モンスターの進化はありですよね?   作:サボリ魔ー

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意外に更新できました。


第2話 LVアップ

 第2話 LVアップ

 

 チューチュー。

 な、なんだよ。

 ご飯食べてる最中でしょうが!

 って、ん、なになに、

『おいらも飲まして、親ビン』

 だってえ?

 嫌だよ。

 こいつは俺が、取ってきたケルビだぞー!お前さんにやれるか!

 いや、なんだよ、急にチビのフルフルのくせにふるふるしだして?

 っておい、その丸っこい口を俺に向けるな!

 なんか、お前の吐息ビリビリすんだよ!

 え、なになに、

『やめて欲しかったら、親ビンはおいらの話を聞かなきゃなんないぞ』

 だと!

 いや、なんで親ビンを脅迫してんだよ‼︎

 ん、

『あの怖い恐竜みたいな奴の血が吸いたい』

 だと?

 いやいや、お前は虫にティガレックスを倒せ、と?

 え、親ビンならできるんじゃないの、だって?

 いや、まあ…できないこともないけど?

 俺には俺のルールがあるからやんないけど?

 え、なにかって?

 そりゃ、弱いものいじめはしないってことだよ。

 え、

『感服いたした。一生を親ビンに捧げる思い、しからば、おいらを親ビンと連れて行って欲しい』

 だって?

 嫌だ。

 急に武士っぽい言葉を使うなよ、びっくりしたじゃないか。

 だいたいなんで俺が、お前の面倒見なきゃなんないんだよ。

 俺は、ケルビで足りるのにお前にはティガレックス用意しなきゃいけないなんて骨が折れる。

 え、親ビンなら一瞬でしょ、って?

 いや、それはそうだけど。

 その地域にティガレックスがいなかったらどうなんだよ。

 ん、そうかわかってくれたか!

 え、最後に聞きたいことがある、って?

 なんだよ?

『ケルビを食べるのって弱いものいじめじゃないの?』

 だ…と…?

 いや、それはあれだ!

 仕方のないことで!

 そう!

 行って仕舞えば、自然の摂理だ!

 え、

『お前ごときが自然の摂理を語るなんて100年早えよ』

 だって?

 …

 ……

 ………

 あ、どうも。

 チビのフルフルに弄ばれた、ランゴス・タケルです。

 しかし、最近の子は頭が良すぎて怖いですね。

 ははは。

 ああ、あの後はなんか北の方に進むと山があったんですよ。

 で、ケルビ見つけて、とっ捕まえて食ってたら急にこのチビのフルフルが現れて、親ビンって呼び出したんすよ。

 それに対して、大人の余裕と大人の対応で迎えてあげてました。

 ははは。

 いや、ティガレックス捕まえてこいなんて、ある意味大物かもしれないですね。

 ははは。

 いやーーははは。

 ……はい、子供なめてましたよ……

 怖いですね…みなさんも気をつけてくださいね。

 ちっちゃいフルフルを見たら話しかけずに聞こえないように、ティガレックスにSOSを出してくださいね。

 きっと、全部吹き飛んでおしまいですから。

 で、今は雪山です。

 寒いんですよ、これが。

 なんかさ、でないのに鼻水垂れてる気がして、ほっそい足で何回も何回も鼻みたいなとこ拭うんだよ。

 意味不明だろ?

 てかそもそも、嗅覚があんのが不思議なんだよ。

 すんすん、すんすん。

 うん。

 このチビ、小便ここでしてますわ。

 なんか、かかるかかからないかで遊んでんの。

 誰でかって?

 俺だよ。

 許可出してねえのに。

 しかもケルビには普通にぶちまけてやがるし。

 こいつの頭は大丈夫なのか?

 

 ーーーーーーーーーー

 

 ふっ、ふっ。

 はぁはぁ。

 こいつら、まじかよ。

 ギアノスのくせに生意気だぞ!

 てめえらは先生ほど偉大じゃねえーんだから、俺を追い回してタダで済むと思うなよ‼︎

 シャアシャアうるせえ‼︎

 もお、ブッチきたぞーー‼︎

 兄貴、おねがいしやす。

『しょうがねえな。ビンはいつまでになったら俺なしで生きていけんのかね』

 兄貴、そんなこと言わんねえでくだせえ。

 この胴体に対して頭がちっさすぎる馬鹿どもにも、兄貴の凄さを知らしめてやってくだせえ‼︎

 おお、兄貴の噛みつきダーー‼︎

 こいつは痛い‼︎

 続いてはーーって兄貴!

 くそ、物量で押すなんてクズのやることだぜ!

