緋弾のアリア・隻眼の龍   作:楠葉遊鳥

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オリキャラ設定2

伊達時雨 15歳/152cm
東京武偵校1年 狙撃科Aランク
政時と政音の妹。狙撃科だが体術が得意。しっかり者でリーダシップが高く、クラスではリーダー的存在。政時の様に料理は上手くない。胸が小さいことを凄く気にしていて、その事に触れられるとキャラが変わる。
銃 PT938、M700 AICS AIR
刀剣 兜割り

斑鳩鈴芽 15歳/150
東京武偵校1年 諜報科Bランク
椿芽の妹。内気な性格で異性と話すのが苦手だが、唯一政時とならまともに会話ができる。諜報科に入った理由は男子に話を掛けられないように影を薄くするため。
銃 M37エアウェイト
刀剣 31インチ警棒

皇青葉 15歳/156
東京武偵校1年 強襲科Bランク
姉とは違い体育会系で男勝りの筋力を持つがその反面、花楓と同じくモデル張りのスタイルを持つ。
銃 PX4
刀剣 クレイモア

伊達政音
政時の双子の姉。167cm
バニシングツインにより政時の体内に吸収されたが、眼帯をとり八咫鏡を開放する事によって政時の体をかり自分の意識を出すことができる。政音の時は筋肉を利用し完全な女性になっている。


targetisaria1

政時が手術室に入ってから数時間が過ぎ、よおやく手術が終わり今は彼の病室にいる。時計を見るともう少しで面会時間が終わりになってしまうが、政時は一向に目を覚ます気配はない。

「起きなさいよ…」

政時が寝ているベッドの横で呼びかけるが、目を開く気配はない。皇花楓の言う通り政時を協力ではなく、物の様に利用してしまったのだ。無意識にそんな扱いをしてしまっていたと考えると涙が溢れ、ベッドに横たわる政時の腕を濡らす。その手がすっと右目の眼帯を外した。

「政時?…キャッ!?」

目を覚ましたのかと思い政時の顔を覗きこむと右目が急に開き、上半身だけ起き上がると急に髪が伸びていき体が縮んみまるで女性の様な体型になっていった。

「貴女が政時のパートナーのアリアちゃんね?」

「へ?…」

目の前の出来事に驚いていると政時だった者に話を掛けられた。見た目だけではなく、声も女性の物になっている。

「うふふ、物凄く驚いてるわね」

「あ…あんた…一体何者!?政時はどうしたねよ!!」

「政時から何も聞いてないのね…説明するから座って頂戴?」

警戒したままもう一度椅子に腰を下ろす。

「私は政時の双子の姉の政音って言うの宜しくね」

「名前何てそんな事どうでもいいの!早く何でそうなったか教えなさい!!」

「怒られちゃった…うふふ、アリアちゃんはバニシングツインってしているかしら?」

「えぇ、双子の片方が母親の体内に吸収されることよね?」

「そう、でも稀に母親の体内ではなく双子の片方に吸収される事があるのよ…たまたま私が政時に吸収されたの…そして政時の中に私と言う人格があるねよ」

信じ難い事だがそれが目の前で起こったので信じるしかない。

「まぁ、八咫鏡を開放しないと私は表に出てこれないけどね…この体格も一時的に筋肉で骨格を押さえつけているだけだし、声は女性ホルモンを大量に分泌させて変えてるだけだからまた眼帯をして眠れば政時に戻るのよ、あっ!因みに今の政時の体は完全に女の子だし記憶を共有しなければ政時に情報は伝わらないなら安心してね!」

「ほ…本当あんたの体って不思議なのね…」

「フフフ面白いでしょ?…まぁ笑い話はここまでにして…ちょっと真面目なお話をしましょう」

笑顔だった顔が真剣な表となり、場の空気が重たくなったのを感じた。

「政時は明日、目を覚ますわ…そしたら政時と一緒に武偵殺しの犯人を追うのかしら?」

「それは…」

「追わないのね…」

「えぇ…私の我侭で政時を傷つけてしまったわ…だからもうこの件から私は手を引くし…政時ともパートナーを解約するわ…」

これは紛れも無い自分の本心だ。

「それでいいの?…政時は貴女の事を恨んでいないわよ?」

「もう決めたの…それで近々イギリスに帰って本当のパートナーを探すわ…」

「ねぇ…」

もう時期面会時間が終わるため病室から出ようとすると、政音に呼び止められた。

「なに?…」

「政時にはイギリスに帰る事伝える?」

彼女の問にアリアは首を横にふり、病室から出ていった。

「さぁ…政時…貴方はどうするの?…」

 

武偵校バスジャックから数日が過ぎた。銃傷がもう治っていることから、俺の意識が無い時に姉さんが出てきたようだ。

「全く…誰だよ眼帯とった奴は…」

傷が治ったから退院出来ると思っていたが、担当医に逆に心配されまだ検査入院をするハメになってしまっている。

「政時くん入るね」

「はい、どうぞ」

扉を開け入って来たのは花束を持った斑鳩先輩と…

「兄さん大丈夫ですか?」

「斑鳩先輩とッ…時雨!?」

フルーツバスケットを持った妹の時雨だった。

「思っていた以上に元気でよかった…」

「帰る途中でたまたま出会ったから一緒に御見舞に来たんだよ、後花楓ちゃん達も後から来るって」

「達?」

「皇先輩と鈴芽ちゃんや青葉ちゃんも来ますよ」

「先輩にシスターズも揃うのか…随分賑やかだな」

「政時君花瓶のお花帰るね…それ程心配してるんだよ」

花瓶と花を持ち病室から出ていき、時雨と2人だけの空間になった。

「本当によかった…お兄ちゃん…」

「心配かけて済まなかったな…」

俺の横に来た時雨の頭を撫でると、子供のように笑った。

「やっぱり他の人の前だとお兄ちゃんって言うのは恥ずかしいのか?」

「少しだけ…」

「そっか、まぁたまにはお兄ちゃんって呼んでくれよな」

「うん!…そうだ、昨日頼まれた資料持ってきたよ」

「お!サンキュー」

鞄から出された資料を受け取り目を通す。時雨から受け取ったのは、前の武偵殺しに関する事件の報告書だ。

(初めの武偵殺しはバイクジャック次にカージャックだけだと思われていた…だが)

