ヤンデレ系短編集。   作:異論反論は許すが無言低評価は許さん!

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どうでも良いが作者は前編と後編でタイトルを変えることがある。
ここ、テストに出ないよ。間違っても覚えないように。

ちなみになんかこんかいは筆が進んで仕方ない。なんでだろ。
戸塚ちゃんが天使だからか、それとも後編のヤンデレ戸塚が可愛くて仕方ないからか。
まぁ、今回はあくまでヤンデレ化の原因からですがね。


【前編】行き先不明の時で知り合いと会うと嬉しいということ。(俺ガイル、TS戸塚)

ある日の放課後のこと。

小学生。いわばガキ。ガキんちょって言うと微妙にレトロなガキ大将を思い出す。

前はこの頃いじめられていた俺としては陰湿な事をしてこないし何かと良い奴でもあるジャイアン的な野郎を所望したい。

少なくとも俺みたいにねじれ過ぎた根性ゆえに人生の時の流れすらねじ曲げた人間を生まないためにも。

 

………話がそれた。

しかしまぁ、10にも満たない子供ってものはどうして好きなやつに変なちょっかいを出すのやら。

確かに金髪少女は可愛らしかったが、囃し立てて騒ぐほどでもないだろう。

少なくとも俺であれば今の内に少し仲良くなっておいて将来養ってもらう候補にしておくだろう。

もちろん、俺はそれを今実行せんとしている。

確か今日の占いでは思い立ったがすぐ行動で吉と言っていたが、まさにそれなのかもしれない。将来的に。

しかし…どう話し掛けたものかね。

いかに小学生と言えど見た目同世代のやつに話し掛けるのは辛いぞ。

そうだ、ここは1つ俺のソウルドリンクに頼ろう。

マックスコーヒーに。マッ缶に。

あれを話題にすれば話し掛けやすいかもしれない。

幸いにしてポケットには朝たまたま拾った500円玉がある。

その時わざわざ交番にでも届けてやっても良かったが面倒でポケットに入れてたやつがここで役に立つとは。

ネコババになるが許せ、元の持ち主。

 

ガチャコンガチャコン

 

近くの自販機(この学校、何故か自販機が近くによくあるのだ)でマッ缶を購入………お、当たりだ。ならばここでもう一本。

意外にも予定より安く購入出来たな。

それじゃ話し掛けよう。

「なぁ」

 

さて、話し掛けている最中に考えることではないかもしれないのだが、何かを用意してから話し掛けるというとギャルゲーやらRPGのようだと思う。

人生を何かと他より経験しすぎて謎の視点を身に付けた俺からすれば人生はもはやRPG…しかもかなりのバグがあるクソゲー同然なのだがな。

「な、なに?」

 

さて、自分から話し掛けといて難だが、まずい。

やはりいくら生きようと俺は俺。人と話すのが苦手なところは変わっちゃいないか。

だがここで一押し。このマッ缶を消費しなければ面倒だしな。

「これ、やるよ」

 

そう言ってマッ缶を差し出す。

ところでずいぶんと前の話になるのだが、マックスコーヒーのCMにでも使えそうなフレーズを思い付いた事がある。

『人生は苦いから、コーヒーくらいは甘くていい』というやつだ。

今回はそれの映像にでも使えるんじゃないだろうか。

あれか、フラグってやつだったのか。

しかし、世界は狭いな。前の人生で言ったことが次の人生で最適なシチュエーションを見るとは。

まぁ、人生は普通一度きりだし、こんなことを思うのも俺くらいだろうけどな。

「あ………ありがとう」

 

さて、何かと前回の人生における俺の迷言でそれなりに行を埋めるような真似をしたわけだが、あれはただの前準備だ。

家族以外の他人と行事あるいは授業以外で話すのはこの人生に入ってから初めてだし、少しキョドりそうだからな。いわゆる緊張を解す一種のルーティーンだ。

「………」

 

「………」

 

