生き残りをかけて~生存者達の記録~   作:Archer SHO

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どうも!archer1925です!!

今回は少しホラー要素もあるのでニガテな方はお気をつけくださいませ!

あと、お気に入りにしてくださった方々本当にありがとうございます!!これからも頑張っていこうと思いますのでこれからもよろしくお願いします!!!!

それではどうぞ!!


藤堂祐樹編 第1章 3話

一度車に戻り、手に入れた武器、弾薬を後部座席に入れると僕は再びサービスエリア内部へと戻っていった。

 

(さっき通った従業員通路にあった部屋はもう確認したからあとは…すぐに行けるのは左のレストランだな)

 

右の売店はシャッターが下りていて今すぐに行けないため、ひとまず左にあるレストランに向かった。

 

 

 

…レストランはどうやら病院の代わりとして使われていたらしい。国防軍がここを出てから1年半にもなるがまだ病院独特のエタノールのにおいがした気がした。

 

どうやら駐車場端に捨てられていた大量の机や椅子はさっきのフードコートとここのものらしい。

 

奥の調理場は衛生兵か看護士の作業場として使われていたらしかった。そこには少なからず医薬品が置かれていたがどれもこれも聞いたことのない薬ばかりでとてもじゃないが手を出す気にはなれなかった。

 

(そういえば右の売店のとこに本屋もあったよな)

 

そう思い、右側のシャッターの閉まった売店エリアへと向かった。

シャッターはどうやら電力式らしく開けるには工具が必要になりそうだったため、外の自動ドアから入ることにした。

 

思った通り簡単にドアは開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…が様子がおかしかった。なんというか、入った瞬間に悪寒を感じたというか。雰囲気が最悪だった。ここは11月だというのにジメッとした空気が漂っていた。

 

(…なに?この空気。ていうか普通シャッター一枚隔てるだけでこんなに空気が変わるものか?…何か聞こえたような……………っ!!)

 

それは人の声だった。それも泣き声。たぶん女の子。

 

(まさか、生存者が…)

 

泣き声が聞こえたのは…裏口からだった。

 

「だれか…いるのか?」

 

僕はそう聞いた。

 

すると今度ははっきりと女の子の声が聞こえた。

 

「たす…けて…」

 

消え入りそうな声だったが確かに聞こえた。

 

もし、これがサバイバーによる罠ならもっと前に仕掛けているはずだ。

 

だったらこの声は本当に生存者が助けを必要としている声なのではないか?

 

…そんな考えが僕の頭を駆け巡った。

 

…誰かを助けようという考え方を僕がまだできるということに驚きつつも、僕はこの感情は完全に捨ててはいけないものだとも思った。完全に捨ててしまえば心のないただの機械と同じになってしまうと思った。

 

助けれるなら助けようと決心し、僕は辺りを警戒しながら裏口へと向かい、そしてドアノブを握る。

 

鍵は掛かっておらず、ドアノブは簡単に回った。

 

「っ!………よし!」

 

僕は意を決してドアを開けた。そこには………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死体の山があった。

 

 

「っ!!」

 

…僕は驚きすぎて声も出なかった。

 

どれも真っ黒に燃やされていた。

 

おそらく感染者になる前に処理されて燃やされたのだろう。

 

そこで思い出す。さっきの声の女の子は…?

 

そう思った次の瞬間、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『タ”ス”ケ”テ”』

 

 

 

 

 

 

 

 

っ!!!

 

今度は耳元ではっきりと聞こえた

 

さすがの僕も、あまりの恐怖に耐え切れずダッシュで車へと戻った…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…このとき、脱兎のごとく走り去る僕の後ろには煤けた白いワンピースを着た女の子が立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……

………

 

「ハァ、ハァ、ハァ」

 

まさかこんな世界で心霊現象を目の当たりにするとは…

 

こんな世界だからこそかもしれないが…

 

しかし今思い出してもぞっとする。とても笑い話にはなりそうになかった。

 

少し落ち着いてからふと思い出したように腕時計を見ると17時になろうとしていた。

 

「チッ…残りは明日だな」

 

そう言って僕は防御用に溶接された鉄板により普通の倍以上に重くなったドアを開けて車の中へと入った。

 

 

 

 

 

 

 

その後、まず初めに邪魔になる装備を外して、次にカップヌードルを食べて少し早い夕食を終えた後、僕は今日使った銃の整備をまだしていなかったのを思い出して、整備を始めることにした…

 

 

これらの銃の整備自体はさすがに慣れたもので40分程度で終わった。

 

 

その後、今日見つけた銃の点検をすることにした。

 

後部座席に置いておいた銃の入ったボストンバッグを手に取り、助手席に置いた。

 

バッグを開け、中から取り出したのは、

 

(SR-25セミオートスナイパーライフル、いわゆるマークスマンライフルだけど僕は長距離狙撃ができないしこれでよかっただろう。…サプレッサーもついてるし)

 

ある程度動作確認したあと、次に取り出したのは、

 

(HK416A5、これにもサプレッサーが付いていたら文句なしだったんだけどなぁ…まぁないものねだりしても仕方ないけど)

 

こちらも分かる限り整備して動作確認したあと、最後に取り出したのは、

 

(M93Rが二挺。…まぁこれは僕の趣味も入ってるけど。)

 

この銃だけはほかの2挺と違いガンラックに入っておらず、武器庫の端の机の上にショルダーホルスターといっしょに置いてあったものだ。おそらく警察か国防軍関係者の私物だろう。

 

(…持ってきたはいいけど、べつに2挺拳銃をするわけじゃないんだよなぁ……)

 

正確には2挺拳銃をしないではなく、出来ないなのだが…

 

 

 

 

 

 

今思うと、このときの僕はまだ落ち着ききれていなかったんだろうと思う。無理やり落ち着くために、いつもより余計にテンションを上げている感が否めなかった。

 

 

 

ある程度整備が終わった後、車のカーナビに付属しているDVDプレーヤーで以前拾ったDVDを毛布にくるまりながら見ているうちに、僕は眠りに落ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回から装備に加わった銃

SR-25セミオートスナイパーライフル(15×倍率スコープ、バイポット、サプレッサー)

HK416A5(無倍率ACOGサイト、ハンドグリップ、フラッシュライト)

M93R ×2(プレーン)

コメントお待ちしております!!

追記:加筆、修正をしました。
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