伊達政時 17歳/180cm
東京武偵校2年強襲科Sランク
面倒な事や巻き込まれる事を嫌い、右目を眼帯で覆っている。生まれつき脳にリミッターが無く怪力の持ち主だが、普段は力をセーブしている。寮暮しだが部屋の同居人は居なく一人で暮らしている。登校は車輌科、装備科の生徒と改造した武装バイク(ムスタング)でしている。
銃 違法改造スチェッキン。
刀剣 トレンチナイフ。
斑鳩椿芽 18歳/140cm
東京武偵校3年 装備科Sランク
ムスタングの武装担当。花楓の親友。身長の割にはしっかり者だが、やはり背の事で幼稚に見られてしう事は本人も気にしている。
皇花楓 18歳/160cm
東京武偵校3年 車輌科Sランク
ムスタングの整備担当。椿芽とは親友。口数が少なく、他人とは余り関わろうとしなく大の機械好き。かなりのマイペース。
隻眼の武偵
「政時君準備はいい?」
薄暗い特殊トレーラーの荷台で武装バイク[ムスタング]に跨る俺の耳に付けられたインカムから、女性の声が聞こえてきた。
「バッチリですよ斑鳩先輩」
「半径10kmは封鎖完了よムスタングが壊れてもまた作ればいい…けど君の命はもう作れないわ…気を付け頂戴」
今度は別の女性の声がインカムから聞こえてきた。
「了解ですムスタングも俺も無事帰りますよ皇先輩」
「フフッ期待してるわ…ターゲット接触まで約3分」
「政時君、花楓ちゃんもう一度ミッションについて説明すね」
ムスタングに設置されている小さなモニターに、今回のターゲットである黒いバンと人質の写真が写った。
「銀行強盗の犯人が現金と人質を乗せ、そのバンで逃走中だよ犯人の人数は運転手を含め5人で現在は東に逃走中、今回のミッションは人質の救、出犯人の生きたまま逮捕、奪われた現金の確保OK?」
「はい」
「分かってるわ…ターゲット接触まで40秒…それにしてもお腹すいたわ」
グゥ〜
皇先輩のお腹の音がインカムごしに聞こえてきた。
「ちょ花楓ちゃんこの状況で…でも確かにお腹空いたわね、そうだ!これが終わったら3人で何か食べにいきましょう!勿論政時君の奢りで」
「この依頼の報酬で…ですか?」
「かなりいい額もらえるんでしょ?ならケチケチしないの」
「接触まで20秒ハッチオープン…ラーメンがいいわ」
トレーラーのハッチが徐々に開き、風の流れが体を包む。そしてムスタングのエンジンをかける。
「花楓ちゃんラーメンって…もっと豪華な物にしようよ!?」
「ラーメンなら上手い店知ってるんで行きましょう」
「接触3秒前、楽しみにしてるわ…いってらっしゃい」
「わ、私はラーメンとケーキだからね!いってらっしゃい!!」
「了解!行ってきます」
トレーラーの真横をターゲットのバンが通ったのを確信し、アクセルを全開にしトレーラーの荷台から飛だし路面に着地し黒いバンを追いかける。最初は距離があったがそれも徐々に縮まっていき、今は5〜6m程だ。
「話して止まる様な輩じゃ無さそうだし…高速乗られたら民間人を巻き込みそうだから少し強引に行くか」
左側のハンドルの付け根にある赤いボタンを押すと、ムスタングのフロントの左右からMP7A1が出てきた。
「先輩達こんなもの付けてたんだ…」
ムスタングの装備に驚きながら、バンの後ろのドアを狙い撃った。しかし、バンは弾を弾き返した。
「なっ!?オイオイ…装甲車かよ!!」
呆気に取られているとバンの後ろのドアが開き、2人の強盗犯が銃を構えこちらに向かい撃ってきた。
「AK74だとッ?」
いくら武偵校の制服が防弾性とはいえ、防弾チョッキを貫通するAKを喰らえば致命傷になってしまう。
「チッ」
弾を避け脇道に入ると、慌てた様子の斑鳩先輩から通信が入った。
「政時君ッ大丈夫?凄い音したけど何があったの!?」
「大丈夫ですよ先輩、そんな事より奴らが乗ってるバンは装甲車に改造されててしかもAKまで所持してます」
「なっ改造車にAKぇ?なんで窃盗犯がそんないい装備を持ってるのよ?どうする応援よぶ?」
「平気です」
「わかったわ…信じてるからね」
そういい残し会話が終わる。
「アイアイ…」
狭い道を走っているとやがて大通りに抜け、バンより先回りする事が出来た。
「一か八か…」
道路を逆走させムスタングを走らせると、こちらに走ってくるバンが見えてきた。
「さぁ度胸試しといこうじゃないか」
バンとムスタングの距離が埋まっていくが、まだ両者とも避けようとはしない。
「なかなか肝が据わってるなぁ」
バンとムスタングが正面衝突するぎりぎりでバンの運転手が左にハンドルを切り、そのまま電柱にぶつかり動きが止まった。ムスタングから降り電柱にめり込んだバンに近づくとドアが開きAKを持った犯人が2人出てきたが、1人はフラフラしている。
「て、テメェ武偵校の生徒だな?クソッ良くも邪魔したな?」
まともに立っている方の犯人が銃を構えたのと同時にベルトのワイヤーを銃に巻き付け奪いとり、一回転しながらワイヤーを脚に巻き付け思いっきり引っ張り犯人を頭からこけさせた。
気絶したのを確認し2人目の犯人の水落目掛け拳を打ち込み、気絶させた。
「う、動くな!」
後ろのドアから3人目の犯人が銃を構えて出てきたが、体がやたらと震えている。
「あっ後ろ」
「ひっ」
見事嘘に引っかかり何も無い後ろを向いた瞬間に、延髄に手刀を食らわせ気絶させた。
「後2人…」
「そこまでだクソ武偵」
「ん?」
振り返ると犯人グループのリーダー格が、中学生位の女の子を抱き抱え頭に銃を突き付けている。
「なぁあんた落ち着こいう、その子は関係ないだろ?」
「うるせぇ!!もう金何てどうでもいい…務所入るのはゴメンだッお前のバイクを頂くぜ?車も運転手も役に立たなくなっちまったからな」
どうやら運転手は戦闘不能になったらしいが、現状はかなり不味い。犯人を逃がす訳にもいかずかと言って、人質の命も優先しなければならない。
(参ったなぁ…あの子が目を閉じてくれればフラッシュグレネードが使えるのに…)
そんな事を思っていると、少女が俺の心が分かるかのように目を閉じた。
(俺の心を読んだのか?まさかな…)
疑問に思う事はあるがこの気を逃すものかとポケットからフラッシュグレネードを犯人の目の前になげ、自分も目を手で覆った。
「な”ぁクソッ目が…何も見えねぇ…」
犯人の目の前で炸裂し一時的に視力が失われた隙を狙い犯人に駆け寄り、下顎目掛け拳を振るい気絶させ女の子をキャッチし無事強盗犯を制圧することができた。
「ミッションクリア、人質も犯人も現金も皆無事です」
「政時くん!!大丈夫なのね!わかった今から向かうね」
「了解です」
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