〜三重人格のマネージャーとμ'sの日常〜   作:如月 マイ

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初めまして!

初登校ですが、よろしくお願いします!




このマネージャー、大丈夫?

「サイッテーね!」

「女の敵にゃ!」

「死になさいよ!」

何故、私ーーー岸波 春が、アイドル研究部室で、ツンデレと猫と貧乳にボコボコにされているのかを説明します。

 

『貴方たち、生理はいつですか?』

数秒前の私である。

 

「いっ、痛いです! ちょっ!? 生理聞いたぐらいで怒らないでください!」

 

「会って数十秒でそんな事聞かれたら怒るわよ普通!」

ツンデレ『西木野真姫』は、髪の毛と同じぐらい顔を真っ赤にして怒りました。

 

なるほど。私は聞くタイミングを見誤ってしまったみたいです。

 

「だいたい、なんでそんなこと聞くのよ!?」

 

なんでって、それはもちろん、

 

「知らなければならないからです!」

 

「何なのコイツ!? ただの変態じゃない!?」

貧乳少女『矢澤ニコ』が冷たい目つきで私を睨んできます。

 

「気になるに決まってるじゃないですか! 女の子ですよ!? 後変態言わないでください!」

 

「やっぱり変態だにゃ!凛たちのマネージャーだなんて嘘に決まってるにゃ!」

 

「嘘じゃないよ」

 

「残念ながら、嘘ではありませんよ」

 

「嘘じゃないよね♪」

 

私を助けてくれたのは、幼馴染の穂乃果、海未、小鳥です。海未さん、なんで残念ながらなんですか…?

まあとにかく、幼馴染三人を味方につけたからには、強く物を言っちゃいます!

 

「そうです! 嘘じゃありません! 私はこの三人と、ここの理事長に頼まれて、貴方たちμ'sのマネージャーになったのですよ? 言ってみれば、私は貴方たちの真のリーダーです!」

 

「し、真のリーダー!?」

ニコが目を見開く。

 

「そうです! 真のリーダーです! と、いうことで生理はいつですか?」

 

「何でそうなるのよ!?」

真姫が口を挟んできました。

 

「知らなければならないからです!」

 

「それはもういいわよ! 何でそんな事教えないといけないのよ!」

 

「きっと変態的な目的に決まってるにゃ!」

 

「体調管理です! 他に何があるっていうんですか!?」

 

「にゃっ!?」

 

「あぁ〜、なるほどな〜」

希が納得したように頷きました。

 

「そ、それならそうと早く言いなさいよ! 勘違いしちゃうでしょう!?」

 

ニコは私を変態呼ばわりしたことに罪悪感を覚えているらしく、バツが悪そうです。

 

そうです! もっと罪悪感を感じて反省しちゃえばいいんです!

 

「それにしても、初対面で聞くことはないんじゃない?」

絵里が呆れたような顔でそう言いました。

 

「いえ! 私は貴方たちのマネージャーです! 貴方たちの体のことは、隅から隅まで、全部! 正確に! はっきりと! 頭に焼き付けておくつもりですから!」

 

「や、やっぱり変態だにゃー!!」

 

「変態言うな!」

 

「にしても、キャラの濃い人が来たもんやなぁ〜」

 

関西弁で巨乳の貴方も相当キャラが濃いと思うのですが…。

 

「って、自己紹介がまだでした!」

 

私はみんなを机に座らせて、みんなの前で自己紹介を始めました。

 

「私は岸波春と申します! マネージャーとして精一杯頑張るつもりですので、よろしくお願いします!」

腰を直角に曲げて礼をしたのですが、拍手は少なかったです。

 

やっぱり私、まだみんなに受け入れられてない……?

 

「そもそも、岸波君は、どんなお仕事をするのかな?」

 

「ハル、で良いですよ。花陽さん。そうですね、基本的には体調管理とPV撮影の監督などを行うつもりですが…。ちょっと説明しなければならな………」

 

あ、ダメだ。説明する前に性格が……!

