武昭とシャルロットの距離が近くなってから、少し経ったある日の事……
3人は束に呼ばれてある部屋の前にいた。
「ねぇ、どうして束さんは私達を呼んだのかな?」
「俺は聞いてないけど、箒はどうだ?」
「いや、私も聞いてないんだ」
「まぁ、中入れば分かるだろ。束さん、俺ですけど……」
〔あっ、皆来たんだ。部屋に入ってきてくれるかな?〕
武昭は束の指示通りに部屋に入った。
すると………
「えっ?………お母……さん………」
「そうよ シャルロット」
室内には元気な姿のセレナが立っており、それを見たシャルロットは抱きつくと胸の中で泣いていた。
「なるほど、セレナさんの病気が治ったから俺たちを呼んだんですか」
「うん、今朝に治療が終わったんだ。ちょっと横になってたのが長かったから
筋力が回復するまでに少しかかるけどね」
「けど、治って良かった……」
2人の様子を見ていた箒は感動して泣いていた。
「ほらほら、今だけは親子だけにしてあげようよ」
束に促されて武昭と箒は部屋を出た。
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その後武昭達はダグキャリー内に設営された喫茶室にいた。
「ほら、箒 ハンカチで涙をふけよ」
「あ、あぁ、すまないな……だが、本当に良かった……」
「それで、タッくんに、お願いしたい事があるんだけど〜〜」
「別にセレナさんをダグキャリーに住まわせたいなら構いませんよ。
けど、それはセレナさんが希望したらですけど……」
「えぇ、私が束ちゃんに頼んだの」
声がした方を向くとシャルロットとセレナが立っていた。
「セレナさん、動いて平気なんですか?」
「歩くくらいなら、それほどでもないわ………
それに、シャルロットがそばにいてくれるから」
「お母さん、ここに座っててよ、何か飲み物を持ってくるから」
「えぇ、分かったわ。それで私がここに住む事だけど……」
「セレナさんが良いなら構いませんよ」
「ありがとう武昭君、だってね前に束ちゃんの食事を見た事があるんだけど……
何か変な色のドリンクと数粒のタブレットだったのよ?」
「だけど、あれはちゃんと栄養価を考えてあるし、食べたら数日は寝なくても……」
「ダメよ………ちゃんとした食事をしないと……私が作ってあげるから………ね?」
反論した束はセレナの迫力で青い顔になりながら了承していた。
「まさか、あの姉さんが他人の言う事を聞くなんて……」
「アハハ、お母さんて怒るとすごい怖いんだ………」
「まぁ、セレナさんには逆らわない方が良いって事か……」
武昭の言葉を聞いた箒とシャルロットは冷や汗を流しながらうなづいていた。
今回はここまでにします。
それでは。