ヤンデレ系短編集。   作:異論反論は許すが無言低評価は許さん!

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なんか評価の辛辣さに精神やられて書けなかったけど久しぶりにリハビリ投稿。
つーかサブタイのセンスねーなオイ。



あ、今回の七罪がどっちのバージョンかはお好みでお決めください。


ニセモノ(デアラ七罪)

聖書には七大罪ってのがあるんだと。

確か傲慢、怠惰、嫉妬、強欲、暴食、憤怒、色欲。

でもさー。聞いた話じゃ神様って産めよ増やせよ地に満ちよ?とかも言ってたよな。それって完全に矛盾じゃねーか……

「そう思うよな?七罪」

 

「なんで私に聞くのよ……」

 

そりゃ七罪とかいて七罪ですから。名前的にね。

あ、聞く奴がお前しか居なかったとかじゃないからな?決して。

「はいはい、分かってるわよ。貴方はちゃんと外と関わりを持ってますものねー」

 

そう拗ねるなって。

というか、別にお前なら外に出たところで普通に美少女が歩いてんなーとは思われても変な奴とは思われないだろ。

俺が保証しよう。

「……そう言って出たら毎回皿が顔面に当たってるわよ。絶対気持ち悪いと思われてるわ。あぁきっと私の顔が見たくなかったんでしょうね天使が使えたらアイツの目を消してやるのに……!」

 

「ていっ」

 

ネガティブに逸れすぎた七罪の思考を叩いて戻す。

出会った時からお前はいつもそうだ。ネガティブになって昔のことクヨクヨ考えて絶望してループに入る。

タイミングがズレると1日潰れちゃう俺の事も考えてくれよ。

「え?私貴方の1日を全部奪った事なんて……」

 

「8時間は立派に1日換算でいいと思うぞ」

 

何もしてないのにいつの間にかパニックになってて泣いてすがりついて来るんだぞ?

お陰で仕事も出来なくなったしさ。

「し、仕方ないじゃない!怖いものは怖いのよ!」

 

「……あ、お前の後ろにお化け」

 

「■■■■■■!?」

 

……なぁ七罪、とりあえず怖いものがあったら俺に抱き付くクセだけは直してくれ……俺も辛い。

お前はかなり軽いから受け止めても痛くないんだけどそれでもスピードによる威力の増加が含まれててだな……

「何よ!私が重いって言うの!?」

 

「そうは言ってない。ただちょっと素早くやられるとヒザに深刻なダメージがだな……」

 

ついでに言うと足首とか腰とか全体的にやられるしな。

まぁ俺としては、それが嬉しくないって訳じゃ無いんですけどね?

それに今だって十分進歩したもんな。

最初の頃なんて、目にも止まらぬ速さで近付いて拐ってたくらいだろ。

「そうだったかしら?」

 

あぁそうさ。

お前、そんでもってずっと抱き着いて離れないもんだから焦ったぜ?……あー、確か飯作らないとなーって。

「昔からピンチで考える事は同じなのね……」

 

……あぁ、そうだ。

今日はちょっと昔のこと思い返してみねぇか?

ほら、振り返ってみることも大事だって言うだろ?

「そうね、一応ずっと思い返してないと少しこんがらがってるかもしれないし」

 

そんじゃ決まりだな……今日は記憶を掘り返す事にしよう。

仕事は1日くらい休ませてもらったところで問題はあるまい。そもそも居ても居なくてもそこまで影響ないしな。

えぇと、確かこの生活に落ち着くまでの時って何してたっけなぁ……

なんか、今考えると無駄なことに努力して、挙げ句その結果すら奪われてたよう……な……

俺は、不意に自分を襲った激しい頭痛に思わず倒れてしまった。

なんだこれ……なんで昔を思い出そうとしただけで……

「だ、大丈夫!?」

 

やべ……あまりに痛くて意識が……

 

 

 

 

 

ーside七罪ー

 

なによ……なんでこんなことになってるのよ……

なんで、何もかも奪って無かったことにしたものが残ってるのよ!

せっかく十香たちの事も何もかも忘れさせて、私の事と一般常識だけ残して二人きりになったって言うのに……

なんで、こうなっちゃってるのよ……

  が倒れてから数時間。いまだに彼は目を覚まさない。

むしろこれから目を覚ますことは無いんじゃないか、そう思うほどに彼は一切の反応を示さない。

いつもなら抱き付けば何か反応があるのにピクリとも動かないし、それに呼吸すら時々止まっている。

いつも呆れながらも私を受け止めて撫でてくれた手も、動かない。

でも、心臓が動いているから死んだわけではないみたい。

ただ、私が壊した何かを思い出そうとして精神に負荷が掛かりすぎたんだ。

なんで?

……そういえば、彼との最初のデートはとっくに沈めたあそこでやったんだっけ。

私は私に関する記憶と一般常識以外を消したわけだから、もしかしたらそれでうっかり残っちゃったのかも。

なら、早急に書き換えよう。

もう天使は嫌な事が考えられなくなったから使いにくくなったけど、彼のためなら無理矢理にでも引き出そう。

「【贋造魔女】……!」

 

私は、もう何年ぶりになるかも分からない杖の感触を確かめると、彼の記憶に侵入し、書き換えを始める。

やることは本来なら難しくない。ただ……初デートの時の場所が別の場所だったということにするというのは、そんな記憶なんてなかった、として作り替えるのに比べて大変だ。

運が悪いと彼の記憶が欠けてしまうかもしれない。あぁ、狂ってしまうかも。

でも狂ったなら狂ったで構わない。そうすればもっと私に依存してくれるはずだ。

記憶が欠けたとしても、その程度なら私がその記憶を埋めてあげればいい。

代わりになるのは得意だったもの……昔から。

 

 

 

 

 

ーside  ー

 

俺が目を覚ました時、街はすっかり暗くなっていて、どうにも自分の時間感覚が狂ってしまいそうな予感がする。

しかし、俺はなんで寝ていたんだ?

昔のこと思い出そうとして、それで……なんだったっけか。




しばらくはこんな感じでちょっと投稿速度が鈍亀になりますがよろですわー。
次回?特に決めてねーぜ。しかしなんかやってない原作でやってみるのも楽しそうだな……ゲームとか捏造設定し放題だし。
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