IS インフィニット・ストラトス 英霊を従える者 作:ザルバ
一夏が別館で水着に着替え、浜辺に出ると女子の注目を二つの意味で集めた。
そんな時一夏に向かい鈴が飛びついてくるが一夏はしゃがんで回避、鈴は砂に顔面からダイブする。
「っ~~~~~~~~!ちょっと一夏、なんで避けんのよ!」
「首を痛めそうだから避けただけだ。てかあんな勢いで来られたら首があらぬ方向に曲がりそうだな。」
「たく・・・・・・・・・・てかアンタ、そのタトゥーみたいなの目立つわね。」
「言っとくけど、これは勝手に体に出ただけで不通にCTとか通れるからな。」
一夏の体に目立つのは八つの令呪。胸にセイバー、腹にアーチャー、左手の甲にキャスター、左肩にランサー、右手の甲にギル、右肩にバーサーカー、右の太腿にライダー、左の太腿にアサシンである。
「ISの授業の時も思うけど変わってるわよね、それ。」
「そうか?俺はもう見慣れたから気にしてないが。」
一夏と鈴が話しているとセシリアが声をかけてきた。
「鈴さん、先ほどの行いは、はしたないですわ。」
「セシリアまで言う?」
「「普通に言う/言いますわ。」」
二人は声をそろえて言う。
「それでセシリア、その手に持っているのはなんだ?」
一夏の目にはビニールシートとパラソルが映っていた。
「一夏さんに日焼け止めを塗って欲しくて。」
『ええええええええええ!』
セシリアの言葉に一同驚きの声を上げる。
「私パラソル持ってくる!」
「私は日焼け止めを!」
「私は日焼け止めを落としてくる!」
「ちょっと最後の待てい!経済的にもったいないから止めて!それに海入ってたら自然と落ちるもんだから!」
一夏はツッコミを入れる。そんな中セシリアはビニールシートを敷き、パラソルを差す。
「では一夏さん、お願いします。」
「わかったよ。」
一夏は念話でアーチャーと話す。
(アーチャー、日焼け止めを塗るときに大事なことってなんだ?)
(そうだな・・・・・・・・日焼け止めは太陽で少し温めた方がいいぞ。容器から出して間もない日焼け止めは冷たくて敵わんらしいからな。というかなんで私に聞いた?)
(いや、経験あると思って。)
((正解です、一夏/イチカ。))
一夏の言葉にセイバーとライダーは返事をした。
一夏はアーチャーのアドバイス通りに太陽で温め、セシリアに塗る。
「一夏さん、塗るのがお上手ですわね。」
「経験者からのアドバイスを聞いたからな。」
一夏は無心にセシリアの背中に日焼け止めを塗る。そして一夏はセシリアの日焼け止めを塗り終える。
「終わったぞ。」
「あの・・・・・・・・・・・よろしければ前も・・・・」
「さーて、鈴、泳ぐぞ~。」
一夏はその場から逃げる。
「アンタ、逃げたわね。」
「どう対処しろと?」
「その・・・・・・・・・・・・・どうにかして。」
「俺が言いたいこと、わかっただろ?」
「・・・・・・・・・・・・・うん。」
鈴は一夏のことを理解した。
「それよりあそこのブイまで競争ね。負けた方が勝った方に奢りだから!」
鈴はそう言うと海に向かい走り出す。
「お、おい!準備運動は!」
「そんなもんしなくても大丈夫よ!」
鈴はそう言うと泳ぎ始める。
「たく・・・・」
一夏は追いかける形で泳ぎ始める。
(へっへ~ん、ISで負けてもここで勝ってみせんだから!)
鈴はそう思いながら泳いでいると足を攣ってしまう。
(足が!)
鈴は沈み始める。
(ヤバっ!助けに―――)
(私が行きます!)
(ちょっ!セイバー!?)
