IS in宇宙警察機構   作:北方守護

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第38話 クラス代表決定戦

武昭がIS学園に入学して1週間ほど経った頃……

 

「そういや、今日の放課後に第1アリーナで何かあるって朝のSHRで先生が言ってたっけ?」

 

「うん……1組のクラス代表決定戦を行うみたいだよ……」

食堂で武昭と簪が昼食を食べながら話していた。

 

「けど、なんで、そんな事になったんだ?」

 

「それは僕が説明するよ ここに座るね」

武昭が事情を聞こうとするとシャルロットが簪の横に座った。

 

「それにしても武昭はいつも通り食べてるね」

 

「まぁ、今日は少し動いたからな」

 

「それで、どうなって決定戦をする事になったの?」

 

「うん、それはね……」

シャルロットの説明はこうだった。

 

織斑先生からクラス代表を決める事を聞かされる。

クラスメイト達が男性操縦者という事で一夏を推薦する。

そこでセシリアは自分から立候補をする。

その後、織斑先生が決定戦を提案する。

 

「ふーん、そんな事情だったのか…それでシャルは立候補しなかったのか?」

 

「うん、僕はあんまり人の前に立つ事は慣れてないからね」

 

「そうか……けど俺が調べた情報によるとセシリアは代表候補生だよな?」

 

「そうだよ、イギリスの代表候補生で僕はフランスの代表候補生だよ」

 

「それで、私は日本の代表候補生なんだ……」

 

「代表候補生と男性操縦者の決定戦か……

まぁ、十中八九セシリアが勝つだろうな」

 

「ん?それって()()()にも勝ち目がある様な言い方みたいだね」

 

「あぁ、一夏はここに来る迄にISに触れた事も無いだろうからな……

ビギナーズラックって言った方がしっくり来るかもな」

武昭の言葉に簪とシャルロットは納得していた。

 

「だとしてもセシリアが勝つ確率が高いだろうけど……

さてと、ご馳走さん」

 

「「もう食べたのっ!?」」

 

「あぁ、昔から早飯だったからな」

 

「武昭のそれは、そんな事じゃ説明つかないよ……」

 

「簪の言う通りだよ」

簪とシャルロットは武昭が先に昼食を終えた事に驚いていた。

 

武昭→カツカレー大盛り3杯

 

簪→かき揚げうどん

 

シャルロット→Aセット(グラタン、サラダ、小さめのミートパイ)

 

「さてと、何かデザートでも食べるかな………」

 

「「まだ食べるのっ!?」」

 

「ん?食後にデザートは当たり前じゃないのか?」

 

「ハハハ……そう言えば武昭って初めて会った時も沢山、食べてたっけ……」

 

「そういや、久し振りにセレナさんの料理が食べたいな……」

 

「そう?だったらお母さんに言っておくよ」

 

「あぁ、ありがとうなシャル」

3人は話していた。

 

 

その日の放課後、第1アリーナの観客席に多数の生徒がいる中……

 

「あっ、かんちゃん、あきっち、こっちだよ〜」

 

「本音……あまり大きな声で呼ばないで………」

 

「それくらい良いだろ、ここにはそんなにいないんだから」

 

「ふふっ、いらっしゃい簪ちゃん、武昭君」

武昭と簪は本音に連れられて楯無と虚のいる観覧席に来ていた。

 

「それにしても俺たちが、こんな所にいて良いんですか?」

 

「はい、ここは私たち生徒会のメンバーだけしかいませんので。

それより何か飲まれますか?」

 

「でしたら俺はミルクティーをお願いします」

 

「私はレモンティーで……」

 

「虚ちゃん、私はストレートでお願い」

 

「わかりました、本音手伝って」

 

「は〜い〜」

2人が用意をしてる中、武昭と簪は着席した。

 

「それにしても沢山の生徒がいるな……

やっぱり最初の男性操縦者が戦うからだろうな……」

 

「それだけじゃないわよ、何人かの生徒達は自国からの指示を受けてるの

世界初の男性操縦者のデータを取ってくる様に……」

 

「幾ら学園が他国からの干渉を受けないと言っても

どの様な事にも抜け道みたいな物はありますので、どうぞ」

虚が楯無の話に付け加えながら飲み物を出していた。

 

「ありがとうございます虚さん、へぇ……美味しい紅茶ですね」

 

「そうでしょ虚ちゃんは紅茶を淹れるのが上手いのよ」

 

「あっ、セシリアさんが出てきたよ」

 

「ふーんセシリアの機体は青いんだな、それに背中のあれは……」

 

「機体の名前はブルーティアーズよ、背中のあれは第3世代の兵装で

機体名と同じ名称、ブルーティアーズって言うわ」

 

「第3世代?」

 

「はい、ISの機体は、その開発時期によって世代があるのです」

 

「それで第3世代は操縦者のイメージ・インターフェイスを用いた特殊兵装が搭載されているの」

武昭の疑問に楯無、虚、簪がそれぞれ説明した。

 

「そうなんだ……おっ、一夏が出て来たか……あいつのは白いんだな」

 

「えっと……彼の機体は白式(びゃくしき)って言うみたいよ……あら?」

 

「どうしたんですか?楯無さん」

 

「どうやら、彼の機体は初期化(フィッティング)最適化(パーソナライズ)

終わってないみたいなの」

 

「多分ですがアリーナの使用時間の関係があると思います。

調べてみると機体がほんの少し前に来たみたいですので」

 

「なんだよ、それは……企業として最低限の事も出来てないじゃないか……

まぁ、ある意味簪の開発が凍結されて良かったかもな」

 

「そうだねぇ〜あのままだったら簪ちゃんの開発もどうなってた事か〜」

 

「どうやら、始まるみたいよ」

楯無の言葉にアリーナを見ると2人の戦いが始まっていた。

 

 

代表決定戦が終わって……

結果は一夏がSEを無くして負けた。

 

「まさか、一夏の機体のS・E(シールドエネルギー)が無くなって負けるとはな……」

 

「どうやら彼の武装が関係してるみたいよ、武装の名前は雪片弐型(ゆきひらにがた)と言うの」

 

「確か織斑先生がモンドグロッソで優勝した時に使ってた武装が雪片(ゆきひら)だった筈じゃ……」

 

「えぇ、簪お嬢様の言う通りだと思いますが……

だとしたらあれは単一使用能力(ワンオフアビリティー)という事になりますね」

 

「ふーん、本来なら機体が第二形態になってから発動する可能性があるという物が

すでに発動してるなんてね……やっぱり男性操縦者というのが関係してるのかしら?」

 

「さぁ?束さんでもISコアの事については詳しく話してませんからね……

じゃあ、俺は部屋に帰ります」

 

「構わないわ、じゃあ私たちも帰りましょうか」

皆は自分達の部屋に帰った。

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