ジョジョの奇妙な冒険~episode of highschool〜   作:DJトッティー

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決着!

ジョシュアside

 

朱乃や小猫のおかげで僅かに回復することができた俺は皆に大出力の炎を放とうとしているロキを視界に捉えた。

 

 

 

 

 

イッセー『ロキィィィィィイイイイイイイ!!!!』

 

 

 

 

 

作戦を伝えた俺はミョルニルに波紋を全力で流し込む。

 

 

 

その大きさは俺を遥かに越えるほどの大きさ。

 

十倍以上はあるだろう。

 

 

 

おかげでかなり重い。

 

片手で持ち上げられるギリギリの重さだ

 

 

スタンドでジャンプを加速させ、全身の力を一気に高めていく。

 

 

 

正直、こうして倍増させるのも限界に近い。

 

 

 

イミテイト『そうだ。相棒の今の状態を考えればこの形態ももうすぐ維持できなくなる。いや、今もこうして使えていること自体驚きだがな』

 

 

 

まぁな。

 

 

 

だから、俺は賭けに出た。

 

これが最後の賭け。

 

 

 

ミョルニルの巨大さにロキは一瞬、目を見開くが直ぐに笑みを見せた。

 

 

 

ロキ『あれだけの傷を受けてまだ立ち上がれるのか!だが、貴殿ではミョルニルは扱いきれんぞ!貴殿に邪な心が有る限りはな!』

 

 

 

ああ、そうだ。

 

イッセーではミョルニルは使いこなせない。

 

 

 

あいつがスケベなせいでな!

 

 

 

だからといってすぐにスケベな心を今すぐ捨てられると言われたら………

 

うん、無理!

 

 

 

皆には悪いけどイッセーのスケベ心は捨てられねぇ!

 

 

イッセー『ああ!俺はどうせスケベだよ! だから、これでもくらいやがれぇぇぇぇえええええ!!!!』

 

 

 

俺はミョルニルを振りかぶり、そのまま――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロキめがけて全力で投げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロキ『なっ!?』

 

 

 

俺の行動にロキは戸惑い、驚愕の声をあげる。

 

 

 

まぁ、元々投げて使うような武器じゃないし。

 

レプリカとはいえ神様の武器だ。

 

それは投げるなんて誰にも考えつかないだろうさ。

 

 

 

 

 

ロキは巨大化したミョルニルを避ける。

 

 

 

ミョルニルはそのまま、地面に落ちていき――――

 

 

 

 

 

ドゴォォォォォォォォオオオオオンッ!!!

 

 

 

 

 

落下した周辺が消し飛び、更地と化した。

 

 

 

スゲェ威力だな!

 

 

 

ただ、雷は発生していない。

 

これは分かっていたことだから気にしないけどな。

 

 

 

俺の手から離れ、オーラの供給元を失ったミョルニルは元のサイズに戻る。

 

 

 

俺の予想外の行動にロキは呆気に取られていたけど、笑いだす。

 

 

 

ロキ『どうした、赤龍帝よ!気でも狂ったか!』

 

 

 

言ってろよ。

 

 

 

笑うなら笑っとけ。

 

 

 

そもそも、俺の本命はここじゃない。

 

この先だ。

 

 

 

ロキ『ふははははは!所詮はその程度であったか!どうやら貴殿を買いかぶりすぎた……』

 

イッセー『一体いつから俺が赤龍帝と錯覚していた?』

 

ロキ『何……?』 

 

怪訝な表情で聞き返してくるロキ。

 

 

 

その時、上空から神々しい輝きを放ちながらこちらに向かってくる者がいた。

 

 

 

ジョシュア『ナイスタイミングだ。イッセー!』

 

 

イッセー『はあああああああああっ!!!!』

 

 

 

遥か上空から物凄いスピードで迫ってくるのは赤龍帝の鎧を纏ったイッセー。

 

 

 

しかも、その手に持っているのは―――――

 

 

 

ロキ『ミョルニルだと!?なぜ、貴様が!?』

 

 

 

ロキがこれまでにないくらいの驚きを見せていた。

 

 

 

俺の最後の賭け。

 

 

 

それはイッセーがミョルニルでロキを倒すこと。

 

 

 

作戦を要約するとこうだ。

 

 

 

まずは俺が龍騎の姿になってミョルニルをロキに投げつける。

 

当然、ロキは避けるだろう。

 

そして、俺がロキの注意を完全に引き付けている間にイッセーがミョルニルを確保。

 

そして、イッセーがロキにミョルニルを撃ち込む。

 

 

 

問題は俺がミョルニルを扱えるかどうかということとロキがその隙を見せるかどうかということだった。

 

まぁ、上手くいったようだけどな。

 

そして、イッセーは今、その身体をドライグに貸している

 

と言うことはスケベ心が無い状態だ

 

そしてミョルニル本来の性能を引き出せているということ。

 

 

 

ジョシュア『凄ぇだろ? 誉めてくれたっていいんだぜ?』

 

 

 

まぁ、俺の後輩だからな!