「後これがお兄ちゃんが言ってた可能性事件で調べてみたらこれがあったの…」

「やっぱり見つかったか…」

可能性事件とは表沙汰では事故と言う理由で片付けられてしまった事件が、実は何者かによる仕業だった事件の事を言う。可能性事件の報告書を見ると、事件現場は[クルーズ船、アンデリーヌ号]やはりその中に武偵がいた。その名前は…

「遠山…金一!?」

遠山キンジと同じ苗字の人物に驚くが、もう一度報告書に目を通す。

(この時にはバイクジャックやカージャックで使われは電波は傍受されなかったのか…何故だ?この時にも爆弾は使われている…!!電波を飛ばす必要が無かった…って事は船に武偵殺しが乗って居たからか!)

次のページを捲ると逮捕された武偵殺しの顔写真が乗っていた。

「神崎かなえ…」

「その人…神崎さんのお母さんなんだって…武偵殺しの犯人…懲役864年何だけど…神崎さんは無罪だと言ってるんだって」

「アリアの…お母さん…」

写真を見るが正直アリアに似ていない。

「武偵殺しにこだわっていたのは減刑のためか…」

(これで武偵殺しの事件はカージャック、バイクジャックそしてシージャック…かなえさんが犯人じゃないとしたらこっちのチャリジャックにバスジャックも同一犯か…じゃコイツの目的は何だ…)

「政時君〜花楓ちゃん達来たよ〜」

「政時君大事無いようね」

「お兄さん大丈夫なんですか?」

「よかった先輩心配したんすよ!」

「大丈夫Sランクは伊達じゃないんでね」

人数が増え賑やかになった病室では、1年生のカルテットの話になった。

「カルテットのチームはやっぱり3人で組むのか?」

「そうっす!狙撃科の時雨に諜報科の鈴芽、強襲科の私で組むんすけど…」

「カルテットをするには1人足りないんです…」

4人1組のチームで行うカルテットはチームワーク、思考等が必要となり1個人のステータスが高くても意味がない。

「大丈夫きっといいチームになるさ」

「そうだと…いいんですけど…」

「先輩が言ってるなら大丈夫だな」

「2人ともカルテットに備えて作戦を立てましょう」

時雨が病室の椅子に座りノートを出すと、2人も椅子に座った。

「ねぇ政時君それなに?」

花を変え終わった斑鳩先輩がベッドの上にある先の武偵殺しに関する報告書に気付き、指をさし訪ねてきた。

「武偵殺しの事件の報告書です」

「はぁ…今君は怪我して休んでるのに…そんな事してたらまた怪我して入院のくり返しになるよ」

「くり返し…!!」

(バイクジャックはチャリジャック、カージャックはバスジャック…武偵殺しめ…くり返して事件を起こしてるのか…でも最後のシージャックの代わりは…)

「政時君どうしたのかしら?」

「あぁ…いえ何でもないですよ皇先輩…」

「ならいいんだけど…そう言えば神崎Hアリアさんが今日AMA600便でイギリスに帰るそうよ」

「ッ!?」

皇先輩の話で謎が解けてしまった。

(バイクジャックとカージャックの時に使われた電波を傍受していた…多分最近のチャリやバスジャックにも同じ電波をアリアは傍受したに違いない…それはきっとアリアをおびき寄せる為にわざと電波を出していたんだ…バスジャックで防弾制服を来ていなかった俺じゃなく、アリアを狙ったのは最初から武偵殺しの目的だったからか…そしてシージャックの代わりが600便…ターゲットは端からアリアの抹殺)

「アリアが危ない!!」

慌て起き上がり皆の目線を気にせず防弾制服に着替えはじめる。

「ま…政時君どうしたの!?」

「政時君待ちなさい!!またあの子の所に行くのね!?」

ホルスターにスチェッキンを入れる途中で、腕を皇先輩に掴まれた。

「離して下さい皇先輩ッ!?今回の武偵殺しの目的はアリアなんです!!今すぐ行かないとアリアが危ないんです!!」

「何でなの!?あの子に関わったから貴方が傷付いたんじゃない!!それなのに貴方はまた関わろうとしている…貴方やここにいる皆は家族みたいな存在なの!!…傷付くのは見たくないのよ!」

珍しく泣いている皇先輩を優しく抱きしめる。

「政…時君…」

「俺が先輩の家族なら俺のパートナーのアリアも家族ですよね…俺も誰かが傷付くのは見たくないんです…俺なら大丈夫です!帰りを待ってくれる人がいるんで!」

「…わかったわ…政時君…これ使って、外の駐車場に止めてあるから」

「ありがとうございます…でも何の鍵ですか?」

鍵を受け取ると皇は笑顔になった。

「壊れたムスタングの代わりよ、名前はケルベロスよ…大切にしてね」

「ありがとうございます!伊達政時行ってきます!」

『いってらっしゃい!!』

皆に見おくられ俺は空港に向かった。

 




政時君の怪我が早く治ったのは、政音の時に大量に分泌された女性ホルモンが理由です。
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