生まれたことを誇る物語   作:クランレイア

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やっとコーラル城ですが、ほとんど原作キャラに絡みません
アリエッタにもほとんど触れてないような…


光王の隠れ家と妖獣

 

 

なんでこんなことに、

 

フェンディーラの頭にはこの言葉しか浮かばなかった。

現在、彼女がいるのはいかにもお化けの出てきそうな、それでも人の手が入った古い石造りの部屋だった。

客室として用意されていただろうその部屋は既にボロボロで、埃は無いもののどこかカビ臭くて冷たい。

何故こんなところにフェンディーラがいるのかといえば、あの幼く見える少女に攫われたからである。

少女は神託の盾(オラクル)騎士団の六神将、名を妖獣のアリエッタと言う。

千年後の導師であるフェンディーラは最高機密の情報も閲覧出来るため、その事を知っていた。

しかし、アリエッタを含めた六神将に関する情報は然程多いわけではなく、能力や容姿の特徴、最後にどのような場所で戦って死んだという事しか知らない。

なので何故自分が誘拐されたのか推測は愚か、如何するべきかも導き出す事が難しかった。

幸いなことに殺すつもりは無いようで、機嫌良くフェンディーラと手を繋いでこの部屋に案内した後は頼まれた事を終わらせてくる!とだけ言って出て行ってしまったのだ。

縛られているわけでもないので動き回る事も出来るのだが、セレーディアに口を酸っぱくするくらい、一人になったら動き回るな!と言われている為、大人しく待つ事にしている。

 

「うーん、どうしましょぉ?ずうっとここに居るのも暇ですし…」

「……あんた、誰?」

「?」

 

思わずそう呟けば、一人きりだと思っていた室内から返事が返ってきた。

首を傾げながら振り向けば、そこに居たのは翡翠のような緑髪に鳥の嘴のような仮面を付けた少年だった。

怪訝そうな雰囲気を醸し出す少年にフェンディーラは言う。

 

「私はフェンディーラと言うの〜、フェンって呼んで欲しいわぁ」

「いや、別にあんたの名前を聞いた訳じゃないんだけど」

「あらぁ、誰と言われたら名乗るのは当たり前じゃないかしらぁ?」

 

のほほんと話すフェンディーラに仮面で見えないが、呆れた様子の少年は溜息を吐きながら扉の横に背中をつける。

どうやらフェンディーラの見張りを兼ねているらしい少年に密かに溜息を吐くと、気にした風もなく話しかける。

 

「それで、貴方のお名前は何かしらぁ?」

「はぁ?なんであんたに言わなくちゃいけないのさ」

「だって私は名乗ったでしょう?なら、教えてくれても良いと思うのだけれど…」

「ハッ、イヤだね。どこの馬の骨ともわからない奴に名乗る名前なんて無いよ」

 

名前を尋ねれば帰ってくるのは皮肉ばかり。

身体的特徴で彼がどんな人物なのかは推測できるが、敢えてフェンディーラは口にしなかった。

今度はふぅ、と少年にも聞こえるように溜息を吐いて、部屋の外を見た。

窓から見えるのは青い空と木々の緑、そして崖か何かにぶつかる波の水飛沫。

それで此処が高い崖の上にある、海に近い場所なのだと理解して、フェンディーラはどうしようかと考え込むのだった。

 

一方、攫われたフェンディーラを追いかけるセレーディアを筆頭とした一行は現在、アリエッタが指定したコーラル城という場所を目指して走っていた。

カイツールの軍港を出て暫くした後に、体力があまりないルイチェルはエーテルナの音素自動型二輪移動式譜業に乗せてもらっている。

他の四人は速度を自分たちに合わせているエーテルナに遅れを取らぬよう、全速力で昨日確認した廃城へと向かう。

 

「あんのクソガキ…!会ったらタダじゃおかないよ!!」

「落ち着け、ログホース。幼獣のアリエッタの目的は不明だが、危害を加えるつもりはないだろう」

「そうよ、突然降ってきた時は誰かと間違えてたみたいだし。その誰かと認識してる間は大丈夫よ」

 

