ハイスクールD×D 校則破りの気楽者   作:なと。

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皆様お久しぶりです。
この度携帯が復活しました。
なのでまた投稿を再開しようと思います。
ちなみに今回書き方を変えてみました。



20話『おいテメェ…人の喧嘩は邪魔すんなって教えられてねえのかよ』

京介達がファミレスで教会の者と協定を結んでから数日

駒王町 小道にて…

「あーあ…ダリぃッスねぇ全くよぉ…」

白髪の神父、フリード・セルゼンはそう呟きながら退屈そうに夜道を歩いていた。

コカビエルがグレモリーに戦争を仕掛けるため、戦争が始まるまで、もしくは計画の準備が終わるまで待機と言われたのだ。

「なーんで俺っちが待機なんだってのぉ。俺はただ殺し合いがしたいだけというのに…そうは思わないかい?新入り君さぁ」

フリードはエクスカリバーの一つを片手に持ちながら、一緒に歩いていた男に話しかける。

「…………………」

「ちっ、無視かよつまんねぇな」

何も言わずに歩いている男にフリードはイラつきながら歩き出す。

「しっかしコカビエルって言ったか?アイツもよく分からんなぁ…バルパーってオッサンも何かキモイし…まあボクチンは戦えればそれでいいんですけどねぇん」

「…ずいぶんと独り言が多いんですね」

フリードが喋っていると一緒にいた男が口を開き出した。

「おおっと、何だよ喋れんじゃん。つーか、そう言えばお前も悪魔なんだっけぇ?何か凄い珍しい神器持ってるんでしたっけぇ」

「…僕のは神器じゃあ無いですよ、それと…」

 

「悪魔如きと一緒にしないで下さい。反吐が出る」

フリードの言葉に男はそう反応する。

「おおっと。そりゃあ悪かったね。僕ちん反省」

(悪魔を嫌ってんのか…悪魔なのに珍しいもんだねぇ。ま、俺には関係ないけど。とりあえず今はエクスカリバーを…どうやって俺だけの物にするか…だよな。バルパーは俺っちが殺せるとして…コカビエルはどうしたもんかねぇ)

フリードはそう考えながらブラブラと夜道を歩き回る。

すると、フリードが身につけていた携帯端末が鳴り出した。

「んん?ああ、バルパーかよ…はいもしもーしフリード君でさぁ」

『フリードか、計画を進めるぞ、すぐに戻ってこい』

(計画…4本の聖剣を一つにってやつか)

「はいよー」

フリードはそう言って電話を切ると持っていたエクスカリバーを鞘に収納した。

「さあて新入り君、どうやら計画が進むらしいぜぇ、すぐに戻れってさぁ」

フリードがそう言うと2人はとある場所に向かい足を動かした。

 

駒王学園。

フリードと男は着いたのは良いが困っていた。

「…なぁ新入り君、あそこにいるのはもしかして」

「悪魔…ですね」

校門に悪魔らしき者が立っていたのだ。

(うーむ、どうしたものか…悪魔が居るってことはもうグレモリーって奴らとコカビエル達の戦いは始まってるって事や…そんな!俺っちだって戦いたい!よし!)

「あのー、すんませーん」

フリードは校門に立っていた悪魔に近づくと…

「え?…あ!貴方もしかしっ!」

ドサッ…

「弱っ!それでも悪魔かよぉ…何か生徒会の腕章付けてるけど、悪魔の癖に学園ごっこですかぁ…」

「…女性に容赦ないですね。」

「ま、俺っちだからねん。さて、行くわよー」

フリードと男は校舎に向かい走り出した。

 

 

「ワオ、何かエクスカリバーが!」

フリードは驚愕した。

何やら複数のエクスカリバーが魔法陣に祀られるように置いてあるのだ。

「フリード!遅いぞ!早くエクスカリバーを融合させるのだ!」

「うるっさいなぁ…言われなくともそうするっての」

フリードは堂々と悪魔達の前を通り過ぎ、自分の持っていたエクスカリバーを魔法陣に差し出す様にする。

 

すると、複数のエクスカリバーがフリードの持つ天閃のエクスカリバーに4本のエクスカリバーが吸い込まれていくかの様に融合を始める。

 

「ヒュウッ!融合完了っと!」

「ふふふ…ふははははははは!!成功だ!7本全てを融合出来なかったのは残念だが5本だけでも融合が出来ただけ良いだろう!」

バルパーがそう叫ぶのを横目にフリードは自身の持つエクスカリバーを試しに振ってみながら、コカビエル達と敵対しているという悪魔たちの方に目を向ける。すると目の前には…

 

 

 

「はぁ!!」

ガキンッ!

