緋弾のアリア・隻眼の龍   作:楠葉遊鳥

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話が…進まない




targetisaria3

「赤か…青か…」

アリアと別れ機内に爆弾が仕掛けてありそうな場所を探していると、貨物室の壁にバスジャックの時に使われたのと同じ爆弾が仕掛けられていた。

「ハァ…バスん時といい馬鹿みたいな量の爆薬だな」

爆弾の2色の動線のどちらかを切るか迷いながら、そんな事を呟く。

「ん〜…どっちを切るか…俺の好きな色を切りたいが…俺の好きな色は黄色だから選択肢なしだな」

旅客機に殺人鬼と爆弾の組み合わせで、自分がドラマや映画の様な状況になるとは思ってもみなかった。

「ん〜…武偵殺しはアリアを狙っている…そのアリアは紅いから…良し赤を切ろう」

半ばカンで切る動線を決め、赤い動線を切った。プツっと音をたて動線が切れたのを確認した後、爆弾を見ると赤いランプが消えている。

「フゥ…何とかなったな…」

額に滲んだ冷や汗を拭き、重く感じる腰をあげる。

「アリアの方が気になるな…」

ホルスターからスチェッキンを取り出し構えバーに向うが、バーに近づくにつれある違和感に気付く。

「銃声が…しない…ッ!?」

その時病院で見た資料に書いてあった事を思いだした。

(武偵殺しは過去にアリアと同じSランクを殺している相当のやり手だ…)

「アリアがヤバイ!?」

ドアを開け何の注意もせずにバーに入った。

 

その行動が間違っていた。

 

「アリアッ!!」

慌ててバーに入るとアリアが額から血を流し、仰向けに倒れていた。

「アリアッアリア!?」

呼びかけるが起きる気配はない。傷の方はすぐに命に関わるほどではないが、このままだと助からなくなる。

「落ち着け…落ち着け…」

深呼吸をして心を落ち着かせる。そして耳をアリアの胸に当て、心音を確認する。

「異常無し…次はこの傷を何とかするか…」

制服の内ポケットから小さい箱を取り出しそこからゴム製の手袋を出し腕にはめ、人差し指と中指で傷の上下を圧迫し一時的に止血して小さなピンを3つ傷口につけ塞ぎ、上から包帯を巻き付けた。

「何とかなった…な?」

応急処置ではあるが止血を終え一息ついた。

(Sランクのアリアを倒す何て…一体何も…の…)

「しくった!?」

(アリアが倒されてから時間が余りたっていない…治療中にドアの開いた音はしていない…つまり…)

「武偵殺しはまだここにいる!?」

冷静差を欠いた俺の判断ミスだ。冷静に考えればそのくらいの事わかっていたはずだ。

「Sランクになってもまだまだ詰めが甘めぇな…アリア!済まないが動かすぞ!」

防弾制服でアリアの上半身をくるみアリアを持ち上げようとした時、背中に冷たく硬いものが当たるのを感じた。

「動くな…」

嫌な汗が体中から滲みでる。声はボイスチェンジャーで変えているらしく、やたら野太い声が鼓膜にはいる。

「クッ…」

「ダメだよ?まーくん、冷静差を欠いたら死んじゃうよ?」

「なッ…」

俺の事をまーくん何て呼ぶのは知人の中で、1人だけしかいない。

「峰…理子!?なのか…」

ボイスチェンジャーで声を変え背後で銃を突き付けている武偵殺しは、俺のクラスメイトである峰理子がつけたあだ名で俺を呼んだ。そんな変なあだ名で呼ぶのはあいつしかいない。

「ピンポンピンポ~ンあったり〜」

ボイスチェンジャーを外すとやはり峰理子の声だ。

「な…何でお前が…」

首だけ向きを変えると、視界に改造制服を着た峰理子が不気味な笑顔でたっていた。

「まーくんはアリアがシャーロックホームズの子孫だって知ってるよね?」

「それがどうした?…」

「…私の本名は峰理子・リュパン4世…私はフランスの大怪盗アルセーヌ・リュパンの曾孫」

「それとアリアを狙う理由がわからないな?…」

「百年前…初代リュパンとエルメスの勝負は引き分けだった…そして今私はお爺様に勝った!!もうこれで私を番号で呼ぶやつはいない!!お母様がつけてくれたかっわいい名前で呼んでくれる!!」

「たかが呼び方で人を傷付けて言い訳ないだろッ!」

手で銃を払い反転しスチェッキンを取り出し、理子に向ける。

「形勢逆転だな」

「ノンノン…甘いよまーくん」

「どういう事だ…」

わからない振りをするが確かに形勢逆転はしていない。むしろ悪化したようだ。

理子に向けたスチェッキンは、理子の髪のテールにスライドを外され発泡不可能…首筋にはもう片方のテールが持つナイフが少し肌にくい込み血が滲んでいる。極めつけは払った方とは逆の手に握られた2丁目のワルサーP99が俺の眉間を狙っている。

「お前…ステルスだったのか?…」

「女の子には秘密がある物だよ♪」

「出来ればそんな秘密はずっと秘密にして欲しかったよッ」

トレンチナイフを取り出すが先を詠まれていたらしく、スライドを投げ空いたテール手が手首に巻き付き動きを封じられたが、即座に手首の関節を外しナイフを犠牲に拘束を解きアリアを抱え後ろに下がり距離をとる。

「ワオ!!今の動きかっちょいい〜でも手首大丈夫?」

「ご心配なく…」

ダランと垂れ下がった手首の関節を戻す。

「じゃあ…バイバ〜イ」

両手のワルサーから弾丸が放たれる。

「チッ…リミットカット」

体のリミッターを外し身体能力を上げ弾丸を避けるが、弾丸が肩を掠めるがそのまま壁に向かって走る。

「スピードが上がっても先が行き止まりじゃあいみないよぉ?」

「舐めるなよ!」

肩を突き出し壁を突き破っりバーから1番遠い部屋に向かい走った。

「スピードだけじゃなく強度も?…体のリミッターを外したのかな?フフッ、狭い機内で何処に逃げるのかな?まーくん♪」




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