般若の形相で草原を駆け抜けるセレーディアに真剣な表情でイルーダが告げ、賛同するようにフェルマジェリカも言うと険しい表情のままだが落ち着いたようだ。

すぐ後ろを走るラゾットーチェは安堵から溜息を吐き、顔を上げた際に見えてきた朽ち果てた城を指差す。

 

「…おい、アレじゃないか?」

「此処が、千年前の光王の隠れ家(プリズミーシェイ)…」

 

ラゾットーチェの言葉に全員が指差す方向を見て、自分たちの知る場所との違いに困惑したルイチェルがぽつりと呟く。

見えてきたそれは崩れてはいないものの、朽ち果てて酷い有様だった。

遠目からも分かるボロボロ具合に心なしかルイチェルの顔が青くなるのを見て、フェルマジェリカやラゾットーチェは苦笑いを浮かべる。

大方、幽霊でも出そうだと考えているのだろう。

アリエッタに悟られぬよう離れた森の中で音素自動型二輪移動式譜業を止め、徒歩で近付く一行。

見れば見るほどお化け屋敷のような廃城にボソッとイルーダが言った。

 

「…出るな、」

「ひぇっ」

「出るわね、確実に」

「絶対出るだろ」

「?ポルターガイスト系の魔物は、普通にいる…多分」

 

至極真面目な表情でイルーダが言った言葉にルイチェルは肩を震わせ、それに便乗してフェルマジェリカとラゾットーチェが言えば更に顔色が悪くなっていく。

そんな四人(一人は大真面目)のやりとりにエーテルナが首を傾げれば、ルイチェルは幽霊ではなく魔物の話だと理解して顔を赤くする。

 

「も、もうっゾットくん!ルーリィさん!!」

「あっははは!ごめんごめん、あまりにも反応が可愛くてさ〜」

「そんなに苦手だったんだな、お化け屋敷ダメだろ絶対」

「うぅ〜っ」

「おい、戯れるのはもう終いだ。何処から入るか決めるぞ」

 

顔を真っ赤なリンゴのようになったルイチェルが怒れば、フェルマジェリカもラゾットーチェもカラカラ笑うだけで暖簾に腕押し状態で効果がない。

まだまだ続きそうなそれを止めたのは、フェンディーラが攫われたことで気が立っているセレーディア。

セレーディアの言葉で全員が気を引き締め、真剣な表情で改めて目の前の廃城を見つめる。

昨日、この場所を確認しに来たイルーダとフェルマジェリカは言う。

 

「ざっと見た感じでは分かりにくいが、人の手が加えられてまだ新しいのが確認できた。つい最近、人の出入りがあったのだろう」

「裏口は無し、何より崖になっていて非常に危険だったわ。正面以外から入るなら、木を登って飛び移ることになりそうね」

「…正面から行って、英雄一行と鉢合わせ…控えるべき」

「あぁ、そうだな。この後に彼らも追っかけてくる筈だよな…問題は、どの辺りにフェンがいるんだ?」

「それはもう探しながらだね…とっとと行くよ。うちの導師様は落ち着いて待ってられやしないからね」

 

そう言って歩き出すセレーディアの後を、イルーダを最後尾にして全員がついていく。

かつてファブレ公爵家の別荘だったというコーラル城は、その時の華やかさもなく虚しさを感じさせる。

崩れかけの城壁の陰に身を隠しながら移動し、侵入できそうな場所を目で探る。

目をつけたのは二階部分の比較的壊れていない窓で、遠くから見ても何もないので空き部屋らしい。

セレーディアが木に登り始めようとした所でエーテルナが服の裾を引っ張る。

 

「ん?どうしたんだい?」

「…これ、使って。私とルイチェル、飛び移るの無理」

 

