IS インフィニット・ストラトス 英霊を従える者 作:ザルバ
朝の訓練を行う場所。轟音が鳴り響くと共に地面がえぐれた。
「くっ!」
一夏はえぐれた地面の中から大剣を手に出てくる。
「■■■■■■■■!」
バーサーカーが追撃をしようと飛ぶ。一夏は大剣を足場にバーサーカーから離れる。
「投影、開始(トレース オン)」
一夏は手に大剣を投影する。
「おぉおおおおおおおおおおお!」
一夏は着地したバーサーカに接近する。
「■■■■■■■!」
バーサーカーは地面を強く叩く。すると一夏に向け一直線に斬撃が飛ぶ。その証拠に地面がえぐれた。
「ぐっ!うぉおおおおおおおおおおおおお!」
一夏は斬撃に耐えながらもバーサーカーに接近し一回転、強い一撃を叩き込む。
「■■■■ッ!」
剣はバーサーカーに食い込むが、そこで止まってしまう。バーサーカーは一夏の剣を掴むと平手で一夏をふっ飛ばした。
「ぐぉおおおおおおおおおおおおおおおお!」
一夏は吹っ飛ばされ、数回地面を跳ね、倒れた。
「そこまでよ。今回もバーサーカーの勝ち。」
「う~・・・・・・・・・・・・ま~た~ま~け~た~。」
一夏の悔しがる声がその場に響いた。
一夏はキャスターの治療を受けている中、全サーヴァントに向け一夏があることを提案した。
「なあみんな、今度の臨海学校なんだが、みんなも海を楽しまないか?」
一夏の言葉に一同(キャスター以外)キョトンとなる。
「何を言い出すかと思えば・・・・・・何を考えているのだ、一夏?それに学校はどうする?」
「そこについては前々からキャスターと相談して転移魔術の陣を学園のあらゆる所に設置した。」
アーチャーの言葉に一夏は事前策を答える。
「それに、ある程度の雑魚ならキャスターの竜牙兵で対処できるからね。」
「ほんと坊やには驚かされるわ。副担の先生に暗示をかけてあなた達がビーチに来れるようにしたんだから。」
『何をやっているの、一夏/イチカ!』
全員にツッコまれた。
「まあ、バーサーカーとギルは難しいから入れてないけど、他のみんなは入れるよ。」
「よく理解しているようですね。」
ライダーが感心する。
「バーサーカーは・・・・・・・・・・・・・・・うん、いろいろ無理だから。」
「■■■・・・・」
「今度どっかプライベートビーチでも束賛意探してもらってそこで楽しもう、バーサーカー。」
「■■■。」
バーサーカーは一夏の言葉に頷いた。
「まぁ、坊主が準備してくれたんだ。せっかくだから楽しもうじゃねぇか。」
「ランサー、貴方というお方は・・・・」
セイバーはランサーに呆れる。
「しかし、海で遊ぶのもいいよのう。拙僧は賛成だ。」
「仕方ない、せっかく出されたのを無下にできない。私も参加しよう。たまには英気を養うのも戦士としての務めだ。」
「そうですね。私も賛成です。」
アサシン、アーチャー、ライダーも賛同する。
「セイバー、あなたはどうするの?」
「ここまで来て一人反対できると思いますか、キャスター?仕方がないので私も参加します。」
「海、見えたよ!」
一人の生徒がそう言うと一同海の方向を見る。そんな中一夏はセイバーに話しかけていた。
(そういえばセイバーって海を見たことはあるの?)
(ありません。こうして海を見るのは初めてですので。)
(そっか。じゃあ初めての海での遊びだね。)
(ええ。しかし筋書きは大丈夫なのですか?)
(粗方ね。ま、何とかなるでしょ。ということでフォローよろしく、みんな。)
(((((結局こっちに押し付けんかい!)))))
