イッセーとは別の契約なのでミルタンは出てきませんにょ
とある日
オカルト研究部にて
「契約ですか!?」
「ええ、2人にはそろそろ契約取りをやってもらうわ」
兵藤の問いにリアス先輩がそう答えた。
「契約っつーと…対価にそいつの魂をとかそういうやつか?」
あれだよな、願いを三つ叶えるとそいつの魂を貰うんだよな。
あれ、それは死神だったか?
「いいえ、そういう漫画とかにあるようなのじゃないわ。願い…というか依頼を受けて、対価にお金や宝石等を貰うのよ」
「どっちかっつーと悪魔ってより何でも屋に近えな」
「まあ、そんな所ね」
「一体どんな契約なんです?」
兵藤がそう聞くと待ってましたと言わんばかりにリアス先輩は二枚の紙を取り出した。
兵藤に1枚、俺に1枚渡される
「今回は簡単な契約を受けてもらうわ、ちょうど2つ契約が来たからそれをやって貰いたいのよ」
なるほど、俺と兵藤は別々なんだな。
「とりあえず2人には契約者のところへジャンプする為の術式を朱乃に掛けてもらうわ」
リアス先輩がそう言うと姫島先輩が待ってましたと言わんばかりに俺と兵藤に手をかざした。
少し立つとリアス先輩が口を開いた。
「これで契約者の所へ飛べるはずよ。まずはイッセー、掌を出してちょうだい」
リアス先輩がそう言うと兵藤の掌に魔法陣のようなものを書き出した
「これは転移用の魔法陣を通って契約者の所へ瞬間移動するためのものよ。依頼が終わるとこの部屋に戻ってくるわ」
なるほど、キメラの翼みてえなもんなんだな…
「準備はいいわね?」
「はい!」
兵藤は魔法陣の上に立つと魔法陣が強く輝き出した。
「じゃあ、行ってきなさい!」
「はい!!」
こうして兵藤は契約者の所へ勢い良くワープ!!!
……………………
出来なかった
「…行けないわね」
「行けませんわね」
「行けねえなぁ」
リアス先輩、姫島先輩、俺の順にそう言った。
「イッセー」
「は、はい」
「残念だけど、あなた、魔法陣を介して依頼者の元へジャンプできないみたいなの」
「…え!?」
「魔法陣は一定の魔力が必要なわけだけど…。これはそんなに高い魔力を有するものではないわ。いいえ、むしろ悪魔なら誰でもできるはず。子供でもね。魔法陣ジャンプなんて初歩の初歩だもの」
「つまり、イッセー、あなたの魔力は子供以下。いえ、低レベル過ぎて、魔法陣が反応しないのよ。イッセーの魔力はあまりにも低すぎるの…」
「そ…そんなんアリっすかぁぁぁぁぁ!!??」
リアス先輩の言葉に兵藤は叫び出した
「…アリ以下」
「ぶはっ!」
小猫の言葉に不覚にも吹いちまった…だって兵藤の叫んだ言葉に合わせてくんだもんよ…そりゃ笑っちまうぜ。
「あらあら。困りましたわねぇ。どうします、部長?」
姫島先輩がリアス先輩にそう聞いた
「依頼者がいる以上、待たせるわけにはいかないわ。前代未聞だけど、足で直接現場へ行って頂戴」
「はい!って足!?」
兵藤はそう驚いた。
「チャリですか!?チャリでお宅訪問ですか!?そんな悪魔いるんですか!?」
ビシッ!と小猫が兵藤を指さした。
「兵藤…俺がバイクで乗っけてってやろうか?」
「マジで!?」
流石にこれは可哀想すぎっからな…乗せてってやるか
と思っていると
「ダメよ。京介も契約があるんだから」
「あ、そういやそうだわ」
「上げて落とすなら上げないで!?」
兵藤はとうとう泣きだした。俺のせいじゃねーと思うんだ。
「とりあえず京介も大丈夫か確認してみないと行けないわね」