そう言って渡されたのは長いロープだった。

理由も納得出来るものだったのでセレーディアは苦笑しながらも頷き、肩に掛けると眼光鋭く着地地点の窓辺を睨む。

そして木に登って太い枝の上に立つと、かなり短い助走をつけて廃城の空き部屋への侵入を果たす。

お見事、とフェルマジェリカが呟くとそれを自信ありげに鼻で笑い、ロープを部屋にある家具に固定すると窓から垂らす。

ロープがしっかり結ばれているのを確認したイルーダが、他のメンバーに目配せをして先に登らせる。

まずは戦闘も行えて応急処置も出来るラゾットーチェ、次にエーテルナ、ルイチェル、そしてイルーダが登る。

殿となったフェルマジェリカがロープを掴むと、全員で上へと引っ張り上げた。

その部屋を見れば埃が積もり、置き去りにされていた家具などはボロボロで使われた様子が無い。

フェルマジェリカが着地した際に埃が舞い、控えめながらも全員が咳き込んだ。

 

「ゲホッゴホッ…ひでえな、こりゃ」

「こほっこほっ、ほ、本当にこんな所に人がいるんですか…?」

「間違いないと思うわよ。さ、行きましょ」

 

口元を服の袖で隠しながら全員が部屋の外へと出て、すぐに身を隠すようにしゃがみ込む。

出てきた所は吹き抜けのようになった玄関ホールの二階。

その突き当たりから二番目の部屋でイルーダが周囲を確認する。

 

「……どう?」

「見た所、ポルターガイスト系の魔物の他に、非常に古い型のガーゴイルが数台いるようだ。恐らくは放棄されたこの城に住み着いた類いのものだろう、強さもこのメンバーならば大したことはない」

「なら、とっとと進みましょうよ。アルスがさっきから殺気立ってヤバイ眼をしてるから」

「殺気立ってねえよ」

「いや、なってるなってる」

 

そんな感じの締まらない会話をしながら探索を開始。

進んでいくうちに地下と別棟の屋上へと続く階段を見つけて話し合っていると、近くを通っている青く光るポルターガイストと通常のポルターガイストを見比べていたエーテルナが言う。

 

「…あいつ、何か持ってる」

「?な、なんだか、青く光ってますね…」

「強さはただのポルターガイストと一緒だと思うぜ、そらよっと!」

 

基本的に攻撃手段が物理となってしまうルイチェルがロッドを手に怯えた素振りを見せれば、気軽な様子でラゾットーチェは槍を構えて投げつける。

技ですらない攻撃ではあったが、そんじょそこらの魔物相手に遅れを取るような鍛え方をしていないラゾットーチェは、見事に青く光っているポルターガイストを仕留めた。

その腕前に感嘆の声をもらせば、それを見ていたフェルマジェリカがポルターガイストが落とした何かを拾う。

 

「…青い玉?どうして魔物がこんなもの持ってるのかしら」

「ふむ、屋敷にあったものを取り込んだ、又は警備の為に何者かが仕組んだのかもしれないな」

「何に使うかハッキリしないなら、此処にいる間は持ってた方が良さそうだね…」

 

冷静に分析したイルーダの言葉にセレーディアも頷き、青い玉はフェルマジェリカが保管する事にしたようだ。

そのまま周囲を探索し、今度は反対側を調べ始めると先程のポルターガイストのように淡く赤く光るポルターガイストを発見する。

最初に侵入した部屋の近くの廊下に消えたり、現れたりするそれを見て軍人組は顔を見合わせて頷く。

そして言葉にせずシャンデリアが落ちて通れない階段を器用に駆け上がるフェルマジェリカ、その場に高く跳び上がるセレーディアと、トンファーを構えてセレーディア目掛けて振るうイルーダ。

力強く脚を踏みしめ、落ちてくるセレーディアの足をトンファーに上手く当てるなり、イルーダは気合を込めて振り抜く。

 

「ぅおおおおおおおぁあっ!!」

「ぶっ飛ばしてやんよぉおおおお!!」

「仕留めるわ!!」

 

