非常識な日々   作:築地マグロ

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マグロでありんす。
・・・運って、なかなかいい方向に向きませんよね。今回はそんな常識を突き破った者達の物語です。


第15話「幸運の日々」

R「・・・じゃあ、行くぞ・・・?」

H「お、おう・・・。」

Rは震える指で、スクリーンに触れた。

R「・・・頼むッ!」

指を勢い良く手前に引き、指を離した。

放たれた虹色の球体が、龍の眼にはまった。

すると龍の口から、金色の卵が出た。

R「来いッ!来いッ!」

H「ぬおぉぉぉ!」

卵は左右に揺れ、二つに割れた。

そして中からは―

R「おぉッ!」

H「ぬお!」

[スーパーレア]という文字と共に、[長靴を履いたネコ]が現れた。

R「はい、売却ね。」

H「燃やせ。」

ハズレのモンスターを売り払った二人は今、引っ張ってアレする系のスマホゲームで、交互にガチャを引いていた。

H「次は俺だな。」

R「外したらタイキックな。」

H「フッ、俺の今日の運勢は1位だった。めざましテ○ビでな。」

Hが自慢気に語る。

R「へぇ。はよ回せ。」

H「聞く耳を持てよ・・・。」

Hが先程のRと同じ操作をする。

が、出てきたのは銀の卵だった。

R「・・・。」

H「・・・。」

R「ケツ出せコラ。」

H「待て!確定演出だってあるんだ!最後まで・・・」

演出は無く、ただのロボットが出てきた。

直後、Hの腰に強烈な痛みが走った。

 

H「いってぇ・・・」

R「あと二回・・・。」

Hの事には目も暮れず、Rは液晶画面と睨み合っていた。

両手を合わせ、神に祈りを捧げたところで、指を動かす。

龍の口から出たのは、残念ながら銀の卵だった。

R「あぁ・・・。」

H「あれあれー?おっかs」

Hの顔面に、理不尽な鉄槌がねじ込まれた。

Rが再びスマホに目を向ける。

R「・・・ん?」

そこには、最近話題になっている木属性のモンスターが映っていた。

R「・・・おあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?」

あまりの驚きと喜びで、Rはバク転を決めてしまった。

H「何が起きた?あと前が見えねぇ。」

顔が大胆に凹んだHはふらふらと立ち上がり、スマホの画面を確認した。

H「・・・おんぎゃぁぁぁぁぁぁぁッ!?」

Hも同じく、あまりの驚きと喜びで、床に頭を埋めた。

 

R「ついでだから、もっかい引いとくか。」

H「おう!今度こそ俺がh」

R「ほいっと。」

Rがスクリーンに触れた。

H「あの・・・」

龍の口からは金の卵が出た。

R「まぁ流石に二体目はねぇなww」

H「ははww二体目とかwwもう国際問題だろww」

と二人がゲラゲラほくそ笑んでいた。

すると画面には、先程の木属性最強キャラが現れた。

それを見た瞬間二人は、天井を突き抜け、空高く打ち上がり、縦横無尽に空を飛び回った。

 

それから二人が地上へ戻ってきたのは二時間後だった。




・・・マジでガブリエルほっしい。

ではさらば。
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