 

「…………」

 

「あ、あれ? どうかしたかにゃ?」

 

「ん? ああ、別に大丈夫だ。気にすんな。ま、つぅわけでよろしくな」

 

「あ、あれ? 口調が……」

 

「そうそう! よく聞いてくれた花陽! 実は俺」

 

「三重人格なんだよ!」

 

おい穂乃果、なんでお前が先に言う。

 

「さ、三重人格ぅ!?」

 

「大袈裟だなぁニコ。まあ、穂乃果が言う通り、俺は全部で三つの人格を持ってんだ」

 

「三重人格なんて初めて聞いたわ…」

絵里が目を大きく開けて俺を見た。

 

「それと、言いたいことが二つあるんだ。一つ目は、性格は不規則に変わるってこと。二つ目は、性格が変わると、自分の得意分野と瞳の色が変わるってことだ。ほら、俺が敬語だった時は青色だけど、今は赤色だろ?」

 

「あ、本当だにゃ」

 

「何色がどんな性格とか、決まってるん?」

 

「よく聞いてくれた希! 青色の時は、そうだな、なんていうか、みんなによく誤解を受ける性格だな」

 

「誤解ねぇ〜」

ニコが数分前の出来事を思い出すようにため息をついた。

 

「ま、そんで赤色の時はー……まぁ、その内分かっちゃうと思うけど……」

 

幼馴染三人以外は、頭の上にハテナマークを浮かべている。

俺は誤魔化すように話を切り替えた。

 

「あ、そうだそうだ! 生理聞かなくちゃな! あぁ、後スリーサイズも!」

 

「「「「「「「「「ス、スリーサイズぅうう!?」」」」」」」」」

 

「あったりまえだ! グヘヘへへへ……ハッ!?」

し、しまった。つい口元が…!

でも、みんなが恥ずかしがりながらスリーサイズと生理周期を教える所を想像すると………………ニヤニヤが止まらないっっー!!!

 

「………もしかして、今の性格って……」

真姫が恐る恐る、幼馴染三人に聞いた。

 

「そう。変態です」

海未がジト目で俺を睨んできた。「目が赤色の時は、常に発情している猛獣と思ってもらって結構です」

 

「おまっ、それは言い過ぎっ……!?」

 

………ということはない。実は正しかったりする。

こういう時は、欲望に忠実な紳士と表現してもらいたいところだが。

 

くそっ、もうバレちゃったか。まあ、いずれはみんなに知られてただろう。

 

………あぁ、みんながさっきと比べて幾分も距離を置いている気がする。

 

ついでに真姫、ニコ、凛に至っては凍りつくような冷たい目をこちらに向けている。

 

「ま、まぁ、よろしくね〜」

俺は笑顔でその場を和ませようとしたが、失敗に終わる。

無理やり話を繋げる作戦に移行!

 

「そ、そうだ! 後、もう一つ、絶対に説明しておかなきゃいけない事があるんだけど、俺の目が黒色になった時は……」

 

あ、やべ。

 

「………」

 

「ん、どうかした……」

 

「ぴゃあああああああああああ!!?!!?!?」

僕はあまりの恐怖に悲鳴を上げた。

 

だ、だって、僕の目の前には九人も女の子が…!!

 

「にゃあ!!?!? どうかしたかにゃ!?!?」

 

「うわぁああああああああ!?!??!?」

 

「な、何なのよ?」

 

「ひぃいいいいいいいいいいいいい!!!?!?」

 

「ど、どうしたっていうん?」

 

「んほぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

 

とうとう、僕は白目を剥いて気絶してしまった。

 

「い、一体何なのよ、これ!?」

真姫が聞いた。

 

「えーと、確かー、目が黒い時は、女性恐怖症なんだよね♪」

 

穂乃果、小鳥以外の七人は、泡を吹いて倒れ込んでいる岸波春を見て、思った。

 

(((((((このマネージャー、ホントに大丈夫?)))))))




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