 仁義見せろよ、ゴミども‼︎

 まずい、兄貴がーーって別にいいか。

 ではでは、ゴミは腐ってないとねー。

 ピュピュピュっと。

 だーから、シャアシャアうるせえって、チビも混ざってんのかよ。

 まあいいや、消毒だねー。

 ……

 ………

 ギアノスに囲まれていた、ランゴス・タケルです。

 あのチビ、頭の方はいい感じなのに、体力はいい感じじゃないみたい。

 はっきり言って、馬鹿ですな。

 この、本能で生きていく世界で脳みそ鍛えてどうすんだよ。

 弱肉強食の世界ですな。

 まあそんな彼は、移動方法もミミズみたいというか、幼虫みたいというか……

 うん、ぶっちゃけ這いつくばってんの。

 もおおおおう、これが遅いのなんのって。

 それで背負って移動してたら、

『俺のことは今から兄貴と呼べよ』

 ってぬかしやがったから、呼んでた。

 え、だってこの子になんか申し立てたら、すぐ言い返されんだもん。

 でまあ、ギアノス見つけて、

 

「兄貴!どうしやすかい⁉︎」

 

『ふっ。愚問だな、誰に聞いてんだあ⁉︎ビン⁉︎』

 

「すすす、すいやせーーん‼︎兄貴ぃ‼︎」

 

『まあいいがな。ふん、前はクズ共しかいねえ。だったら正面突破だ‼︎野郎ども‼︎』

 

「へい!兄貴ぃ!」

 

 って風になってね。

 俺、ビン。

 野郎ども、俺だけ。

 あわせて、ビンだけ。

 それで、さっきのやりとりだよ。

 最終的に、俺がチビの兄貴もろとも腐食液で溶かしてやったから、良かったものの。

 ふうーー。

 ゆとりって奴あ、考えものだな。

 俺も、前世じゃゆとりでしたけどね。

 つうか、俺まで来ると腑抜けだったね。

 授業にゃ毎日5人は確実に出てねえし。

 課題なんて、

「なにそれ、おいしいの?」

 って感じだし。

 九九できねえし。

 しまいには、平日に学校出なくていい日なんて独自につくって来やがらねえ奴いたし。

 ごめん、腑抜けじゃないわ、ある意味、将来有望そうなのばっかだったわ。

 え、俺?

 失礼な!学校には出てたし、授業もしっかりでてましたーー!

 授業中も真剣にモンハンやってたんだぞ〜。

 ごめんなさい。

 はい、わかってますよ。

 ま、まあ、俺らの学校だけで、他は普通だったぞ。

 (たけし)は他所だったよ。

 あいつは女生徒と問題の起こしすぎで退学寸前だったしね。

 まあ無事進級したと思ったら、ガチで問題起こしてこっちに来たよ。

 

 まあそれはともかくとして。

 腐ったものって食べたくないよね!

 くせえし、きたねえし、見た目最悪だし。

 いいとこ一つもないよね!

 だがな、ここで私の悪癖が作動する。

 落ちたものでも何かで拭って食べるのさ!

 ほらちょうどここにいい感じの茶色の毛皮があるじゃないか。

 こいつで、

 ゴシゴシ、ゴシゴシ。

 ゴシゴシ、ゴシゴシ。

 うむ。

 いい感じに、テカテカや!

 光ってなんか全くないけど。

 それでは、いただきます!

 チビちゃん、クックック、君は親ビンと一緒になれるぞー。

 ふふふ、嬉しいだろう。

 そうかそうか。喜びすぎて反応もできないか。

 まあ、死んでますしね。

 モグモグ、モグモグ。

 うん。

 美味しくない。

 ていうか、不味い。

 なんか、酸っぱい中に甘みを感じさせる酸っぱさがあって、脂がのってて美味しそうな部位は、そんなに口開かないから柔らかいうんぬん関係ないし、噛むたび酸っぱさが溢れてくるし。

 うん。

 兄貴は美味しくなかった。

 あ、どうです?あなたも。

 そこで、鼻息荒くしてないで、このまずいの食べてってくださいな。

 食べきる食べきらない以前に、まずくて食べたくないつまらないものばかりですがね。

 まあ、ギアノス食べてないけど。

 でも、フルフルの方が美味しいって聞くし、美容にもいいってきくし。

 元に、舌がとろけるくらい腐敗が進んで酸っぱいし、腐ってるから一気に減量が出来るし。

 いい感じじゃないか、兄貴!

 死んで、ようやく動かなかった分の脂肪が人様役に立つときがきたぞ!

 まあ、大半が腐り落ちたけど。

 おい、さっきからずっとそこに突っ立ってるイノシシも兄貴をあじわってみてくれよ!

