IS in宇宙警察機構   作:北方守護

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第11話 一人一人の力……

ダグテクターを纏った武昭が列車を追い抜いて先にある落石現場に着くと巨大な岩が線路を塞いでいた。

 

「これは……かなりの大きさだ……けど、なんでこんな事が?……ん?この匂いは………」

岩を調べていた武昭が、ふと漂ってきた匂いを確認すると火薬の匂いがした。

 

「どうやら、誰かが爆破をして線路を塞いだみたいだな………」

 

そうしてると列車が近付いてるのが見えた。

 

「チッ!考えてる暇は無いか!来いっ!グリッタースロットル!!」

武昭はグリッタースロットルを呼ぶと融合合体を行った。

 

「融合合体!ダググリッター!!束さん!急いで“アレ”を転送して下さい!!」

 

〔タッくん!転送しても“アレ”が出来る可能性は低いんだよ!?〕

武昭から通信を受けた束は慌てていた。

 

「わかってますよ!けど!今の俺が出来るだけの事をしたいんです!!」

 

〔タッくん………うん!束さんもわかったよ!タッくんなら必ず出来るって信じてるから!!〕

 

「束さん、ありがとうございます」

 

〔(ううん、お礼を言いたいのは私の方だよ………

タッくんとは会ってそんなに時間が経ってないけど、タッくんなら何とかなるって思わせてくれるから)

グリッターシャトル!転送!!〕

ダグキャリーにいた束が操作盤で何らかの操作をすると格納庫に合ったシャトルが消えた。

 

〔大丈夫……タッくんなら必ず………〕

シャトルの転送を確認した束は武昭の心配をしていた。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

武昭が束に通信をしてから数分経った頃、列車の上空に一台のスペースシャトルが姿を見せた。

 

「来た!この世界に来てから何度か“アレ”を試みたが出来なかった………

束さんにも調べてもらったけど原因がわからなかった………

けど、今の俺なら出来る筈だ!人々を守る為に!!行くぞ!輝光合体(きこうがったい)!!」

武昭が叫ぶとシャトルの底辺部から光が照射されて、そのまま浮かび上がるとシャトルと合体して巨大なロボットに変形した。

 

「輝光合体!グリッターダグオン!!」

 

〔やったよタッくん!初めての成功だよ!〕

 

「はいっ!どんな時でも諦めなくて良かったです!!」

 

〔タッくん!コッチでも確認したけど、あの速度なら落石現場まで残り5分位だよ!!」

 

「大丈夫です!コイツは俺と共にいた奴です!!コイツがいれば100人力だ!!」

武昭は列車の前まで移動すると、そのまま受け止めたが速度と重量があったので中々止まらず

足からは火花を散らしながら押されていた。

 

「ウオオー!運転手さん!!このままブレーキを掛けるんだ!!」

 

「あ、あぁ!分かった!!」

運転手がブレーキを掛けるが速度がありレバーが動き辛くなっていた。

 

「クッ!レバーが重くて中々掛からない!」

 

「諦めないで下さい!今、運転手さんが諦めたら中にいる乗客達が危ないんです!!」

 

「それは……わかってるん……だけど……なっ!?」

 

「皆!私達の力も使うんだ!!」

運転手さんがレバーを掛けていると運転席にマシューが数人の男達を連れてきてレバーを動かす手伝いをした。

 

「今の私達が出来る事は一人一人では微かな物だが力を合わせると、かなりの大きさになるんだ!」

 

「(マシューさん……)そうだ!俺は一人じゃないんだ!!」

武昭が列車を抑えているとブレーキが効いてきて落石に残り数mの所で停車した。

 

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