FLOWER KNIGHT GIRL 安心したい団長 一時凍結   作:メイコウ

4 / 10
ベッドで甘えたい

 早朝、目を開けていつも通りに体を起こそうとすると違和感がある。

 立ち上がろうとするが、思いの外体が言うことを聞かず、運悪くベッドから落ちてしまった。

「団長さん? 凄い音がしたのですが大丈夫ですか? 入りますよ」

 ハナショウブの声がしたと思う……少し安心すると、意識が遠くなっていった……。

「だん……さ……ちょう……ん」

 薄れる意識の中、ハナショウブの声が聞こえていた。

 

 

 

 

 

 

 

「ッ!」

 本日2回目の目覚めかぁ……。

「団長さん、起きたのですか?」

 声がした方を見ると、ハナショウブが椅子に座って読書をしていた。どうやら、起きるまで近くに居てくれたらしい。

「あぁ……今は何時位なんだ?」

「今は大体九時頃ですね」

 九時か……。

「今日の執務はどうなってる?」

「団長さんの体調を治す事を踏まえて、一部を除いた花騎士達には休憩や待機をしてもらってます」

 一部…そこは気になるが、まずは

「ありがとうハナショウブ。助かったよ……今日は部隊全員を緊急事態が無い限り休みにしてあげて」

「分かりました。では本日の副団長のナデシコちゃんに伝えてきますね」

 そう言うとハナショウブは椅子から立ち上がり、部屋の外に出ていった。

 日頃の疲れが溜まってたんだなぁ、皆には心配かけてしまったよなぁ……そういえば、一部って誰なんだろうか?

「団長さん大丈夫?」

 窓から声がしたので見てみると、そこにはオトギリソウが居た。

「大丈夫……と本当なら言いたいのだが、まだ体調が優れないんだ」

 そっかぁとオトギリソウが呟いてから、

「じゃあ……団長さんに膝枕してあげる」

 少し頬を赤くしながらオトギリソウが言ってくれたが、

「嬉しい所なんだが…1つ気になる事があるから教えてくれないか?」

「うん、なに? 団長さん」

「さっきハナショウブが一部の花騎士がって言ってたが、どういう事か分かるか?」

 オトギリソウに質問をすると、考えるように頭に手を当てて首を振っている。

「多分だけど、ラベンダーさん達かな?」

 あ、察し。

「それにしても珍しいな、あいつらが素直に言うことを聞くなんて。寝てる俺に何かするんじゃないかと思ったよ」

「ふふふ……団長さんが起きる前に一度私の所に意見に来たのですが、私が少しお話したら聞いてくれましたよ」

 オトギリソウと話していると、部屋にハナショウブが入ってきながらそう教えてくれた。

 窓側を見ると、少し汗を垂らしながらオトギリソウが震えている。

「オトギリソウ、どうかしたのか?」

「ハナショウブさんのお説教……団長さん、私…少し出てくるね…」

 珍しく忍法を使わないとは……一体どんな事があったんだ……。

 

 

 

 

 

 

 

 その後に聞いた話はこんな感じだ。

 どうやら俺が気絶している間に出撃していたラベンダー達が戻ってきて、部屋に押し寄せてきたらしい。ハナショウブがそれを食い止め、説教しているのをオトギリソウが見てしまったとか。

 こうして、俺は今後ハナショウブを怒らせないようにしないと誓ったのであった。




という事で今回はハナショウブさんの回でした。
二週間書けないですみませんでした。

今回は団長が倒れたのは疲れが貯まっただけです。
特に理由や複線は無いのでご了承を

次回のメインキャラですがまだ決まってません……
ゲッカビジンやカンナそして人気二位のナデシコちゃん達をメインキャラにしたいのですが、イベントでナデシコちゃんが出ると思うとそれを見てから書きたいと思ってもいるので桃源郷以外に使用と考えてます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。