サーヴァント一同がツッコミを入れた。一方そのころギルは・・・・・
「ふん、このような辺境の地でよもや我を満足させられると思っているのか、一夏?まぁ・・・・・・・」
ギルはパラソルの下に置いてある椅子の下で一面に広がる青い海を見る。
「この広大にして綺麗な海に免じて許してやろう。」
ギルはそう言うとグラスに注いだワインを口に運んだ。
「こうして時を忘れ、優雅に飲む酒もまた格別だな。」
「それでは今日から三日間お世話になる花月荘だ。全員、従業員の仕事を増やさないように注意しろ。」
『よろしくお願いしま~す。』
全員が一礼。その光景に着物姿の女将さんがご丁寧にお辞儀する。
「あら、こちらが噂の・・・」
「ええ。今年は男士がいるせいで浴場分けが難しくなってしまって申し訳ありません。」
「いえいえ。それにいい男じゃないですか。」
「そう思えるのは感じだけですよ。何より手がかかることが多くて・・・・」
(((((その手を私たち/俺たちも掛けてます。)))))
サーヴァント一同がツッコミを入れた。
「織斑一夏です。よろしくお願いします。」
「ご丁寧にどうも。清洲景子です。それじゃあみなさん、お部屋のほうにどうぞ。海に行かれる方は別館のほうで着替えられるようになってますから、そちらをご利用になさってくださいな。場所がわからなければいつでも従業員に聞いてくださいまし。」
女子一同は返事をしておかみさんについていく。
(それじゃあみんな、頃合いを見て海に集合で。)
((((((了解/わかった。))))))
「織斑、お前はこっちに来い。」
「わかりました。」
一夏は千冬に付いて行く。
「ここだ。」
「やっぱり。」
一夏の予想通り一夏は千冬と同じ部屋であった。
「なんだ、予期していたのか?」
「まぁ、うちの学園には活発な子が多いですからね。」
「ふっ、お前は親戚のおじさんかなんかか?」
千冬と一夏が話していると山田先生が入ってきた。
「失礼します、織斑先生。て、織斑君!」
山田先生は一夏の姿を見て驚く。
「山田先生、これはあなたが提案したことでしょう。」
「そ、そうでした/////」
山田先生は赤面する。
「それでは私たちはこれから少し事がある。お前は海でくつろいで来い。」
「わかりました。」
一夏は部屋を後にした。
「そういえば山田先生、この警備担当の部外者は?」
「ああ、なんでも織斑君の師らしいですよ。」
「っ!そうですか。(一夏の師・・・・・・・・・・・少しどんな人物か興味あるな。)」
千冬はサーヴァント一同に興味を示した。
旅館から別館に向かう途中、一夏は箒と出くわした。
「・・・・・・・・・・・・」
箒は何も言わずそこから去って行った。箒が見ていた先を見るとそこには「抜いてください」と書かれた立て札と機械のウサ耳があった。
(ああ、なるほど。)
一夏は周りに誰もいないことを確認すると、何のためらいもなくウサ耳を引っこ抜く。しかし抜いても何の反応もなかった。
キィィィィィィィィィィィィィィィン・・・・・・
「やっぱり。」
一夏は上を向くとそこには巨大なウサ耳があった。
「熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)」
一夏はアイアスの盾を投影しニンジンを弾く。ニンジンからボロボロの束が出てくる。
「う~、いっくんひどいよ~。アイアスの盾なんていくら束さんでも貫けないよ!」
「空から降ってくる人間が悪いです。てか、なんで降ってきてんですか!?」
「いや~、第一印象が大事かと思いまして。」
「第一印象捉える前に死と恐怖を捉えますよ!」
一夏と束は漫才をする。
「それより箒ちゃん知らない?」
「どっか行きました。またろくでもないことでもするんだろうと大方見限られたんでしょ。」
「ヒドッ!いっくんヒドッ!」
「何と言おうと事実は変えられません!」
「胸を張って言わないでよ!束さん泣いちゃうよ!」
「泣け!そして喚き地に落ち自らの行いに打ちひしがれろ!」
「うわ~~~~~~~~~~~~~~~~ん!」
束はそこから走り去って行った。
(イチカ、あなたも人が悪いですね。)
(あの人にはあれが丁度いいと思って。)
一夏、ドSである。