「おうよ」
俺は兵藤と同じ様に掌に魔法陣のようなものを書かれた。
「うっし、俺は兵藤みてえには行かねえぜ!!」
「もう俺を攻撃するのやめて!?」
そんなやり取りをしながら魔法陣に乗ると辺りが一瞬で変わり始めた。
きずくと一つの家の前にいた。
…どうやら俺は成功した見てえだな。
「不思議なもんだなぁ…あっという間に景色が変わりやがったぜ」
多分この家の中に契約者がいるんだよな。
俺はチャイムを鳴らす。
『あっ、悪魔さん?どうぞどうぞお入りください!』
チャイムからそんな声が聞こえ、俺は家の中に入った。
中にいたのは1人の気の良さそうな男だった。
「あれ?いつもの悪魔さんではない?小猫さんは別用なんですか?」
「おう、今日はよ、俺が新人悪魔だから、一つ契約を任されたんよ!」
俺がそういうと契約者は嬉しそうに答える
「そうですか!いやぁ、最近小猫さん以外も相手して欲しいなぁと思っていたんですよぉ。あ、初めまして、私、風間と申します。」
「おう、で、俺ぁ何すればいいんだ?」
「ああ、そうですねぇ、こっちに来てもらって宜しいですか?」
俺は契約者に連れられ、一つの道場のような所に連れてこられた。
「ええと、見たところ強そうですけど、戦闘の心得はございますか?」
「戦闘?まあ喧嘩なら負ける気はしねえな」
俺がそういうと風間は嬉しそうに笑いだした。
「そうですか!それは楽しみですねぇ。いやね?私様々な武道を心得て居まして。やっぱり強くなると戦いたくなるでしょう?そこでいつもは小猫さんに相手してもらってるんですよ。戦車でしたっけ?良くわかりませんけど小猫さんは見かけによらずすごく強いですからねぇ」
よく喋るやつだなぁ
「でも、いつも小猫さんですと、変化がないので飽きてくるんですよねぇ。なので今日はすごく楽しみですねぇ。失礼ですがお名前は?」
「凪原京介だぜ」
「京介さんですか!よろしくお願いしますねぇ」
要は喧嘩相手って事か…はっ!おもしれえ契約じゃねえか!
「これは素手でやんのか?」
「普段は素手ですけどねぇ。素手にご自信が無いのでしたら武器を使っても宜しいですよ?」
「上等だ!相手が素手なら俺もステゴロでやってやんよ!」
「おお!なかなかいい性格ですねぇ。ですが、私、意外と強いですよぉ?」
「はっ!上等だ!楽しい喧嘩と行こうじゃねえか!」
「では、お手柔らかに…お願いしますよ!」
ドッ!
と、凄まじい音が鳴り響いた。
「おいおい、スゲエ蹴りじゃねえか!面白ぇなぁオイ!!」
俺は渾身の力が入ったフックを叩きつける
「いえいえ、それ程でも、京介さんもなかなかお強い」
「当たり前だろうが!天下の鬼島最強は伊達じゃあねえよ!」
風間の蹴りに合わせて拳を打つ!
拳に当たるだけで凄え痛え!
「凄え面白えぜぇ!風間さんよぉ!」
「いえいえ!こちらも思わず笑ってしまいますよ!こんなに楽しい試合は久しぶりですからねぇ!」
笑い合いながら殴る、蹴る、避けて打ちながらたまに受ける。
コイツ本当に人間か?一つ一つの一撃が重過ぎるぜ
だが手応えはある、俺の拳も通用してる!
ただ、ひたすら殴り合い、ただひたすら蹴り合う。
「これならどうです?天衝撃!!」
凄まじい威力の踵落としが防御を突き抜け俺を吹き飛ばしにかかる。
「舐めんな!オラァ!!」
俺は渾身のアッパーを入れる!
「ならば!虎連脚!」
凄いスピードの蹴りの雨が降りかかる!
「効かねえなぁ!!吹っ飛べ!!」
ドォォォ!!!
