chapter02
さて、前回のおさらいをしてみよう。
僕は天気が良いので出かけようと思ったら、電話がかかってきたので応対したのだが、電話の主は女だったり男だったりというか、ヘンなヤツからだった。
このような曖昧な言い方をしてしまったが、曖昧なのは僕が相手が誰なのか知らないからである。
その電話の主はこう語る
「私の台本の役者となってはくれまいか」、と
むろん僕は断る。演技が下手だから、という理由ではないというかむしろ僕にかかれば何本でも演じてやるさ。
僕が断る理由、それは…相手が露骨に怪しいからだ。
話がそれてしまったが、前回はそこで終えてしまったのだった。
「怪異の王よ、君は断ることは出来ない。抗うことは出来ない。何故なら君の大切な友人や、家族は他の役者に連れていかれたのだからね。」
僕はその言葉を聞き、馬鹿な。そんなことはありえない。と思った。
家の電話で
信じるわけではないが、連絡が取れない以上コイツの…カリオストロという男の言葉を鵜呑みにするしかない。
「…で、おまえの…いや、僕に何をしてもらいたいんだ、カリオストロ」
僕は言った。
「君には私の台本にのっとり、演じてもらいたいのだよ。それゆえにきちんと演じてくれるのであれば、むろん誰も傷をつけないことを約束しよう。」
カリオストロは答えた。
「…わかった。おまえの台本、僕がきっちり演じてやるさ。」
「そうか、ではまずは学校に行くがいい…君の大切な人はそこにいるぞ」
僕はその言葉を最後まで聞くことなく、電話を切り、車を出したのだった。
~chapter4~
「あぁ…?なんだこりゃあよ、数字が1つ飛びすぎてねえか?なあ、クリストフ」
男は声を大にして、そのクリストフと呼ばれる大きな男に訪ねた。
そしてそれを大きな男が返答するのかとおもえば、返ってきた声は女のものだった。
「うっさいわよ、ベイ。アンタは少し黙ってなさい、気が散るわ」
「…ンだと、マレウス?この体だけちいせえクソババアが、いきがってんじゃあねえぜ?」
今にも火花が散る勢いだった。そこにようやく彼は発する
「お止めなさい、お二人共。我らは同士ではありませんか、無駄な争いをする意味はないでしょう」
黒い軍服を身にまとった男はいう。先程まで揉めていた彼らを|諌(いさ)めるように。
そして大きな男ーーヴァレリア・トリファはいう
「もうじきこちらに副首領閣下の賜った遣いのものが現れる。失礼のないようにお願いしますよ、お二人共」
「へぇへぇ…わぁったよ。」
黒い軍服を身にまとった男、ヴィルヘルム・エーレンブルグは答えた。
「そもそも突っかかってきたのはベイだもの、私はわかっているわよ」
黒い軍服の女、ルサルカ・シュヴェーゲリンは答えた。
その異様なまでの存在感は何もかもを圧倒する勢いだったのだ。
彼らは聖槍十三騎士団の団員であり、立派な軍人であった。
「おや、どうやらそうこうしているうちにあちらが来られたようですね。では、お出迎えをしますよ。」
「ハイハイ(おうよ)」と2人は返事をした。
ーーーー
「さあ、舞台は幕を開けた、躍れ、謳え、舞うがいい。卿らの活躍を私はここで見物させてもらうとしよう。」
幕は開けた。開けてしまった。
もう、後戻りすることなど出来ない。
「今宵、貴方がたに語るは永遠につらなる物語。さあーー今宵の
ーーTo be continued
はい、どうも。おはこんにちばんわ。
今回で2回目となりました。ミスなどないだろうか、と心配ばかりです、ええ。
今回はついにあのチンピラ共が出てきましたね。
さて、どうなることやら。
次回にまたお会いしましょう!