 え、いらないってなに?ギアノスの方がいいの?

 え、私?確かにスマートで、食べたら舌がとろけ落ちそうになったり、体の自由がきかなくなるほどの素晴らしい味付けになってるけど。

 でも、私はダメよ。

 私、男だし。

 いや、そんなの関係ないって?

 いやいや、俺、男だし。

 無理だし、むさいのとか。

 だいたい、捕食で愛を伝えるとかカマキリかよ。

 いやいや、断られたからってそんな怒んなよ。

 きっと、世の中いいことあるって。

 だから、そのミニカーみたいに後ろに引っ張ると前進するみたいな足の動き、やめろよ。

 ほらー、言ったじゃん。

 大丈夫?って、大丈夫じゃないか。

 見事に足が折れてますな〜。

 ははは。

 さっき、腐食液飛ばしたときに、一緒にその辺にも飛び散ってたみたいだね。

 つるっと滑ってさあ大変。

 って言ってたら、死んじゃったなあ。

 

【ランゴスタLV3になった。ランゴス・タケルは〈腹 変色〉を使えるようになった】

 

 ……あの、腹が変色したからってなんか貰えるんですか……

 

 ーーーーーーーーーー

 

 はい、結果としてもらえましたよ、木の実。

 あ、なんかお腹が緑だーと思ったら、木の実が出てきました。

 オルタロスみたいですね。

 てことはですよ、他の色とか凄そうですよね。

 特に、青色になったらお腹のあたりからキノコがにょきにょきっと。

 ……おかしいなぁ、俺、男のはずなのに……

 まあいいか。

 他にも、黄色だとどうやったかわかんないけど蜂蜜出たりするんですかね。

 ああそうなると、金ぴかに光ると回復薬グレートがお腹から出ることになりますね。

 なんか、キモいですね。

 と、思ってると、なんかきたね。

 うん、猿だ。

 猿だよ、(たけし)、お前と同じ猿だよ。

 ゲームでも、

『猿なら動きは読める‼︎』

 とか意味不明なこと言って、本当にダメージ食らわねえで終わらすもんな。

 俺のこと忘れて、猿とシンパシー感じあった挙句に討伐とか、

 あいつの頭どうなってんだろうな?

 あー、そういえば、自然に帰る日とか言って、木曜日は学校来なかったっけ、実際は町中でセクハラスレスレのことやってたけど。

 あのエロ猿は今は刑務所かな〜?

 それはいいが、この猿一匹で何の用ーーって、あぶねえ⁉︎

 いきなり、攻撃してくるとか(たけし)の仲間のくせに生意気だぞー‼︎

 あー、(たけし)の仲間だから、チューチューしないでおこうって思ってたけど、仕方ないね。

 でも、なんか(たけし)吸ってると思うと嫌になるなぁ……

 おいっ!さっきからずっと危ねえだろ!

 ふうー、猿も所詮は畜生か……

 まあいいくらえ、ハチミツアターーーック!

 ふはは。

 なんか腹が黄色だったからとっさの思いつきの攻撃じゃああ!

 どうだあ?

 ベタベタしてきもちわるいだろう?

 聞いて驚くなよ?

 それ、俺の腹でつくって、下の方から出たんだぜ。

 驚きだろ?

 よし、一気に畳み掛けるぞ。

 スプレマシー・フショック・エッキ!

 マヒー・ドック!

 ふむ。

 ジュウジュウ音を立てながら、ピクピク痙攣している、ハチミツベタベタの猿というのは見ていて心躍るものではないな。

 なんかこんな時でも、(たけし)思い出すし。

 一応、トドメを刺しときますかね。

 必殺!千年殺し!

 プスッ。

 アッーーーーー!

 猿のくせに知ってるとは驚いたな。

 まあ、死んだけど。

 じゃあな、(たけし)っぽいの……何も言葉浮かばないけど……

 あれっ?

 しかし意外だ。

 すぐにLVが上がるとおもってたんだがなー。

 まあいいか。

 山を下りましょうかね。

【野生のポポが現れた。】

【ランゴス・タケルは腹からキノコをだし、そのキノコに腐食液をかけて、ポポが食べるように設置した。】

【野生のポポはなんのためらいもなく食べた。】

【野生のポポはポポノタンを吐き出して、あっけなく死んだ。】

【ランゴス・タケルは戦闘に勝利した。】

【戦闘で、2の経験値を手に入れた。】

【ランゴス・タケルはLVが上がった。

 ランゴスタLV4になった。ランゴス・タケルは〈針 射出〉を使えるようになった。】

 

 ……なんか、とってもアホみたいですね。




次もいつかはわかんないです。
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