凄い轟音とともに風間は後方に吹っ飛ぶ…
「面白いですねぇ…受け身の大切さを改めて知りましたよ…では、大袈裟な技は辞め…基礎でぶつかって見ましょうかね!」
「どうでもいいから来いよ…もっと喧嘩しようぜ!!」
俺は拳を振りかぶる!
「隙だらけですよ!大振りな拳は投げのチャンスになりやすい!」
「やられっかよ!オラ!」
投げにかかる狭間に膝蹴りを打つ!
「ならば関節だけでも貰いますよ!」
ボキッ!
音がしたと同時に俺の右腕は持ってかれた。
「はっ!悪魔なめんな!骨折くれえならすぐ治るぜ!」
「そう来なければ面白くありませんからねぇ!」
「足元がお留守だぜ!」
ローキックを打つっ!
「やらせませんよ!」
風間は足を掴みにかかる
「甘えよ!」
ローキック打つと見せかけてフェイントを掛け、顎に向かって思い切り蹴り抜く!
「へっ!イイ感じに当たったぜ!」
「流石に早いですねぇ…人間とは大違いだ…どうやら脳を揺らされたらしい…私の負けです」
「っしゃぁ!鬼島最強は伊達じゃねえぜ!」
「まあ、お茶でもどうぞ」
俺はやりあった後風間にお茶をご馳走になっていた。
「サンキュ!」
「いやぁ、流石ですねぇ。貴方も小猫さんと同じ戦車というものなんですか?」
「いや、俺は戦車じゃねえぜ。」
「おお!ではご自身の身体能力だけで戦ったと!凄いですねぇ!」
「逆に今まで小猫と戦ってたんか?」
「ええ、素手でやり合うという契約に1番適していると言われましてね。私も最初は目を疑いましたよ!子供のように小さな子が凄まじい攻撃と防御をするのですから!」
「あいつはやべえよな!俺も最初メリケンで殴られたかと思ったんだからよ!…で、小猫とやってる時は勝ってんのか?」
「ええ、もちろん負けたりもしますが、体格の問題もあるのでしょう。今のところ勝ち越しています。同じ様な体格で負けたのは実は京介さんが初めてですよ」
風間は嬉しそうに答える
「しっかしアンタ本当に人間か?悪魔とあんだけやれるとは思ってもみなかったぜ!」
「ええ、まあこれでも鍛えてますからねぇ。並の相手には負けませんよ!私はこれでも天下の鬼島元最強ですからねぇ!」
「…え!マジで!?」
「貴方も天下の鬼島とか言ってましたがそうなんですか?」
「おうよ!鬼島最強よ!」
「おお!まさか契約で後輩に会うことになるとは!…鬼島最強ならそりゃ強いですよねぇ…あ、でも悪魔って事は今は鬼島には?」
「おう、まあ色々あってよ。今は駒王で悪魔やってんだ。」
「なるほど…まあ、鬼島は色々ありますからねぇ。私も何回転校の危機になったか覚えてませんよ…まあ転校させられそうになるのは鬼島最強の代々伝わる伝統のようなものですからねぇ」
「だよなぁ…」
「まっ、今日はありがとうございます!小猫さんには悪いですが、悪魔を呼び始めて1番楽しかったですよ!また是非指名させていただきます!」
「おお!マジか!」
「こちら報酬になります。今回は大分多めにさせていただきますので!またお願いしますね!」
「おう!またやろうぜ!」
こうして俺は元鬼島最強風間に認められ、無事契約を取れたのだった。
ちなみにそれを知った小猫にお得意様を取られたと拗ねられたのは言うまでもない。
そして我らが兵藤は……
「…なんか語尾ににょって付けてる筋骨隆々なガチムチコスプレイヤーと魔法少女アニメをひたすら観てた…」
と、目にクマをつけながらゲッソリとしてそう言ってたそうな。
はい、契約回です
ミルタン…出したかったんですけどねぇ…
イッセー出したせいで思い描いていた物語が!
ちなみに風間ですが、モデルとしたのはとある格ゲーのキャラです。名前は一文字変えただけです。なんて適当な()
まあ設定や戦い方は完全に違うので似てるのは喋り方と見た目くらいですけどね!