武昭の説明を聞いてポカーンとしてた刀奈達の中で簪が最初に立ち直って詰め寄った。
「ねぇ!広瀬さんが宇宙警察だったって事は何か乗り物みたいのもあるんですか!?
あっ……取り乱してすみません………」
「別に構わないよって言うか……そういうのに興味があるの?」
「簪ちゃんは色んなヒーロー物のアニメや特撮とかが好きなんだよ〜」
「そうか、だったらコッチにあるよ」
「すみませんけど、そういうのを見せてもらっても良いんですか?」
刀奈は何処か済まなそうな表情で尋ねた。
「うーん………そいつは俺からしたら基本装備の一つだからね。それにそいつを見せた所で真似が出来る事が出来ないよ」
刀奈達は武昭の後についていった。
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武昭が刀奈達を連れて来た場所はダグキャリー内の格納庫だった。
「ココにあるのが俺が使うダグビークルのグリッタースロットルで
向こうにあるのがグリッターシャトルだ」
「まさか、スペースシャトルまであるなんて思わなかったわ………」
「うわぁ……広瀬さん!このバイクとスペースシャトルって何かあるんですか!?」
「ん?何かあるって……どういう事?」
「例えば変形したり合体出来たりとかです」
「かんちゃん……幾ら何でも、そこまでは出来ない「いや、出来るぞ?」出来るのー!?」
武昭の言葉を聞いた本音は驚いていた。
「お願いします!それを見せてください!!」
「コラッ、幾ら見たくても広瀬君の迷惑になるじゃない」
「別に見せても構いませんよ?俺もこの世界に来てからまだやってないから確認しないと
ダメですから」
「そう……じゃあ私達に何か手伝わせてくれないかしら?」
「特に手伝ってもらう事はありませんね。そうだ簪に見せれるのは一つだけでも良いか?」
「はいっ!それでも良いです!!」
簪の目はキラキラ輝いていた。
「じゃあ、この世界で初めての合体だな。まずはコイツだな トライダグオン! グリッターアキ!!」
「それは、さっきも見たよ〜」
「まぁ、まだ終わりじゃないよ。来いっ!グリッタースロットル!!」
(凄いわ……音声認識起動システムが組み込まれてるのね……)
刀奈はスロットルが自動的に動いた事に感心していた。
「行くぞ!融合合体!!ダググリッター!!」
「ふわぁ………広瀬さん!私を手に載せてくれませんか!?」
「あぁ、構わないぞ。二人もどうですか?」
「じゃあ、私も載る〜〜!」
「なら、お誘いを受けさせてもらいます」
3人は武昭が差し出した手に載った。
その後、刀奈達は武昭の家の前にいた。
「広瀬さん!今日はありがとうございました!!」
「また、遊びに来るねぇ〜」
「広瀬君には凄い物を見せてもらったわね……ありがとうございます」
「そんなに畏る事でもないですよ、俺達は友達なんですから」
「ふふっ、そうね私達は友達なのね、この事は私達だけの秘密にしておいてあげるわ」
「ありがとうございます。あとコレは俺の携帯番号とメルアドです」
武昭がメモを刀奈達に渡すと3人もメモを渡して別れた。
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武昭が刀奈達と会って半月ほど経った頃、買い物を終えて帰宅していた
「うーん、今日の晩飯は何にするかなぁ……」
「私はオムライスが食べたいかな?」
「オムライスか……それも良いなって……今のは?」
武昭が声のした方を見ると機械のウサ耳をつけてアリス風のドレスを着た女性が立っていた。
「えーっと、どなたですか?俺は初対面ですけど……」
「そうだねー まぁ……話す事はもう無いけどね!なっ!?」
女性は武昭に殴り掛かってきたがいつの間にか組み伏せられていた。
「あんまり女性に、こんな事はしたくないんですけど………
襲ってきたから正当防衛って事で」
「くっ!放せよ!私にこんな事しても良いと思ってるのか!?」
「関係ねぇよ……誰であろうと襲ってくる奴を捕らえただけだ」
(なっ!?なんだよ、コイツ……さっきまでの雰囲気と全然違うじゃないか?)
女性は武昭の雰囲気が変わった事で震えて涙を流していた。
「お、お願いします………謝りますから放してください……」
「あぁっ!ごめんごめん!怖がらせちゃったか」
武昭が女性を放すと、そのまま座って泣いていたのでハンカチを渡した。
「えっと、それであなたは誰ですか? なんで俺を襲ったんです?」
「グスッ、私の名前は篠ノ之束さんだよ。それで君の所に来たのは
君から私が作ったのとは違うISコアの反応がしたから興味があって来たんだ」
束はハンカチで涙を拭きながら説明した。
「あなたが篠ノ之束さんでしたか。まぁ、軽く説明するので俺と一緒に来てください」
武昭は束を連れて家に入った。