ヤンデレ系短編集。   作:異論反論は許すが無言低評価は許さん!

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いやー、まさかこんな事になるとは。
良くある前後編にまとめる筈が中編も付いちゃったパターンだなんて………こりゃ中編2もありえるかもね。無いけど。どうせまた時間飛ぶし。

てなわけで今回は本家でもあったような作文的なあれからスタートです。
短いのは仕様だし下手なのも仕様だ、作者には作文は………無理なんだよぉ!


天使はどうやっても天使であり、ボッチはどうやってもボッチ【中編】

例えばここに幸せというものがあるとする。

ならばそれはどんな形をしているだろうか?

自分自身?好きな人?一体何なのだろうか。

だが、俺、比企谷八幡はこう考える。

幸せはカタチを持たない形を持つと。哲学的な答えにも思えるが、それはただ水などと同じく形を変える、ということである。

幸せ等と言うものは時が経てば形を変えるし、誰かを愛する事が幸せだとしてもその対象が変わる事もある。それにもしかしたら報われない想いを抱え続ける事を幸せだと思う者も居るだろう。

そう、幸せとは人それぞれの物であり、他人がその形を変える事は出来ないし幸せを奪う事も出来ない。

ならば、それは『一人で過ごすこと』を幸せだと思っていたとしても変わりはない。

つまり………

 

「俺がぼっちなのはそれが幸せだからです。それが俺の高校生活一年目の結論です。異論反論は許すが覆さない」

 

担任教師の平塚先生の前で堂々と言ってやった。

いやまさか、二度の人生で二回ともこの作文で引っ掛かるとは。まさかこんな書き方でも駄目なんてな。

まったく、どうやら俺は平塚先生のお叱りを受ける運命にあるらしい。

だが、あくまでこれは俺の見解だが………多分この見た目はキレイだし一部の人からは大好評な性格をしている平塚先生がモテなくて結婚出来ないのは、酒癖の悪さと片付けられないタイプだからであろう。

確か前回から今回に至った理由も、平塚先生含む何人かで進級祝いをかねた何かをしていたところ、無駄に頑丈に造られていた筈の建物がいつの間にか燃えているやら崩れ落ちて埋まるやら………だったんだよ。

何故か今はこんな二度目の人生を始めちまってるがな。

今回は奉仕部に入らず、あの事件が起こらないようにしようと思って違う作文にしたのだが、どうやら運命は変えられないらしい。

あぁ、もうこうなってくると癒し要素とかないな。

前回でやったみたいな事を言うのはなんか無意識に変な感じがするし、今回は新しく台詞を考えなきゃな。

ソースは俺。いくら良い言葉でも二度三度と使ううちに面白味が無くなっていくのだ。

「おい、今ちょっと前にすごく失礼な事を考えてなかったか?」

 

おっと、どうやらあのことに気付かれたらしい。女の勘ってのは恐ろしいもんだぜ。

「いえ、こんなにお綺麗な平塚先生か何故結婚出来ないのか具体的な理由を探していました」

 

とりあえず言い訳はこれで良いだろ。あまり嘘は含んでないしな。

先生は綺麗だ。そして結婚出来ない理由は………そうだ、ここでその理由を答えろと言われたら綺麗すぎるから、と言おう。それで多分二度目の奉仕部入りは回避出来る。

今回は奉仕部に入らない。そうすればあの事故は起こらないし、きっと誰かが死ぬこともない。

その代わり俺のボッチ人生は極限まで高められるのだが、それはこの際置いておく。

「ふむ、それでは私が結婚出来ない理由はなんだと思う?」

 

「先生が綺麗過ぎて近寄りがたいからでは?」

 

「嘘が見え見えだぞ」

 

チッ、バレたか。なら別の物を喰らえっ。

「先生のクールビューティーな見た目からは想像も出来ないほどのワイルドさとアクティブさに驚くからでは?」

 

意訳すると、見た目からは想像も出来ないほど攻撃が多く強引ってのが理由では?ということだ。

嘘は言ってない。

何せ今実際に殴られたし。

先生、体罰は今時大事になるんだぜ。

「比企谷、ところで1つお前に言っておく事があるんだが」

 

なんすかね。あ、でも前回の流れ的に奉仕部への勧誘?

