「やあ。またあったね。」
「テメエはストーカーか何かか?変態紳士。」
また居やがった。あのクソじじい。
「その言い方はあんまりじゃないか!?
「うっせ。で、何の用だ。」
「君を勧誘しに来た。イ・ウーへ。」
「悪いが戦闘狂(バトルジャンキー)の組織に入るつもりはないんでな。
他を当たってくれ。教授(プロフェシオン)」
「随分と詳しいようだな。人外(ジャガーノート)」
ジャキッ
「・・・その名で俺を呼ぶんじゃねえ。クソ野郎。」
「・・・とりあえず、降参はしておいた方が身のためのようだな。」
俺のことをもう一つのあだ名で呼んだ瞬間、思わず《ブラックウィドウ》を胸に突きつける。
「二つ聞こう。一つ目はどこで俺の名を知ったのか。二つ目はテメエは俺の獲物を知っているのか?」
「答えさせてもらおう。
一つ目は君にその名がついた数分後には知ったよ。忍びこんでいる奴から伝えられてね。
二つ目は知らない。だが君を推理してみたところ恐ろしく強力なものだと思ってね。
見たところ最も近いのは《デザートイ―グル》と《ベレッタ》のようだが、本質はーーー」
「分かっているようだが、一応教えてやる。《原型(オリジナル)》とはかけ離れた、
異常すぎる威力を誇るぜ。」
「どうやら本当のようだね。君の話し方から判る。」
まあ、今入っているのは《空気弾丸(エアバレット》だから死にはしないが。
《空気弾丸(エアバレット)》
特殊な弾丸で、着弾時に対象に対し特殊な衝撃波を加え、脳と三半規管を揺らし、
相手の自由を奪う弾丸。1マガジン5発、対人1対1制圧用。
「もう一度問う。なんのようだ。」
「・・・ジャンヌ・ダルク30世、カナ。峰・理子・リュパン4世。」
「ッつ!?」
覚えのある名ばかりだった。
「彼女らも所属しているが、どうだ?君の技術を伝えてみないか?」
「・・・・・」
悪い話ではない。理子は個人的には助けたいし、カナやジャンヌとの戦いは楽しそうだ。
・・・俺の技術を教えれば、の話だが。
「条件を提示していいか?1つでいい。」
「それで君が来るのならば、構わない。」
「期限は三か月だ。それ以上はいるつもりはない。」
「十分だ。契約成立、だな。」
「ああ、この後ここの校門で会おう。すぐに向かいたい。」
はあ、めんどくせえ奴だな。
教室にて。
「うーっす。キンジ。大事な話がある。」
「なんだ急に!?」
「俺、留学する。三か月ほど。」
「は?」
「ッつーことで後よろs「待ちなさい!」グエッ!?」
「ア、アリア。」
チッ。めんどくさい奴(そのに)が来やがったか。
「どういうことよ!?留学するって!」
「そのままの意味。三か月。」
ガラッ
よし、逃走経路良し。
「と、言うわけだ。じゃあな。次は三か月後に空の密室(・・・・)で会おうぜっ☆」
窓からダーイブ!
校門にて。
「待たせたな。教授。」
「いや、それほどでもないさ。それじゃあいこうか。君の留学先へ。」