そんな声と同時に赤く光るポルターガイストはフェルマジェリカとセレーディアに挟み撃ちにされ、逃げる間もなく音素へと還っていった。

一仕事終えたイルーダは満足そうに一つ頷き、セレーディアとフェルマジェリカは眩しい笑顔で上の階から飛び降りる。

その様子を見ていたルイチェル、ラゾットーチェ、エーテルナはただただ呆然としていたのだった。

そんなこんなで二つの玉を手に入れた一行は探索を続け、とある部屋の扉の前に立つ。

何かを嵌める穴が二つと紫の玉が嵌め込まれた扉に首を傾げるルイチェル。

セレーディアやラゾットーチェも首を捻っていたが、穴と紫の玉を見て何かに気付いたフェルマジェリカが懐からあの二色の玉を取り出す。

そして二つの玉を嵌め込めば、光は溝を伝って紫の玉へと集まり、音を立てて扉が開いた。

思わずガッツポーズをしてみせるフェルマジェリカにルイチェルとエーテルナが拍手をする。

黙って様子を見ていたイルーダは納得したように頷いた。

 

「なるほど、赤と青の色を混ぜれば紫になる。この二つの玉を集めなければ開かない仕組みだったんだな」

「そゆこと!私達は見てないだけで、もしかしたら別の場所に他の色もあったかも知れないわね。運が良かったわ」

「そんなこともう良いから、早くフェンを捜しに行くよ!」

「…単独行動、危険」

「ま、待って下さいアルスさん!!」

「しょうがねぇな…、さっさと行こうぜ」

 

イルーダの言葉にフェルマジェリカが頷くと、急かすようにセレーディアが声を掛けて足早に進んでいく。

その後を小走りで追いかけながらエーテルナとルイチェルが呼びかけ、呆れたようにラゾットーチェが言えば二人も頷いた。

進んでいくと魔物に遭遇しながらも階段を下り、広い空間に出る。

地下のような場所に不自然な形で存在する空間に疑問を抱く軍人組。

似たような場所で作業をすることが多いエーテルナも密かに眉を顰め、周囲を注意深く見回していく。

そしてやって来た場所には巨大な装置が置かれていた。

 

「なんじゃこりゃ…?見たことねえな」

「大きいですね…何に使うんでしょう?」

 

そう言って首を傾げるラゾットーチェとルイチェルの隣でセレーディアが周囲を警戒し、音機関に詳しいエーテルナとイルーダが装置を調べていく。

ルイチェル達がいる逆方向にはフェルマジェリカが見張りとして立ち、異変が無いか様子を探った。

音機関のすぐ近くにある細い階段から降りて、海に面した崖下に作られたからであろう、水面が近い床に立つと操作盤をエーテルナが操作していく。

次々と出てくるデータはイルーダからはよく分からず、黙って指を動かし続ける年下の女職人に尋ねる。

 

「ガリュート、一体これは何の譜業なんだ?」

「…これ、千年後には無い。レプリカを造る為の音機関」

「何ですって?!」

「これが、レプリカ戦争(レプリカ・ウォー)の…」

 

エーテルナの言葉に驚愕するフェルマジェリカ。

声には出さないがセレーディア、イルーダも驚きに目を見開き、思わずという風にラゾットーチェが呟く。

戦争を引き起こす一端とも言える目の前の装置に固まると、一行が来た方向から何者かの話し声が聞こえた。

だんだんと近付いてくるそれに気付いたセレーディアが合図を出し、急いで奥の通路へと急げば辿り着いたのは長い階段。

上に行くか下に行くか迷うものの、退路が無くなることを懸念したイルーダの提案により下へ向かう。

一つ下の階の踊り場で待機していると暫くすれば、その声の主達は先程一行がいた場所にやって来ると、何かを見つけたように声を上げた。

 

「いたぞ!」

「ルーク様、追いかけましょう!!」

「ミュウも行くですの!」

「待って下さい!アリエッタに乱暴なことはしないで下さい!」

 