これが別の部ならなぁ。あんなことが起こる部に入りたくも無いし。

「お前に勧誘が来ている」

 

「お断りします」

 

多分雪ノ下からだろうが、断固としてお断りする。

あの部に入れば死ぬ。というかアイツらも死ぬ。それだけはお断りだ。

「………戸塚という超美少女からだが」

 

………よし受けよう。マイエンジェル戸塚からの頼みなら断れないな。

まさか一人で過ごすうちに材木座を痩せさせるとどうなるかという実験のためやっていたテニスの腕前を知っていてくれたりしたのか?

なにそれマジ萌え展開。ラブコメだぜヒャッハー!

でも戸塚、男なんだよなぁ………正直何度か告白しようと真剣に考えかけたけども。

あ、でももしかしたらTSって可能性もあるな。

この世界炎の女帝と葉山が二人揃ってTSしてるし。

ただあの二人はラブラブカップル的な物になってるのは驚いたが。

まぁあれだな、俺様男子ってやつだ。リア充爆発しろ。

…話が逸れた。

「慎んでお受け致します。ところでその生徒…性別は?」

 

「何を言ってるんだ。女だよ」

 

TSキター!

ヤバい。これで告白しても大丈夫だそこれ。

あ、でも告白したところで駄目だな。俺好感度上げしてないよ。

こりゃあてーへんだ。これから少しでも印象を………

「ちなみに部活は奉仕部だ」

 

………え?

ホワイ?ちょい待ち?何故に戸塚が奉仕部!?

まずい。これじゃ俺の奉仕部回避作戦が………

いや大丈夫か、戸塚が居ると言うイレギュラーがあるからあの事故は起こらないだろう。

そうだ、きっとそうだ。

俺は自分をそう納得させると、平塚先生に敬礼してから職員室を去った。

もちろん、これはれっきとした回避行動である。

何せ………まぁイレギュラーを増やしとくに越した事はないってことだ。

例えば奉仕部入りを一人でやるとか。

残念なことにも奉仕部の部室の場所は覚えてるしな。

あぁ、あの毒舌が俺を待っている。

あ、これじゃ俺が毒舌が好きな変態に見えるな。

じゃあ言い直そう。

さぁ行こう、マイエンジェル戸塚が待っている。

これでよし。

 

 

 

さて、わずかに時間を飛ばしたような間が空いたが、現在奉仕部部室に俺はいる。

正直に言おう。なんてこったい。

まさか戸塚が小学生の頃マッ缶プレゼントしたあと何となくで駄弁るようになってた少女だったたぁね。

まぁそうか。良く考えりゃあの少女の紙の色も話し方も戸塚のそれだったし。声が若干違うような気がしたから気付かなかったがあれが戸塚だとは………うむ、悪くない。というか最高だ。

ただ、どうやら戸塚はいわゆる………あれだ、ラノベ等で良くある子供の時救ったら再会したときに惚れられてましたてきなアレ、だったのだ。

率直に言って嬉しくないわけはない。

だが………さっきから俺と雪ノ下が軽い口論もどきになるたびに目の光が暗くなっているのだ。

少し嫌な予感がする。

何故だろうか?

