『ジリリリリリッ!ジリリリリリッ!』
「………」
『ジリリリリリッ!ジリリリリリッ!』
「うーん…」
『ジリリリリリッ!ジリリリッ』
「うるせえ!!」バコッ
『…………』
「…目覚まし時計が…」
俺、凪原京介の朝は、目覚まし時計を叩き壊す所から始まった。
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「…目覚まし時計は犠牲になったのだ…良い目覚めの犠牲にな…」
壊れた目覚まし時計をゴミ袋に入れ、南無南無と手を合わせる。ごめんな目覚まし時計…お前の事はきっと忘れない!他のを買うまではな…
俺は携帯で時間を確認する
6時50分。
よし、いい感じの時間だぜ。
今日は駒王学園への転入の日だ。気合入れて行くぜ!
「〜〜〜♪」
口笛を吹きながら俺は準備を開始する。
髪をオールバックにし、トップを立たせ、束を作る。うーん、我ながらいい出来だぜ!
制服を少し崩して着替え、愛用のサングラスを掛ける。
もちろんネックレス、ブレスレットなどのアクセサリーも忘れない。
これがオレ流だ。
パンを食べ、歯を磨き、マウススプレーを口に吹き、香水をつける。
大人の嗜みってやつだぜ。
こういうのが女子に持てる秘訣らしいからな!かれこれ3年くらい続けてて一向にモテないのはきっと気のせいだ。
着替えが終わり俺は学校からもらった紙を確認する。
持ってくるもの、筆記用具…どうやら筆記用具だけでいいらしい。
優秀な学校らしいのに持ってくものは適当なんだなぁ…
駒王学園と言えば、最近女子校から共学に変わった高校らしい。勉学、運動の両方に力を入れる、文武両道という校風だそうだ。
ちなみに、俺が転入する二年の代では、もう既に共学になっているそうだ。
前の高校は男子校だったからなぁ…俺に彼女が出来なかったのはきっとそのせいだ。駒王学園では絶対彼女作ってみせるぜ!
準備が終わり、時間を見ると7時5分。これなら余裕で間に合うぜ。
俺は家とバイクの鍵を取り、ヘルメットを用意する。
ヘルメットって嫌いなんだよなぁ…髪が崩れるから…
まあ崩れても目立たないためのオールバックってのもあるんだけどな!昔メチャクチャ髪盛ってホストばりにセットしたのにヘルメットで一気に台無しになってからオールバック一筋だ。
俺は炎が描かれたフルフェイスヘルメットを被り、これまた炎が描かれたバイクにキーを刺す。
マフラーから勢い良く轟音をだし、バイクは起動しだした。
流石俺の愛車だ、今日もいい音だぜ。
バイクに跨り少し吹かしてから俺は転入先の駒王学園へと向かった。
転校初日、どんな奴らが居るのか、楽しみだぜ!
はい、という訳で凪原くんの学園生活…はまだ始まらず、行く直前でプロローグは終わりです。
1話から学園での物語が始まります。