機嫌を直した箒が武昭と歩いていた時………
「おっと。箒コッチは俺が拾うから……」
「あぁ、任せてもらおう」
目の前にいた少女の買い物袋が破けて食材が転がってきたので2人が拾った。
「すみません、ご迷惑をお掛けして」
「いえ、困ってる人を助けるのは当たり前の事です。
それよりも、これを1人で持ってくのは無理だと思うんですけど」
「あっ、そっかぁ………新しい袋も無いし……」
「だったら俺たちが一緒に運びますよ。箒も良いか?」
「あぁ、フランス語は分からないが武昭がしたい事はわかるぞ」
「そんな!初対面の人達にご迷惑をかける訳にはいきません!」
「だったら……俺から一つ提案があるんだけど………」
武昭は少女にある事を提案した。
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少女の家で………
「お母さん、ただいま」
「お帰りなさいシャルロット………あら?その人達は……」
帰ってきた少女に母親が帰宅の挨拶をした時に後ろにいた武昭と箒に気がついた。
「あぁ、この人達は私が荷物を落としたのを拾ってくれたんだ」
「そうだったんですか、私はシャルロットの母のセレナ・キィムンと言います」
「私はシャルロット・キィムンです」
「俺の名前は広瀬武昭です」
「私は信濃箒と言います」
「ご丁寧にありがとうございます、見た所お二人は日本人の様ですが、何故フランスへ?」
「特に理由は無くて、日本では学校が夏休みなんで旅行に来ただけです」
「それで、明日私が武昭達に観光スポットを案内するんだ」
「あら、そんな事を頼まれたのかしら?」
「えぇ、私達では行かない様な所も地元の人なら知ってると思いますので」
「私が迷惑を掛けたから、そのお礼にって提案されたんだ」
「俺がシャルロットに言ったんですよ、何処か面白い所は無いかって」
「そうだったの………それなら貴方達はココに泊まっていったらどう?」
「いえ、そこまでお世話になる訳にはいきません」
「それに私達の泊まる場所も、ちゃんとありますので」
「けど……泊まった方が明日も早く案内出来るんだけどなぁ……」
「部屋もお二人が泊まるだけでも空いてるのよ」
「うーん、そこまで言われるのに断るのも悪いんで泊まらせてもらいます」
「せっかくの好意を無碍にする訳にもいかないからな」
武昭と箒はシャルロットの家に泊まる事になった。
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その日の夜………
「レストランで食べたのも美味しかったけど、こういう家庭料理も美味しいな」
「あぁ、私にはコチラの方が口に合う」
「そっか、武昭達の口にあって良かった」
「シャルロットは料理が上手なのよ、どんどん食べてね」
セレナは武昭と箒がシャルロットの作った料理を食べて喜んでるのを見て笑っていた。
今回は、武昭達とシャルロットの出会いにしました。
ちなみに、時系列的にはシャルロットはまだ父親に引き取られてないので母親と一緒にいる設定にしました。
それと2人のキィムンという姓はフランス語の人名を調べて、その中から選んだ物です。
それでは、次回も楽しみにしてください。