 

その相棒のドラゴンにはスケベ心なんてもんは一切無いのさ!

 

 

 

ジョシュア『イッセー!』

 

 

 

イッセードライグ『いっけぇぇえええええええええっ!!!!』

 

 

 

俺がロキから離れた瞬間、最大限まで高めた渾身一撃がロキの全身へ完璧に打ち込まれた!

 

 

 

そして、ミョルニルからとんでもない量の雷が発生した!

 

 

 

 

 

ドガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!

 

 

 

 

 

特大の一撃が、ロキを完全に呑み込んだ。

 

 

 

雷がやんだ頃にはロキの体は大きく煙をあげていて、見る影がないほどにボロボロになっていた。

 

 

 

ロキ『がっ・・・・はっ・・・・・』

 

 

 

ロキは上空から墜落して、地面に落ちた。

 

ピクリとも動かない。

 

 

 

今度こそやったか・・・・・・

 

 

 

ヘル『よくもお父様を!』

 

 

 

背後から強烈な殺気が襲ってきた!

 

 

 

振り替えれば、ヘルが俺の背後を取っていて、すでに攻撃体勢に入っていた!

 

 

 

ここまで来て・・・・・!

 

 

 

避けきれないと感じ、覚悟を決めた。

 

 

 

すると――――

 

 

 

 

 

ドゴンッ!

 

 

 

 

 

横合いから何かがヘルを吹き飛ばした。

 

 

 

ティア『最後の最後で大きな隙を見せたなヘル。まぁ、フェンリルを失い、ロキすらも敗北した今、おまえ一人で我らに勝てる可能性などほとんど無いがな』

 

 

 

人間形態のティアが拳にふぅと息をかけながら、ようやく終わった戦いに、大きく息をはいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティアとバラキエルさんにヘルの拘束をお願いした後、俺はアーシアの治療を受けた。

 

 

 

いやー、アーシアがいてくれてマジで助かったぜ。

 

 

 

フェニックスの涙ももう尽きていたし、アーシアがいなかったらヤバかったな。

 

 

 

さてさて、俺は向こうの方で倒れているロキを拘束するとしようか。

 

俺はロキの元まで歩いていく。

 

 

 

一応、周囲を警戒しながら進んで行くけど特に何かが起こるようすはない。

 

近づく気配も感じないし、問題はないようだ。

 

 

 

まぁ、またロキの分身でした、とかだったら辛すぎるけどな。

 

 

 

ロキも禁術で作ったとか言ってたし、量産は出来ないものだと思いたいところだ。

 

 

 

ロキの近くまで寄るとうめき声が聞こえた。

 

 

 

ロキ『うっ・・・・』

 

 

 

覗き込むとロキと視線が合った。

 

どうやら、まだ意識はあるらしい。

 

 

 

ジョシュア『タフだな、あんた。あれを受けて意識があるとか・・・・・』

 

 

 

ロキ『ふ・・・・。見事、としか言いようがない。これだけの戦力を揃えて負けたのだ。もう抵抗はせんよ・・・・・。と言っても我に抵抗できるほどの力は残っていないが・・・・・』

 

 

 

ロキの言葉に少し驚く。

 

 

 

ジョシュア『へぇ。意識があるものだから、何か仕掛けてくると思ってたんだけどな』

 

 

 

ロキ『言ったであろう。我に抵抗できるほどの力はすでにない』

 

 

 

ロキは震える体でヨロヨロと立ち上がる。

 

 

 

確かにロキからは殺気もなければ敵意も感じない。

 

本当に抵抗する力は無いんだろうな。

 

 

 

だけど・・・・・・

 

何だろう、この感覚は・・・・・・

 

 

 

何かモヤモヤした不安感が俺の中で渦巻いている。

 

 

 

ロキが笑みを浮かべながら口を開く。

 

 

 

ロキ『・・・・・まさか、我が敗北するとはな。・・・・・・流石は異世界から転生してきただけはある・・・・・・・・・・・・・・、と言ったところか』

 

 

 

俺はその言葉に目を見開いた。

 

 

 

ジョシュア『な、に・・・・!?』

 

 

 

絞り出すような声が漏れる。

 

 

 

こいつ、今、なんて言った・・・・・・?

 

 

 

異世界から、転生・・・・・?

