泣き止んだシャルロットは慌てて武昭から離れたが顔を真っ赤にしていた。
「ご、ごめんね武昭………」
「別に謝られる事でもないから大丈夫だ、それよりも詳しく調べてみるか〔束さん、武昭ですけど今良いですか?〕」
〔んー?大丈夫だけど、どうしたの?〕
〔はい、実は……〕武昭は束に通信を入れるとシャルロットの事情を話した。
〔そうなんだ……ちょっと待っててね、セレナさんにも聞いてみるから〕
モニターから離れた束は少ししてセレナを連れてくると、武昭から聞いた話をした。
話を聞いた束とセレナは自分の考えを話した。
〔うん、こっちでも調べてみたら少しおかしい所があるんだよね〕
「おかしい所って……何ですか?」
〔まずは資金の流れなんだけど、ある時から変な所に流れていってるんだよね〕
「変な所って何処ですか?」
〔うん、○○って言う企業だよ。けどね特にIS関係って訳でもないんだ〕
「よくある横領とかする為の企業とかじゃないんですか?」
〔それが理由とかならまだ分かるんだけど、そういう訳でも無いのよ〕
「うーん、シャルロットは、その企業の事って知ってるの?」
皆の様子を見てた簪が話に入ってきた。
「いや、私も聞いた事が無いよ?」
「じゃあ、余計そんな企業に資金が流れてるのがおかしいんだよな……そうだ〔束さん、その企業の衛星映像とかって撮影出来ますか?〕」
〔うん、ちょっと時間はかかるけど可能だよ、少し待っててね……あれ?おかしいな……〕
武昭に言われた束がその企業がある地域を衛星で撮影するが何らかの影響でノイズが入っていた。
「束さん、どうかしたんですか?」
〔うん、その企業の映像を撮ろうとしたら変なノイズが出て写らないんだよね、ほら〕
〔あら本当だわ、束ちゃん衛星の様子が悪いって事は無いの?〕
〔それは無いですよセレナさん。こっちを見てください、ちゃんと写ってますよ〕
「じゃあ何らかの影響で映らない様になっているって言うのか……もしかして」
武昭は束達の話を聞いててある事を考えていた。
「束さん、今からそっちに行くんで
〔うん、分かったよ。じゃあ待ってるから〕
束は通信を切って武昭が来るのを待っていた。
「そういう訳だから俺はダグキャリーに行ってくるから2人は「「私達も行く!!」」やっぱりな分かったよ、じゃあ行くぞ」
武昭は簪とシャルの手をそれぞれ握るとダグキャリーに転送した。
3人がダグキャリーに到着すると束でセレナが待っていた。
「あれ?タッ君以外にも来たんだ」
「お母さん!会いに来ちゃった!!」
「あらあら大きくなっても甘えん坊さんね」
束は軽く驚いておりシャルはセレナに抱きついていた。
「それでタッ君が調べたい事って……」
「さっき話してた変なノイズに心当たりがあるんですよ……まぁ、俺の考えが当たってるとは思いたくないですけど」
「そうか、なら早く行こう」
皆はダグキャリーの管制室に向かった。