「おっと…どうしたんですかねぇイケメン悪魔君…いきなり斬りかかってくるなんて危ないですよっと!」

フリードは斬りかかってきた木場の剣をエクスカリバーで受けながら押し返した。

「そのエクスカリバーは破壊させてもらうよ」

「無理だね!なぜなら俺っちは今から君を一瞬で…」

木場の言葉にフリードが答えていると不意に後ろからーー

 

 

「豪炎!」

ゴォォォォォォォォォォ!!!

燃え盛る炎が打ち出された。

 

「おっとぉ!久しぶりじゃねえですかー!クソ悪魔!」

「よぉ…テメエとまた喧嘩できるとはなぁ…」

京介はニヤリと笑いながら右腕を構える。

「いくぜクソ白髪……っ!!」

しかし京介はフリードに攻撃をする事が出来なかった。

 

「おいテメェ…人の喧嘩は邪魔すんなって教えられてねえのかよ」

「悪魔風情が…舐めた口を聞くなよ」

フリードと共にいた男が京介を切りつけたのだ。

「はっ!趣味わりいフードなんざ被りやがって…上等だ!クソ白髪より先にテメエをぶっ飛ばす!」

「…来なよ。無様に負ける事を恐れないならね」

京介とフードの男はそのまま戦闘態勢に入った。

 

「…あーららぁ…クソ悪魔取られた…しょうがないからお前で遊んでやるよ。金髪イケメン」

「凪原君には感謝しないとね…これで君と一対一で戦える…」

フリードはエクスカリバーを、木場は魔剣を構え…それぞれ間合いをとる。

「本当はあのヤンキーと戦いたかったけどまあ…新生エクスカリバーの練習にはなりそうだから、良しとしますか…ね!!」

ガキンッ!

「あまり舐めてると…怪我するよ!」

木場は片手の剣でエクスカリバーの一閃を防ぐと、もう片方の手にもう一つの魔剣を創造し、フリード目掛け斬りつける。

しかしーー

 

 

「甘過ぎて吐き気が出る位遅い攻撃ッスねー」

フリードは木場の後にいた。

「なっ!」

「拍子抜けにも程があるでしょイケメン君」

フリードはエクスカリバーを構える。

 

「まあ待てフリード」

しかしそれを止めたのはバルパー・ガリレイだった。

「あぁ?バルパーのおっさんじゃん。今エクスカリバーの実験してるんだから邪魔せんといてー」

フリードはふざけた様子でバルパーに話しかける。

「うるさい!お前は少しくらい敬意を表せないのか!それよりもエクスカリバーをそんな乱暴に扱うな!」

バルパーはフリードに対して怒鳴り出した。

そんなバルパーを1人の男が睨みだす。

「ん?何だね?」

 

「バルパー・ガリレイ。僕は『聖剣計画』の生き残りだ。いや、正確には貴方に殺された身だ。悪魔に転生したことに生きながらえている」

木場はそう言って剣を構える。

「ほう、あの計画の生き残りか。これは数奇なものだ。こんな極東の国で会うことになろうとは。縁を感じるな。ふふふ……」

バルパーは物怖じせずに笑い出す。

 

「…私はな。聖剣が好きなのだよ。それこそ、夢にまで見る程に。幼少の頃、エクスカリバーの伝説に心を踊せたからなのだろうな。だかろこそ、自分に聖剣使いの適正が無いと知った時の絶望といったらなかった」

「自分では使えないからこそ、使える者に憧れを抱いた。その想いは高まり、聖剣を者を人工的に創りだす研究に没頭するようになったのだよ」

バルパーは喋りながら木場の方へ歩き出す。

「そして完成した。君達のお陰だ」

「何?完成?僕達を失敗作と断じて処分したじゃないか」

「聖剣を使うのに必要な因子があることに気づいた私は、その因子の数値で適正があるか調べた。結果、被験者どもの数値は適正に至らなかった。そして私はある結論にでた。『因子だけを抽出し、集めることはできないか?』と…」

