緋弾のアリア~最強の転生者~   作:killer2525

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第十射 再会/ジャガーノート

side:キンジ

「ばいばいきーん。」

そういうと理子は壁に穴を爆弾で開け、逃げてしまった。

「--っ!?」

そしてその直後、俺の視界には二発のミサイルが映った。

直後、

ドドオオオオオオンッ!!!

今までで一番大きな衝撃が機体を襲った。

外を見ると四基あるエンジンのうち、二基が破壊されていた。

「クソっ!」

慌てて操縦席へ向かうと・・・

 

「遅い!」

アリアが先に侵入し、操縦桿を握っていた。

「このまま着陸させることは出来るか?」

「無理ね。セスナなら運転したこともあるけど、ジェット機はないわ。」

「そうか。だったら!」

機長から先ほど拝借しておいた衛星電話で、武藤に電話を掛ける。

『もしもし?』

「俺だよ武藤。ヘンな番号からですまない。」

『キ、キンジか!?どうした!?』

「今ハイジャックされた機体に乗っているんだが、エンジンを二基破壊された。このまま飛べるか?」

『ちょっとまて、確かに飛ぶ分には構わないが、どこのエンジンを壊された?』

「内側の二基が壊されている。それがどうした?」

『それはB737-350だよな?燃料計の数値を教えろ。EICAS---中央から少し上についている四角い画面で、2行4列に並んだ丸いメーターの下に、Fuelと書かれた3つのメモリがある。その真ん中、Totalってやつの数値だ。』

さすがは乗り物オタク。まるで目の前にあるみたいだな。

「数字は――――今、540になった。どうやら少しずつ減っているみたいだ。今、535.」

『クソったれ。盛大に漏れてるぞ。』

「燃料漏れ!?止める方法を教えなさいよ!」

アリアがヒステリックに喚きだす。

『方法はない。分かりやすく言うと、内側のエンジンが弁の役割を果たしていたんだ。それがなくなった以上、どうにもならない。飛ぶ分には問題ないが、燃料の漏れるスピードが速い。言いたかないが、十五分ってところだな。羽田に引き返して緊急着陸しろ。』

「そうしたいのは山々なんだが、お客さんが来たらしい。」

『何?』

『ANA600便。こちらは防衛省、航空管理局だ。』

 

なるほど、そういうことか。

 

『羽田空港の使用は許可しない。空港は現在、自衛隊によって封鎖中だ。』

『何言ってんだ!』

叫んだのは俺たちのどちらでもなく、武藤だった。

『ANA600便はもう十分程度しか飛べねえ!代替着陸なんてどこにも出来ねえ!羽田以外には無理なんだ!』

『何と言われようと無駄だ。これは防衛大臣による命令だ。誘導機に従って千葉方面へ向かえ。』

 

プチッ

俺はそれを聞き終えたと同時に、通信を切った。

「アリア、従うな。あいつらは俺たちになんか緊急着陸できないと思っているんだ。海に出たが最後、撃ち落とされるぞ!」

「ならどこに着陸するのよ!」

「武藤!滑走路にはどれくらいの長さが必要だ?」

『そうだな・・・まぁ、3000ぐらいは必要だな。』

くそっ、ギリギリ無理か?

「武藤、俺たちは今から『空き地島』のほうに着陸する。対角線を使って2061メートルまでとれるからな。あとは運任せ―――」

 

ドガァンッ!

 

「「何!?」」

「よーカップル。仲良くデートか?」

「「ユウト!?」」

俺たちの前には、三か月前に留学したはずのユウトだった。

「なんかメンドクセエことになってんなぁ。壁ぶち破って入ったはいいが、ドヤッて着陸するつもりだ?」

「空き地島のほうに着陸するつもりだが、あいにく、短すぎてオーバーランしてしまう。」

「あー問題ねえ。足りねえ分は俺が補って止めてやるよ。仕方ねえ。」

「とにかく、空き地島に着陸してくれ。」

 

そういって客室のほうへ戻る。

 

そして空き地島のほうへ向かうが、

「―――無理だ。」

見えない。

暗すぎて、島自体が見えないのだ。

「あたしたちはまだ死ねないのよ!こんなところで、死ぬわけがないわ!」

アリアの言葉の途中で、キラ、キラ・・と、

 

空き地島の上に、光が見え始めた。

『聞こえるかキンジ!お前のために、みんなが懐中電灯使って作ってやってんだ!全員分の反省文、お前が代わりにかけよ!』

その言葉に続けて、何人もの生徒の声が聞こえてきた。

『機体が見えてるぞ!』『あと少しだ!』『もう少し頑張りやがれ!』

こいつらーーー

 

 

みんな、バスジャックの時に乗っていた奴らじゃないか!

あいつらが懐中電灯を使って滑走路を造っているのだ!

俺はみんなが作ってくれた滑走路に向け、ゆっくりと着陸していく。

だが、

足りない。

絶対的に、足りないのだ!

(クソっ!ここまでなのか!?)

あきらめかけた、その時!

『はいはいお疲れさん。あとは俺に任せろ。キンジ。』

ふいに電話からユウトの声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

side:人外(ジャガー――――――)

『おいコラテメエぶっ殺すぞ?』

『すいませんでした。』

 

 

Ω>>>    orz

   ユウト     作者

 

 

side:ユウト

   

 

「さて、ここからは俺の出番だな。」

着陸する少し前に飛び出し、つぶやく。

 

ズンッ!

 

着地。

そして。

「さて、と。そろそろ始めるか。

『ねじ伏せろ――――――――

 

 

 

ーーーーーーー《怪物(ジャガーノート》」

 

ドクンッ!

「ぐっ!?」

体が、変わる。

 

髪が真っ白に変化していく。

肌が浅黒く変わっていく

そして黒かった目が、赤く、紅く変わっていく。

 

これがジャガーノート。

自身の体を変えてしまうほどに強大な力。

見た者から、《怪物》と、忌み嫌われてしまうほど、強すぎる力。

 

「さて、止めますか。」

ドガシャァ!!!

優斗の体と期待が接触した瞬間、何かが潰れるような音がしたが、

ガリガリガリガリガリガリ

地面を削りつつ、機体が急激に減速する。

そして風車の一つに衝突し、停止する。

「ふ~。あ~ダリ~。」

そして風車と機体の間から、無傷のユウトがあらわれる。

そして、その体が元通りに戻っていく。

そして完全に戻り切った後に、

「キンジ、お疲れさーん。」

いつもと変わらない調子で、操縦席に飛び乗る。

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