ついでに前編を少し編集しました。
洞窟内を歩いていた簪は助けてくれた人物に事情を聞いていた。
「そうだったんですね……アナタが私達を見つけてくれたんだ……」
「まぁ、たまたま山の景色を見に来てただけなんだけどな」
「それでも、私達は助けてもらって感謝してます」
「そうか、所で君達を助ける前にアイツ等の仲間が話してる時に言ってたんだけど
当主様って何の事だ?」
「それは家の稼業に関係があるの………」
「君の家の稼業って……あんまり一般人が聞いたら駄目な奴なのか?」
「はい……助けてくれた事は感謝してます。 けど、それとこれは……ごめんなさい………」
簪が何処か辛そうな表情を見せたので武昭は、聞く事を止めた。
「まっ、そんな事情があるなら仕方ないよ。 あぁ二人に聞きたいんだけど……
これに見覚えは無いかな? 俺が気絶させた奴らの一人が持ってたんだけど」
「そのバッチに彫られてる絵って松吉家の家紋だよぉ〜」
武昭が懐から取り出したバッチを見た本音は、それに見覚えが合った。
「なるほど、その松吉家の奴が当主様の座を狙って君達を誘拐したんだな……
おっ、出口が見えたぞ」
「簪ちゃん!本音ちゃん!」
武昭達が洞窟から出たと同時に簪を見つけた刀奈が駆け寄って来た。
「お姉…ちゃん?……なんで、ここがわかったの?」
「虚ちゃんが色々と手を尽くして見つけてくれたのよ…… 本当に無事で良かった………」
簪が戸惑ってると刀奈が抱き締めて状況を説明した。
「お姉ちゃん……私達が助かったのは、この人が居たからだよ」
「偶然に山に来てた時に私達を見つけてくれたんです」
「誰かは知りませんが、大切な妹と幼馴染を助けてくれてありがとうございます」
「別に御礼を言われる事じゃないですよ。人として当然の事をしただけです」
「それでも、助けてくれた事には変わりありません 是非とも私達の家に来て……キャッ!」
武昭が話してると誰かが刀奈の肩を撃っていた。
「お姉ちゃん!?」 「お嬢様!!」
「そこにいる奴!姿を見せろ!」
「おやおや、まさか刀奈様にここが見つかるとは思いませんでしたよ」
武昭が撃った人物に声を掛けると草陰から松吉玲斗が出てきた。
「なんで……アナタが……ココにいるのかしら?……」
「それは部下たちに命じて探させたからですよ。
まさか刀奈様に当たるとは思いませんでしたけど」
「違う…アナタは‘ワザ’とお姉ちゃんを狙ったんだ……」
「おや、妹様 その様な証拠が何処にあるのですか?」
「それは、これだよ!私達を誘拐した男達の一人がこのバッチを持ってたんだ!!」
「確かに、それに彫られてる絵は家の家紋ですが、それだけで私が犯人とは限りませんよ?」
本音が見せたバッチを目にしても玲斗は不敵な笑みを浮かべていた。
「私があなた方を誘拐した確たる証拠はあるのですか?」
「証拠ならあるよ……それは、コイツだ」
武昭はそう言うとポケットから携帯を取り出すと普通に掛け始めた。
「その携帯が何だと言うん……誰だ、こんな時に……」
「なんで誘拐犯達が持ってる携帯からアナタに掛かるんですか?」
玲斗が携帯に出ると武昭の声がした。
「なっ!?こんなのは偶然だ!!」
「じゃあ、他の誘拐犯達の携帯から掛けてみましょうか?」
武昭の手には複数の携帯が合った。
「もう、言い逃れは出来ないですよ」
「チッ、バレたらしょうがないか、このまま全員をぶっ殺してやるよ‼︎」
玲斗が右手を上げると隠れていた男達が武昭達に銃口を向けていた。
「お願いがあります……簪ちゃんと本音ちゃんを連れて逃げて下さい」
「お姉ちゃん!?」 「お嬢様!?」
「私は怪我をしていて逃げるにも足手纏いになります……
だから……「それは駄目だ」なっ!……」
武昭は刀奈の懇願を断ると彼女達を庇う様に立った。
「例え、ここであんたを置いていって彼女達が助かっても彼女達の心は大きな傷を負うんだ!
それをわかってるのか!!」
「安心して下さい……皆さん一緒に地獄へ送ってあげますから!やれっ!!」
玲斗が合図すると同時に男達が発砲したが立ちはだかった武昭に全て当たり砂煙が舞い上っていた。
「ふぅ、これで次期当主の座は……なっ!?」
玲斗は砂煙が晴れて確認しようとした時に武昭が立っていた事に驚いた。
「どうした?それで終わりか?」
玲「なっ……なんであれだけの銃弾を食らって生きているんだぁ!!」
「それは……これが合ったからだ!」
武昭が穴の空いたローブを脱ぐとメタリックグリーンのカラーリングをした隼を模した
パワードスーツを纏った姿を見せた。
「それは……まさか、I……S?」
「貴様!何者だぁ!?」
「俺の名前は……グリッターアキ! 我が使命にてお前等を捕まえてやる!!」
名乗りを上げた武昭は玲斗達を指差した。