 

「そして私は思いついたのだよ…因子だけを取り除き、結晶化させるという事をな!」

そう言うとバルパーは懐から結晶のようなものを取り出す。

 

「それが…僕の同志の因子…」

「そうだ。この球体はその時の物だぞ?三つ程フリード達に使ったがね。これは最後の一つだ」

バルパーは結晶を木場に見せつけるように腕を上げる。

 

「…バルパー・ガリレイ…お前は…自分の為だけにどれだけの犠牲を出したら気が済むんだ!」

「ふん、人は所詮…自分の為にしか動かないのだよ。これが現実という物だ…まあ、土産にこいつをくれてやろう。もう必要ないからな」

 

 バルパーは持っていた結晶を木場に向かって投げ捨てる。

 

「皆…」

木場は投げ捨てられた結晶を拾い上げる。

すると結晶から数人の姿が浮かび上がる。

それは木場と過ごしていた、仲間達…

「皆!僕は…僕は!……ずっと……ずっと、思っていたんだ。僕だけが生きていていいのかって……。僕よりも夢を持った子が居た。僕よりも生きたかった子が居た。僕だけが平和に過ごしていいのかって…」

木場は涙を流しながら仲間達にそう呟く。

すると、仲間達は何かを歌い始める。

 

「――聖歌」

 

 アーシアが、そう呟いた。

 

『僕らは、一人ではダメだった――』

『私達は聖剣を扱える因子が足りなかった。けど――』

『皆が集まれば、きっと大丈夫――』

仲間達は次々と、木場にそう語りかける。

 

『聖剣を受け入れるんだ――』

『怖くなんてない――』

『たとえ神が居なくても――』

『神が見ていなくとも――』

『僕達の心は何時だって――』

 

『1つだ』

 

その言葉を最後に、木場の仲間達は消えていった。

 

「ふん…茶番は終わったか?失敗作よ。」

バルパーは木場に向かって笑いながらそう言った。

しかし木場は怒りを出さずに立ち上がる。

 

「…今まで僕は…ずっと罪悪感に押しつぶされていた…僕のせいで彼らは消えていった。そう思っていたんだ。」

木場は立ち上がりながらそう呟く。

「でも…確かに彼らは消えていったけど…でも、僕の中に…僕の心の中に!彼らの想いは今も生きているんだ!」

木場の周りに光が溢れ出す。

黒と白の、二つの光がーー

 

「僕は…彼らの想いを受け継いだ…僕は…」

 

 

「仲間達を守るーー剣となる!!魔剣創造!!」

その瞬間ーー木場の体は二つの光に包まれる。

神器は想いで強くなる。

木場の想いはー凄まじく強くなっていた。

 

 

 

「禁手…双覇の聖魔剣《ソード・オブ・ビトレイヤー》…この力で…バルパー・ガリレイ…聖と魔を有する力…その身で受け止めるがいい!!」

木場は白と黒が交わる聖魔剣を構えーーバルパーに一直線に飛んで行く。

「なっ!聖と魔の融合だと!?そんなもの聞いたことがない…!フリード!私を助けろ!」

バルパーはそう叫ぶ…しかし

 

「もう遅い…これが…貴様に送る…断罪だ!!」

 

「ガァァァァァァァ!!!」

一閃ーー

木場の一太刀に…バルパーはなす術もなく、息を絶った。

 

「…仇は取ったよ…安らかに眠ってくれ…皆」

 

木場はそう言うと空を見上げる…力をくれた仲間達を想いながら…




はい、木場くん新しい力手にしました。
そして皆さんお気づきかも知れませんが三人称?にしてみました。
だってほら、今回京介空気ですから…
基本的に京介が空気の回は三人称にしようかなと。
そして大分設定が変わっていると思いますが設定ミスではありません。仕様です!
デュランダルとか出てねーじゃん!とか思った方!仕様です!次回出てきます!
フリードやられてねーじゃん!とか思った方!仕様です!
次回『フリード、死す!』それではまた、次の話で!

誤字や設定ミス等があれば報告してもらえるとありがたいです。
たまに勝手に設定変えたりしますが、純粋な設定ミスもたまにありますので、よろしくお願いします。
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