クリスマス特別編
IS学園の近くの海上……
「おーい、一夏 チキンは焼けたぞー」
「ちょうど良かった こっちもケーキが出来た所だ」
「なぁ武昭、飲み物とかはどこだっけ?」
「ん?飲み物なら、A-12かA-13だぞ」
「あぁ、そうだったな」
ダグキャリー内の大部屋の一つでクリスマスパーティーの準備をしていた。
男性陣 武昭 一夏 弾は料理を作り……
「箒、この飾りって まだあったっけ?」
「ん、それなら向こうの段ボールに入っているぞ」
「鈴さん、少し右側がズレてますわ」
「えーっと、右側だから、こうね」
「うむ、それでまっすぐだ」
「かんちゃ〜ん、これってどこに持っていくんだっけ〜」
「それはお姉ちゃん達の所………」
「これで良しっと どうかしら? 虚ちゃん」
「はい 大丈夫です お嬢様」
女性陣 シャルロット 箒 セシリア 鈴 ラウラ 本音 簪 楯無 虚は会場の飾り付けをしていた。
「おっ、ちょうどタイミングが良かったな こっちも料理が出来上がった所だ」
「全く……私達の知る男達って、どうして料理が上手いのかしらね」
「鈴の言う通りだな、一夏は特に上手いと思うぞ」
「私からしたら武昭も上手いんじゃないかなぁーって」
「まぁ、私達も頑張らなければいけないと言う事だな」
「うん……ラウラの言う通り………」
「私は簪ちゃんのお菓子が好きだよぉ〜」
「虚ちゃんも良いわよね、料理の出来る彼氏さんで」
「お、お嬢様!?何を言ってるんですか!!」
「おーい、皆ー 料理を運ぶのを手伝ってくれー」
弾が呼ぶと赤い顔をした虚が慌てて料理を取りに行った。
その後………
「よーし、皆 飲み物は持ったか?」
武昭が聞くと皆は軽くコップを掲げた。
「じゃあ、クリスマスパーティーの開始だー! 乾杯!!」
そう宣言すると皆はパーティーを始めた。
「うん、この料理は美味しいな」
「そうか、これはセレナさんから教えてもらったレシピに少し手を加えててな」
「そっか、それで何か懐かしい味がしたんだ」
「武昭、こっちも美味しいよ………」
「次は何にしようかなぁ〜」
「本音ちゃん、その料理を取ってくれる?」
武昭の周りに、箒、シャルロット、簪、本音、楯無が……
「一夏さん、この料理はどうやって作ったんですの?」
「ちょっと、セシリアが聞いても意味が無いでしょ」
「うむ、それに関しては鈴に同意する」
「おいおい、2人共………」
一夏の周りにセシリア、鈴、ラウラが………
「虚さん……これ、俺が作った奴なんですけど……」
「えぇ……とても美味しいですよ……」
弾のそばに虚が……とそれぞれの想い人の傍にいたが最後の場所だけは何所か甘い雰囲気がしていた。
それから時間が過ぎていって……
「じゃあ、プレゼント抽選会を始めるぞー!」
武昭の横にはクジ引き箱と番号がふられた幾つかのプレゼントがテーブルに置いてあった。
「箱の中には番号が書いてある紙が入っているから
番号を確認したら同じ番号のプレゼントを持って行ってくれ」
「じゃあ、ジャンケンで最初に勝った俺から行くぞ……俺は9番か」
一夏が引いたのを皮切りに皆が引いていき最後に箱の中に合った一枚を武昭が引いた。
「俺はラッキー7の7か……これだな じゃあ一斉に開けるぞー」
武昭が合図をすると全員がプレゼントを確認した。
(名前は貰った人 品物と名前は送った人です。)
一夏←紅茶の茶葉の詰め合わせ。(セシリア)
「それは、わたくしが懇意にしている店の茶葉ですわ」
「あぁ、ありがたく飲ませてもらうよ」
箒←特撮ヒーローDVDBOX(簪)
「これは……私が生まれる前の作品の物か………」
「うん……たまたま懸賞で当たったんだけど、私はBlu-rayBOXの方を持ってたから……」
鈴←お菓子バイキングの割引券(本音)
「それは、私がよく行く店の券なんだぁ〜」
「そうなんだ、じゃあ今度一緒に行きましょ 一枚で何人か行けるみたいだし」
セシリア←防弾チョッキ(ラウラ)
「これは、ちょっと……」
「うむ、それは私がドイツで使っていた物だ」
シャル←純和風絵柄の扇子(楯無)
「あら、ちょうど良かったかもしれないわね」
「はい、凄く日本文化に興味があったんです」
簪←オルゴール(虚)
「まさか、簪様に行くとは思いませんでした」
「ありがとう、虚さん」
楯無←調味料セット(一夏)
「それは、俺が料理する時に使ってるのと同じ奴なんです」
「そうなのね、ありがとう」
虚←遊園地ペアチケット(武昭)
「それは、新聞屋から貰った奴なんですけど期日がそろそろだったんで
弾とでも行ってください」
「は、はい……お言葉に甘えさせていただきます……」
弾←木刀とウェイト(箒)
「うむ、私が選んだ奴だな、それは」
「まぁ、体を鍛えるには良いかもな」
本音←セクシーな下着(シャル)
「うわぁ〜 こんなの恥ずかしいよぉ〜」
「ハハハ、まさか本音に当たるとは………」
ラウラ←ヌンチャク(鈴)
「おぉっ!これは中国の武器ではないか」
「冗談で選んだんだけど、収まるところに収まったって感じね」
武昭←五反田食堂の割引券(弾)
「なぁ、これには有効期限てあるのか?」
「いや、特には無いからいつでも使って構わないぞ」
皆は、それぞれ貰ったプレゼントを見ていた。
その後……
「フゥ……まさか、こっちの世界でこんな事が出来るなんてな………」
武昭はダグキャリーの甲板で座って飲み物を飲みながら星空を見ていた。
「武昭、部屋にいないと思ったらここに居たんだ」
「ん?シャルに箒、簪に刀奈さんか」
声がした方を見るとグラスを持った女性陣が立っていた。
「何を考えてたの?」
「あぁ、一度死んだ俺がここにいるのが変な感じがしてな……」
「武昭君は、そうだったわね」
女性陣は武昭を囲うように座った。
「俺がここに来た目的はISを本来の使用法にする為だったんだ……
今はまだ少しずつだけど、このまま行けば目的も果たせるな……」
「姉さんも武昭に感謝していたぞ……
武昭がいなかったら、こうなる事も無かっただろうとな……
私からも、ありがとうな武昭……」
「僕も武昭に出会えたからお父さん達とも仲良くする事が出来たんだ……
それに……大切な人にも会えたし……」
「あらあらシャルちゃんだけ、そんな事を言うなんてズルいんじゃないのー?
まぁ、お姉さんも気持ちは同じなんだけどね……」
「私だって……武昭の事が……」
「ぶぅ〜私だってあきっちの事が好きだよぉ〜」
「なぜお前達はそんな事を言えるんだ!?私も…同じ思いだが……」
「そうか皆ありがとうな、こんな俺にそんな思いを持っててくれて……
皆が告げたのなら俺も言わないとな……
俺は皆の事が…………」
武昭が何を言ったのかは夜空の月だけが聞いていた。
そんなクリスマスの夜……