イギリスでの用事を済ませた武昭がダグキャリーに帰ると束が出迎えた。
「お帰りなさい!タッくん!!」
「ただいま、束さん。これイギリスのお土産です。」
「もーう、そんな事しなくも良いのにー けど、ありがとう」
武昭から紙袋を受け取った束は何かを思い出すと武昭に尋ねた。
「そうだ、タッくんに聞きたいんだけど、この部屋って何なのかな?」
束が見せた端末の艦内図には幾つかの点滅する部屋が合った。
「ここって……俺がまだ確認してない部屋みたいですね……
ダグキャリーも広いから俺も全体を把握出来て無いんです」
「そっか、ここの所有者はタッくんだから許可か何かが無いとダメなのかもしれないね」
「じゃあ、確認しに行きますか」
「うん!束さんも一緒に行くからね!!」
束が武昭の右腕に抱き着いたので武昭は“何らかの柔らかい感触”を感じて顔を赤くしていた。
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武昭達が到着した部屋で出入り口を確認するが開く気配が無かった。
「確かに開かないですね」
「タッくんでも開けられないなら、私が無理矢理にでも開けるよ?」
「それは、まだしないでください。絶対、俺なら開けられる筈なんです………ん?」
扉を探っていた武昭は扉の持ち手の横に微かな凹みを見つけた。
「束さん、ここに凹みがあるんですけど、分かりますか?」
「えっ!?そんなの気付かないよ!ちょっと待ってて!本当だ!!」
束からポケットからモニターが付いた何らかの機械を出して光を当てるとモニターに映った。
「この機械でスキャンした結果、ここに三角形の何かを当てると扉が開くみたいだよ」
「三角形の何かって………俺は、そんなの貰った記憶なんて……あっ、コイツかな?」
考えていた武昭はダグコマンダーに合った宇宙警察機構のエンブレムを思い当たった。
「多分、コレで良いと思うんですけど……おっ開いたか、コレは……」
「うわー!何これー!?」
扉が開いた部屋を見た武昭は中に合った物に見覚えがあり束は興味深そうに見ていた。
「コイツはプロトテクターと言って、俺のダグテクターの元になる奴ですね」
「つまりコレは、タッくんのダグテクターみたいな専用機じゃないって事かな?」
「えぇ、俺の使うダグテクターは、このプロトテクターを俺の体型や身体能力に合わせて作成したんですよ」
「じゃあ、プロトテクターを使えば私もタッくんみたくなれるの!?」
武昭の話を聞いた束は目をキラキラさせていた。
「まぁ、それは可能ですけど、俺がこのダグテクターを貰った時は採用試験が終わった時でしたからね」
「そんな、簡単に作成する事は出来ないって事だね〜 」
話を聞いて落ち込んだ束が顔を上げると凄い笑顔になっていた。
「面白いじゃない!この天災と呼ばれた束さんの腕前を見せてあげるよ!!」
「束さん、まずはお昼にでもしましょうよ」
「そうだね、腹が減っては戦が出来ないって言うからね!」
そう言うと武昭と束は家に戻った。
はい、今回はちょっとした閑話です。
次では新たな原作キャラを出したいと思います。
それでは皆さん、次話を楽しみにしててください。