だがしかし、やはりというかなんというか、一貫してぼっちな人生を歩んできた俺にはこんなときの会話の糸口が分からん………

そうだ。マックスコーヒーについて聞いてみよう。

そしてあわよくばあの台詞を糸口にして聞き出してみるか。

なに、相手は小学生。適当な事を言ってもあまり恥ずかしくはない。

それに、最悪マックスコーヒーについて布教出来れば良いのさ。

「それ、どうだ?」

 

まずは美味いか?ではなくどうだ?と聞いて感想を引き出す。

ここで美味いか?と聞くとくれた人に苦手と言えず美味いと言ってしまう生物なのだ。人間とは。

ソースは俺。この人生で3歳のとき好きでもないというかなんとやらな………大根を焼いただけのシロモノを伯母夫婦に食わされてそう聞かれた際、食事をもらっている手前というか母親の面目のために美味いと言わざるをえなかったことから。

「嫌な気持ちになったら悪いけど………結構甘いかなぁ」

 

お、これは期待していた反応だ。

正直微妙とか、不味いとか美味いとかだったら少し手間が掛かっただろうがこれなら一気にあの台詞を言える。

「そうだな。けど知ってるか?マックスコーヒーが甘いのはな?人生が苦いから、コーヒーくらいは甘くていい。なんて思いやりからなんだよ」

 

ちょっとドヤ顔気味で言ってみる。

高校生とかが言おうものなら変な目で見られるだろうが、小学生が言ったなら『マセてるなぁ』くらいで済むし、なんと俺の心に経済的か。

ただ、もう半分以上捨て身で言った筈の台詞はどうやらこの少女の純粋な心に響いたようで。

「ほんとなの?」

 

さっきまで元気なかったよな?と疑問型になってしまうほど食い気味に聞いてくる。

なるほど、どうやら人生がほろ苦いどころか濃縮ブラックコーヒーくらい苦いことをなんとなく察していたか何かだったのだろう。

だがしかし………ここで本当だと言ってしまってはこの少女に変な嘘を教え込んでしまうことになる。

多分きっと、この少女はそれを自慢気に誰かに言う気がする。

 

堂々とそれを言う少女は可愛らしいのだろうが、ちょっと純粋で疑う事を知らない少女に嘘を教え込むのは少し気が引ける。

とりあえず、引けなくなる前に嘘だと言っておこう。

「………嘘だ。俺が考えた」

 

そしてあくまで俺が考えたといい、誰が言っていたのかを固定する。

そうすれば………ってダメだ。なんだろうか、この少女なら俺が考えたということを言ってしまったら『なんか変なことを言ってる子がいた』的な流れで誰かに言ってしまうだろう。

しかし時すでに遅し。

少女は何故か目をキラキラと輝かせながら俺を見ている。

ヤバいな。これは完全に今考えたような事が起こる………

まぁ、良いか。幸いにして名前は教えていないし。

俺はその後、マッ缶を飲みきると同時に缶を近くのゴミ箱に捨て、適当に立ち去った。

 

ちなみに帰ってから微妙に黒歴史が暴かれた時みたいな感覚がしたのは言うまでもない。

それにしても、どういうわけだかさっきからあの少女とまたどこかで会う気がしてならない。

もしかしたら、高校辺りで会うのかもな。前回でも高校は出会い多かったし。

まぁ、きっといつかまた会う時があればこういうだろう。

『俺と付き合って(なおかつ養って)下さい』と。

………本気にするな。一厘くらいは冗談だ。




今回は初めてループものてきなアレに挑戦してみた。
二回目の人生を送る八幡はいじめられていない。ただしその代わりに戸塚がTSしてたりその戸塚がいじめられてたり。
ちなみにいじめの原因はただ、『オメー女のクセにボクとかwキモッw』という謎理論。小学生ならありえるんじゃね?って発想。



んで、こっら別題。
実はこのループには元ネタがある。
それはまぁ、察することが出来たらもうニュータイプとしか言い様がないようなくらい分かりにくい。
ヒントとすれば、ただ元ネタはもっと世界観殺伐としてますがね!ってこと。

あ、忘れるとこでしたが次回は高校生編からスタートです。
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