そんな声が聞こえて、やって来た英雄一行はルイチェル達に気付くことなく上へと向かって行った。

ぱっと見ではかなり長い階段を上って行ったのを確認したラゾットーチェが合図をし、ぞろぞろと先程の通路まで戻るとフェルマジェリカが問いかける。

 

「…で、どうするの?英雄様達が来たなら、このまま此処に留まるのは危険だわ」

「そうだな、俺たちはあくまで俺たちの事情で彼らの後を追う、又は先回りするつもりだ。それを今悟らせてしまうのはマズい」

「じゃあ、あのレプリカを作る機械の所まで戻りますか?」

「…その方が良い、かも」

「それなら急ぐよ、何だか上が騒がしいからね。すぐ戻って来ても面倒だ」

 

セレーディアの言葉に全員が頷き、急いで先程の機械が置かれた地下空間まで走る。

すると丁度、地下空間の入り口付近で青い鳥が手すりに止まっていた。

鮮やかなシアン色の鳥に目を見開くセレーディア。

他の面々も鳥に気が付くと、鳥はセレーディアの元に飛んで来て手前で少し上昇し、瞬きをする間に捜していた女性の姿を取る。

 

「フェン!!」

「やっと見つけましたぁ〜、あの緑少年ったら中々いなくならなくってぇ」

「無事で良かったです、フェン、さん」

「ルイチェル〜、今は仲間なんですからもうちょっと慣れて欲しいですぅ…」

 

目の前で変化して見せた青い鳥、もといフェンディーラにセレーディアが表情を和らげる。

どこか異常は無いか確認している間にルイチェルが声をかければ、まだぎこちなさが目立つ彼女にフェンディーラは頬を膨らませて言った。

それに慌てる様子を見て笑った後、ラゾットーチェは手を叩いて全員に尋ねる。

 

「とりあえず、フェンも戻って来たし此処を出ようぜ。もう用事は無えんだしさ」

「フェ…カーディルに賛成だ。いつ彼らが戻って来てもおかしくないからな、急いで此処を離れよう」

 

二人がそう言えば全員も頷き、一行は来た道を戻り始めた。

その道中でエーテルナがフェンディーラに尋ねる。

 

「…今まで、何処にいたの?」

「えっと、丁度あの機械の部屋の真上ですねー。緑少年がいなくなったのを見てから、鳥に変化して逃げ出しましたぁ」

「妖獣のアリエッタには何もされなかったのか?」

「されてないですよぉ〜、とても良い子でしたし。…ただ、導師イオンと間違われたので、無意識に彼の事を察しているのかもしれませんね」

「…そうか」

 

それを聞いた後、エーテルナやイルーダは黙り込んで何かを考えている様子を見せた。

先頭を走るフェルマジェリカとラゾットーチェの後ろ姿を見ながら、フェンディーラは幼く見える桃色の少女の事を思い浮かべるのだった。

 

 




※ほとんど愛称で呼ばれる事になるので、次話から全員の名称を愛称で固定します。ご了承下さい。

スキット
・フォミクリー
イルーダ「レプリカを作る音機関…初めて見たな」
テルー「…私も。興味はあるけど、使いたくはない」
ゾット「ま、俺たちからしたら、戦争で使われた兵器みたいなモンだしな。実際は違う使い方だったのに、皮肉なもんだよ」
テルー「……そうか、それがあれば足りない部品とかを大量生産出来るか」
イルーダ・ゾット「おい」

・妖獣のアリエッタ
アルス「フェン、本当にあのクソガキに何もされてないんだね?」
フェン「ホントですってばぁ。もう、アルスは心配性なんですから〜」
ルイチェル「でも、何もなくて良かったですよ?本当に」
ルーリィ「そうよ。で、アリエッタと何か話したの?」
フェン「えっと、話す前にみんなの所に戻っちゃいましたねぇ。フレスベルグから降りてからはニコニコしながら、ずっと手を繋いでましたよ?」
アルス「…」
ルイチェル「え、えっと…」
ルーリィ「…子どもっぽかったのね、妖獣のアリエッタって」
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