だが原作開始の事件と見事にダブってしまうという。
どうするアレン。帰ったら女の子がいるぞ!
1999年 7月1日。
アレンはヘルシングに呼び出された。
「調査、ですか?」
「そうだ。地図上に存在するのに、そこから出た人は居ないという村がある。我々の部下に行かせたら帰って来なかった」
「ああ、戦力のある僕に行って欲しいんですね。…そして、見つけ次第殲滅せよと」
ヘルシングは笑った。
「まさしくその通り」
7月4日。
(凄く気味が悪い場所ですね)
霧が掛かった森を進む。確かに、薄暗く見通しの悪いここは、隠れるのに打ってつけだ。
村は森の中にしかれたコンクリートの先にある。
(でも、コンクリートの先にあるという事は、ごく最近ああ成ったのでしょうか)
借り物のバイクを押して歩く。この霧の深さでは運転は難しい。
「あ、見えた」
霧が晴れていく。
建物が建ち並んでいる。ここがその村なのだろう。
「すいませーん!誰か居ませんかー!」
声を大にして、人の有無を確認する。
返って来たのは、発砲音。
「うわ!」
即座に
「お構いなしにどうぞ殺して下さいって事ですね!殺らせて戴きます」
一旦黒い靴をしまう。黒い靴は男性用の物へと変貌していた。
「
右手にスーマンのイノセンスが現れる。名前は本来分からないのだが、アレンがそれだと使いづらいから、と名前を付けた。
「鎌鼬!」
右手を横に大きく振るう。
大気が収束し、鎌鼬となって周囲を斬る。
「…本体不明な限りこれは無駄ですね…巻き起これ、旋風!」
左手で右手を補佐し、大気を打ち出す反動に備える。
空気が震えて編み出す轟音と共に、竜巻が精製され周囲を巻き込み破壊する。
余りにも威力が強い為アレンは飛ばされかけたが、黒い靴を展開し、一気に距離を取る事で凌ぐ。
「もうこれでゾンビは動けない筈…よし」
一気に飛び上がって、上空からボスがいないか探す。
少し離れた所に、一軒家。
「そこだぁあああっ!」
絶叫と共に音枷を発動する。空気の波動を足場にし、一気に一軒家へ突っ込んで行く。
轟音と共に、アレンは着地した。
目を見開いて吸血鬼がそこに居た。
アレンは清々しい笑みで、吸血鬼を見る。
「始めまして、引きこもりさん。そして、さようならァッ!」
何か察知した吸血鬼が、横に転がる。
吸血鬼がつい先程居た場所にアレンは踵を振り下ろしていた。
「む…なかなかカンの効く人ですね」
「あぐっ!?」
吸血鬼が、右足を斬られ悲鳴を上げた。
風ノ乱舞による鎌鼬だ。
「覚悟はいいです?私はあなたを殺しに来たんですからッ!」
ふぅ。次も戦闘です。
戦闘ってある種書きづらいんですよね。
シーンを思い付いてもそれに見合う言葉がなかなか思いつかない。