仮面ライダーディケイド—姫将軍と世界の破壊者— 作:オレの「自動追尾弾」
序章
『光写真館』を拠点とし、様々な世界を旅する
彼らは今、次の世界にたどり着いた所であった。
「―――ここが新しい世界か。」
『クウガの世界』からの仲間、
隣の家と隣接しているのか、窓からは木造と思われる壁しか見えないが、前の世界にはそんなものがなかったため、ここが別の世界と分かった。
「でも、ここは何の世界なんでしょう………?」
そう首を傾げるのは、この写真館の主である
彼女の視線の先には、写真に使われる背景ロールがある。これは、世界を渡るたびにその世界を司る絵が現れるのだ。
今回の背景ロールには、『富士山と思わしき山の頂点にT字状の巨大な岩が突き刺さり、触手が地面から飛び出した』絵が描かれている。
「そんな事、外に出れば分かるだろ。」
「士君………」
ぶっきらぼうに答える士に対し、夏海は眉をつり上げて抗議をしようとする。と、
ガラッ
「アレ?ここ茶店やなかったか………?」
玄関の方から戸を開く音と、関西弁の高い声が聞こえた。
「客か。」
「あ、ウチは写真館ですが、コーヒー位な………ら…」
玄関に顔を出す士と夏海。
ひょっとしたらこの世界の事を聞けると思ったが、その姿を見て固まった。
まず、背が小さい。夏海の腰くらいまでしかなく、額にサングラスとヒゲの顔のようなものが付いた、赤いヒゲの用な突起物の付いた頭に、つぶらな瞳に猫のような『ω』型の口。青い胸に、細い腕の先にはタマネギ大のピンポン玉のような手、胸と同じ位の高さしかない腰からは、足らしきものがぴょこんと出ていた。
「写真館?兄さんら、見たところ『
何故か関西弁で喋るその生物は首を傾げていたが、士たちが固まっているのに気づき声をかける。しばらくすると、後ろからユウスケが出てきた。
「どーしたの二人とも………ってなにコイツ?」
「あ、ちょーどええ。なんやお二人さん、ワイをみた途端固まってもーて………」
生物が説明していると、復活したらしい士が生物に近づいて―――
ぐにょーん
「にゃッ!!にゃにすんねんッ!?」
「何だこのちんちくりんは?」
「にゃんにゃほーーーッ!!」
「ちょっと士君!」
生物の頬を引っ張りだした……
慌てて士に詰め寄る夏海だが、ふと、外の風景が目に入った。
そこは、まるで時代劇のような町並みでありながら外を歩く人々は皆まるでロボットのような外見で着物を着た、シュールな姿の者ばかりであった。
「な………何ですかこの世界は………!?」
「ココは………」
ずてーん
「むきゅッ!?」
外の光景に、ユウスケも、士も生物を手放して目を見開く。
「イタタ………何や姉ちゃん、知らんのか?」
尻を打ったらしい生物は、3人の反応を見て不思議に思ったのか説明する。
「ココはワイら『
|||||
“世界の破壊者”ディケイド
様々な世界を巡り、
その瞳は何を見る―――?
仮面ライダーディケイド—姫将軍と世界の破壊者—