確か前にノコノコ動画でそんな場合にぴったりの単語を………思い出せん。

だが思い出せなくても嫌な予感は残っている。

どうしたものか。

ここは1つ、軽く戸塚と一緒に帰ってみる。というのはどうだろう。

いつもの俺ならそんなことはしないだろう。だが相手は戸塚だし俺の中の何かがそうするべきだと訴えるからしておこうと思う。急がばゴーストレート、である。

 

 

 

「ふふふ、まさか八幡とまた会えるなんてね」

 

「名前言ったか?」

 

「お、同じクラスだしさ、ほら」

 

うむ、何か今回のTS戸塚の特徴が掴めて来た。

そう、物凄く嫉妬しやすいのだ。

まぁそれも可愛いと言ったら終わりだが、とにかく嫉妬しやすいし嫉妬心が強い。

もしかしたら俺と雪ノ下の口論もどきを仲良くしてると見ていたのかもしれない。

これは誰かと話すとき細心の注意が………話す相手、居ないなぁ。

とにかくこの戸塚、可愛らしい特性があるんだがどうにも嫉妬心が強い。

ただ二人っきりだとずっと笑顔なので可愛い。凄く可愛い。

「まぁ、確かにな」

 

それにしても、戸塚がまさか俺の名前を知ってるとは。

俺の方は前回の記憶があったが、確か名乗った覚えも無かったし進級の時に名前が出てたの以外で誰も俺の名前を聞いてないだろうから実は結構前から知られていたのかもしれない。

うわ俺の情報力低すぎ。

まぁそんなことは良いだろう。とにかく今はこの戸塚と良好な関係を維持し、ハッピーエンドを迎えるのだよ!

マイエンジェル戸塚はどうやっても可愛い事に変わりないのだからな。

「でもさ、八幡が僕の事覚えてるなんてビックリだよ。嬉しいなぁ」

 

あ、ヤバい。今の仕種、戸塚以外がやったらあざといとかぶりっ子とか呼ばれるやつだ。でもそれが様になってるんだよなぁ…

おっと、思考が逸れる所だった。

それにもう家の近くに来てやがる。畜生なんでいつもは帰りが長いと感じるのにこんなに短くなってんだよ。

あれか、楽しいと短くてつまらないと長いもの、なーんだってクイズを親父出された事があったけどそれは事実だったのか。

ちなみにそれの答えは仕事だった。親父ェ…今の俺だから言えるがあそこまで小町に甘いのは会社で疲れてる反動なんだな…あぁはなりたくないぜ。

まずい思考が既に逸れてた。その上もう既に家に帰るまでの最後の別れ道だ。

とりあえずここは一言言ってみるべき………なのか?やったこと無いから良く分からん。材木座の場合お互いに家の場所を理解してるから聞くまでもない。って感じだったし。

「戸塚、俺はこっちなんだが、お前はどうだ?」

 

うし、なんとかキョドらずに言えたぞ。誉めてやろう。俺よ。

「あ、そうなんだ………それじゃ、また明日、だね」

 

ヤバい萌えた。なんだろ、最早小町と張り合っても勝てそうなくらい萌えたぞ。

そして俺と戸塚は反対の道を進む訳だが………

しかし、こんな何でも無いような筈の台詞を言ったことが無いとは、ある意味で俺も世界記録保持者なのかもしれない。主に世界一人生経験のある高校生的な意味で。

計30年越えとか普通ないもんな。

そのあとは下らない事を考えながら道を歩き、一分ほどで我が家に辿り着いた。

そしてその僅かにあと、小町がUMAでも見たかのような表情をしながら帰ってきた。

なんだ?

おかえりと言うついでに聞いてみたが、はぐらかされて何かは良く分からなかった。

 




どうでも良いけど感想欄にもう答えを当ててる人を発見してしまった。
まさかね………まぁ映画版有名だもん。
だがこの戸塚編の終わりは多分予想も付かないと思うけどな!
何せ作者の大好きな終わり方にするのは決定してるしさ。
そういう訳で次話が戸塚編最終話となります。ですが作者のリアルが微妙に忙しいため執筆時間が取れず、次回投稿は最速でも来週後半………とか言って来週前半に投稿したりする可能性もありますが、とりあえず来週後半くらいまでは期待しないでください。
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