セイバーは浜辺から海面を蹴り、鈴の元まで来ると一気に引き上げ、そして浜辺に戻った。
「リン、大丈夫ですか?」
「え、ええ・・・・・・・・・・・・て、セイバーさん!」
鈴はセイバーの姿を見て驚いた。セイバーの姿は白の水着姿であった。
「全く、いかなる時も準備を怠るべきではないというのがあなたにはわからないのですか?」
「いや、そうじゃなくて・・・・・・・・・・・・何でここにいるの?」
セイバーの言葉に対し鈴は疑問を抱く。周りの生徒たちもセイバーの先ほどの行動に驚きを隠せなかった。
「鈴、君の問いに答えてあげよう。簡単に言うとボディーガードのようなものだ。いくら女性がISを使えるとはいえ、さすがに生身の人間にISはまずいだろ?」
「え、衛宮さん!」
鈴は士郎の姿を見て驚く。
「よう、鈴の嬢ちゃん。またえらく恥を掻いたな。」
「狼さんまで!なんで!」
狼の姿を見て更に驚く鈴。それと同時に一夏が浜辺に戻ってくる。
「ありがとうございます、セイバーさん。」
「いえ、当然のことをしたまでですので。」
「まったく律儀ね、坊やは。」
「ええ、本当に。」
キャスターこと柴咲月(しばさき つき)の言葉に美天は相槌を打つ。
「「「あっ!」」」
一同の姿を見てセシリア、シャルロット、ラウラは声を上げる。
「ん?あなたたちは先日の・・・・・・・・・IS学園の人だったのですね。」
「あ、はい。」
「お主はあの時の眼帯であったな。して、何故タオルミイラになっておるのだ?」
「わ、私の事情があるのだ!」
セイバーの言葉にシャルロットは答え、小次郎はラウラに話しかける。
「先日は来店ありがとうございました。」
「いえ、こちらこそ。」
セシリアは美天と話す。
「ん?知り合い?」
一夏は知ってはいるけど敢えて聞いた。
そんな時千冬と山田先生が来た。
「山田先生、あの人たちは?」
「ああ、織斑君の師の人たちです。」
「っ!そうか・・・・」
千冬は一夏の師に興味を持つ。
「すまないがそちらにおられる方々のお名前を伺いたいのですがよろしいですか?」
「「構いません。」」
「「構わん。」」
「構わねぇぜ。」
「構わないわよ。」
五人はそれぞれ返事をする。
「私の名はアルトリア・セイバーと言います。騎士道の戦い方を教えています。」
「私は衛宮士郎だ。一夏に二刀流と弓矢の使い方を教えている。」
「私は石蛇美天と言います。一夏には鎖を応用した戦い方を教えています。」
「俺は槍突狼だ。坊主に槍の使い方を教えてあげてるよ。」
「拙僧の名は宮本小次郎。一夏には暗殺の戦い方を教えている。」
「私は柴咲月。坊やには歴史を教えているわ。」
各々が自己紹介をした。
「なんだか一夏の師匠は個性的な見た目の人が多いな。」
「ですがわたくしたちと関りがある方が多いですわね。」
「でも見た目と教えている内容にギャップがあるわね。」
「というか、どんな教え方したらあんな一夏に勝てるのかな?」
「だが、外見以上の実力をあの人たちが秘めているのは間違いない。」
箒たちはセイバーたちを見て反応する。その時簪が来た。
「みんな、どうしたの・・・・・・・・て、なにあの人たち!」
簪はセイバーたちを見て驚く。
蜂起が代表して説明する。
「一夏の・・・・・・・師匠さん・・・・・・・・・」
簪は興味を示す。そんな時本音があることを提案する。
「織斑せんせ~、一緒にビーチバレしませんか~?」
本音の言葉に狼は反応する。
「お、いいねー。坊主、俺と弓兵とチーム組もうぜ。」
「なら私はライダーと組み、彼女たちのサポートをしましょう。」
なぜか始まった男性サーヴァントチーム(仮)VS女性サーヴァントチーム(仮)の戦い。強靭な身体能力を持つ彼らの戦いに一同唖然とした。レシーブを決めればビーチボールは砂に埋もれる始末。結果として引き分けと終ったが、よくサーヴァントのレシーブに耐えたビーチボールであった(強化もなんもしてないただの市販品です)。