合百合しぃのではなくて俺に惚れてたなんてねー。思わなかったわー。

「で、ちょっと腕疲れて来たから止めていい?」

 

「………駄目です。しばらくはこうしてて下さい」

 

だってさ。

アハハ、ヤンデレってこえー。逆らえねー。だがまぁ…悪くはねーか。




チノちゃんが病んでた理由。
実は主人公君は転生者だが転生したことを忘れたドアホ。
なんと常時弱いニコポを使っている(笑顔で悪印象を持たれず、かなり好印象を持たれるタイプのもの)上に近所の転生者仲間くんたちが『チノを誰かとくっ付ければココアとかリゼルートの開拓楽になるんじゃね?』とか考えた結果、転生者さんたちによるちょっとした薬物投与(弱い惚れ薬)、しれーっと『恋ってもんはな、それに気付いた時に行動に移さねぇととダメなもんだよ』とか言って思考を誘導したため。
予定では主人公くんを襲っちゃうくらいにするつもりだったらしいがチノちゃんが想像以上に自制心が高い子だったためお布団hshsしてたり若干ツンデレっぽくなった程度だった。
だが溢れる思い故に障気まで出してたのはご愛嬌。



ちなみにお父さんが男の娘なのは作者の趣味。
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