 

 

 

驚愕する俺を見て、ロキはニヤッと笑みを浮かべる。

 

その笑みは悪意に満ち溢れていた。

 

 

 

すでに片方しかない腕を広げてロキは叫ぶ。

 

 

 

ロキ『我を倒したところでもう遅い! かの者はやがてこの世界をも滅ぼすだろう!黄昏は止められぬ!それまでは一時の平和を過ごすがいい!異世界より転生せし戦士よ!ハァ!』

 

 

 

突如、ロキを中心に氷のようなものが現れた!

 

これは封印!?

 

 

 

ロキ『ふははははは!!』

 

 

 

狂ったように笑うロキ。

 

 

こいつ、自分で自分を封印しようってのかよ!?

 

 

 

ジョシュア『待ちやがれ!今のはどういうことだ!』

 

 

ロキ『はーはっはははは!!!!』

 

 

 

ジョシュア『答えやがれ!ロキ!!!』

 

 

俺はスタンドを発動させて氷を殴り付ける。

 

でも、氷はヒビすら入らず、ビクともしない!

 

 

 

それでも、俺は殴り続けた!

 

 

 

ジョシュア『答えろって言ってんだろ!ロキ!ロキィィィィィイイイイイイイ!!!!!』

 

 

 

氷は完全にロキを包み込み、その動きを止めた。

 

俺の叫びは虚しく響くだけ。

 

そこで、俺は完全に意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼルside

 

 

 

 

 

ここはオーディンの爺さんと日本の神々の会談が行われたホテルの最上階の部屋。

 

 

 

アザゼル『とりあえずは何とかなったな』

 

 

 

バラキエルから作戦の結果を聞いた俺はサーゼクスと今回のことを話し合っていた。

 

 

 

サーゼクス『うむ。会談も無事に終わり、同盟をより強固にすることが出来た。オーディン殿も喜ばれておられた。何より、犠牲が出なかったことは私も安堵している』

 

 

 

今回の作戦。

 

 

ジョシュア・ジョースター率いるライダーチーム

 

イッセーとヴァーリという歴代でも最強の二天龍と龍王が二人。

 

さらには異世界の幻獣の王や非常に強力なメンバーが参加してくれてはいたが、やはり敵も敵だけに犠牲は出るだろうと覚悟はしていた。

 

 

 

だが、蓋を開ければ犠牲はゼロ。

 

 

 

ロキとヘルは下され、フェンリルはヴァーリと共にどこかへ転移していったという。

 

 

 

まぁ、ヴァーリのことだから上手くやってるとは思うがな。

 

 

 

サーゼクス『やはり、今回の決め手はまたジョジョ君とイッセー君となるか』

 

 

 

アザゼル『だな。最終的にはイッセーがミョルニルを使ったらしい』

 

 

確かにあいつは相当な実力を持っているが・・・・・

 

 

 

アザゼル『ジョシュア・ジョースター・・・・・。今回の件でより謎が深まったな。それにロキの言葉も気になる』

 

 

 

バラキエルによればロキはジョジョの事を『異世界より転生せし戦士』と言っていたと言う。

 

 

 

そして、『かの者』。

 

 

 

この世界を滅ぼすほどの存在。

 

ロキがそこまで言うなら相当ヤバい奴には違いない。

 

 

 

サーゼクス『ジョジョ君はまだ眠っているのかい?』

 

 

 

アザゼル『ああ。あいつは今回の作戦で一番の重傷者だ。レーヴァテインで斬られるわ、フェンリルに噛まれるわでボロボロだよ。おまけに大量の失血で意識を失ってやがる。しばらくは絶対安静だ。詳しく話を聞きたいところだが、まずは休ませなければならん』

 

 

 

サーゼクス『そうか・・・・・。異世界、か。厄介なものが出てきたな』

 

 

 

全くだ。

 

 

 

異世界。

 

これは各勢力の学者のあいだで議論になっているものだ。

 

どこの神話体系にも属さない未知の世界。

 

グリゴリでも議論はしているが、結論は出ていない。

 

 

 

まさか、こんなところでその話になるとはな。

 

 

 

だが、これはジョジョ達の謎を解き明かすことになる。

 

俺はそう思っている。

 

 

 

アザゼル『異世界より転生せし戦士、か』

 

 

 

 

 

俺はそう呟きながら、窓から町の灯りを眺めた。

 

 

 

 

 

アザゼルsideout

 

 

 

 

 

 

イミテイトside

 

俺は意識の無い相棒を見つめていた

 

相棒は確かに転生者、そして俺はそのスタンド

 

スタンドである俺は希に存在するという意識のあるスタンド……

 

さらには歴代のジョースター家のスタンドを合わせたような姿……

 

それには相棒の過去の出来事が関わっている

 

いや、何かを守りたい…仲間を失いたくないと言う意思全て、過去の出来事が関わっているといった方がいいな

 

ああ。

 

皆に打ち明けるときが来たようだ。

 

相棒には申し訳ないが、相棒の意識がないこの時だからこそ

打ち明けさせてもらう

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