IS in宇宙警察機構   作:北方守護

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第14話 本来なら………

武昭がイギリスから帰ってきた数日後……

 

「えーっと、広瀬武昭って言います。こちらには最近引っ越してきたので、宜しくお願いします

(なんで 俺がもう一回、中学校に通わないと駄目なんだよ)」

ある中学校の教室に武昭がいた。

 

束曰く、「今のタッくんは中学生なんだから、学校に行かないとダメだよー」との事だった。

 

「じゃあ、広瀬の席は………」

 

「先生、私の横が空いてます」

担任が教室を見回すと一人の女生徒が手を挙げた。

 

「そうか、だったら広瀬の席はあそこだ」

 

「宜しくね、俺は広瀬武昭って言うんだ」

 

「そうか、私は信濃箒と言う。箒と呼んでくれ」

 

「だったら、俺も武昭で良いよ。箒、悪いけど教科書を見せてくれないか?」

 

「うむ、ならば机を寄せてくれ」

二人は、そのまま授業を始めた。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

武昭が中学に来て数日後………

 

「うーす、おはようさーん……あれ?」

武昭が教室に来るといつもいるはずの箒の姿が見えなかった。

 

「ねえ、箒はまだ来てないの?」

 

「あぁ、信濃さんなら今朝の練習にも来てなかったわよ」

武昭が聞いたのは箒と同じ剣道部の女生徒だった。

 

「そうか………おっ、先生が来たぞ」

担任が教室に入って来たので武昭達は席に着いた。

 

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

 

その日の放課後………

 

「えっと………あっ、ここが箒の家か………」

武昭は担任に頼まれて箒にプリントを持ってくと家のチャイムを鳴らした。

 

「箒ー俺だけど居るかー?」

 

「武昭か………どうしたんだ?」

家から出て来た箒は萌葱色の寝間着で出て来たが顔が赤く何処か目が虚ろだった。

 

「あぁ、先生に頼まれてプリントを持って来たんだけど……大丈夫か?顔が赤いけど……」

 

「それは、済まなかったな……何……少し体がダルい……あっ……」

話してた箒が膝を崩したので武昭が慌てて支えて額に触ると凄い熱があった。

 

「おいっ!こんな体で出て来てたのか!?」

 

「気にするな……一晩寝れば直ぐに治る………」

 

「そんな訳無いだろっ!悪い!箒!!」

武昭は箒にお姫様抱っこをすると家の中に入った。

 

「な、何をするんだ!?」

 

「病人なんだから、こんな時くらいは他人を頼れ!」

武昭は箒を寝室に寝かせると、そのまま看病を開始した。

 

「さてと、まずは食事だな……箒は何か嫌いな物があるか?」

 

「いや、特には無いが……ゴホッゲホッ………」

 

「ほら、無理はするな………今は静かに休んでろ」

 

「あぁ、分かった……(そう言えば……こうやって誰かに看病されるのは久し振りだな)」

武昭に促された箒は軽く眠りに着いた。

 




今回は武昭と箒の出会いです。

簡単な今回の設定。

・箒は保護プログラムで名前を篠ノ之箒から信濃箒に変えている。

・学校では女子剣道部に入っているが必要最低限しか関わろうとしていない。

・中学校は武昭の家の校区内だったから。

こんな所です。

それでは、皆さん次の話を楽しみにしてて下さい。
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