ぐだぐだ集めていくヤンデレこれくしょん ~ヤンこれ~ 作:libra
前よりはヤンヤンしてると思う。
「五月雨っていいます! 護衛任務はお任せください!!」
「私がここの最初の艦娘なんですか? ......緊張なんてしていません。お任せください!」
「それじゃあ、執務のお手伝いを......キャア!?」
「あっ、新しい仲間? 早く会いたいですね、提督♪」
「だんだん賑やかになっていくこの感じ......いいですね!」
「お茶が入りました......もう、なんですか、その顔?」
「いくら私がいわゆるドジッ娘でも同じ失敗なんてしませんって!」
「え、熱過ぎる? そんなぁ......」
「出撃が少ないこと?」
「別に気にしてませんけど......」
「あ、気にしないでください提督! 新しい子達にも実戦を経験してもらわなきゃですから!!」
「それに無理に艦隊を増やしても、大淀さんも提督も大変でしょうし」
「提督は忙しそうですね」
「そうですよ、一日のほとんどを執務机に張り付いて。その上、休憩時間は非番の皆さんと話をするために鎮守府を歩きまわったり......」
「......ここが大きくなっていくのが嬉しいような、寂しいような......」
「あっ、そういえば遠征部隊がそろそろ帰ってきますね」
「一人で大丈夫です、お任せください。代わりに提督はこの書類のチェックをお願いします」
「どうですか? お茶、上手に淹れられるようになりました!」
「これでドジッ娘の汚名も返上できますね!」
「......? どうしました提督?」
「秘書艦を変えたい? 日替わりで?」
「ああ......金剛さんなら言いそうですね」
「......どうしても、ですか?」
「あぁ、いえ......ごめんなさい。そうですね、ここも大きくなりましたし、事務仕事のできる艦娘は多いに越した事はありませんからね!」
「第3艦隊、帰投しました!」
「......今日もお出迎えなしかぁ」
「最近提督とちゃんと話せてないなぁ......」
「はぁ......、寂しいなぁ」
「あっ! 提督!!」
「......ッ!」
「......知ってました」
「どうせ私じゃ......」
「いや、私はどうして......あの人を」
「私は船、船なんです......」
「でも、金剛さんのあの顔......」
「船でも人を好きになって......いいのでしょうか?」
「提督、私、提督のこと......好きです」
「いつから? そうですね......いつからでしょう?」
「たとえ私がドジッ子だとしても、忘れん坊じゃないですよ! ......自然と、いつの間にか......ですよ」
「......そうですよね......知っていました」
「昨日見ちゃったんです、金剛さんと......その......」
「提督は、人と艦娘の間にその......レンアイカンジョウ? が成り立つと思いますか?」
「そうですか......」
「......かなわないなぁ」
「やっぱり、大人の人じゃないと......」
「......なんで、私は子供の体で......」
「ごめんなさい、提督」
「私、どうしようもなくなってしまったんです」
「金剛さんと......ケッコンして、もう辛抱が......」
「本当にわがままですよね......」
「こうしても、どうしようもない。提督や周りの皆を困らせるだけ」
「わかってるんです、わかってるんです」
「でも、やらずにはいられなかった......」
「あの、提督」
「覚えていますか? まだここが小さな鎮守府だった頃の事」
「この空き倉庫って静かですよね......工廠の音も皆の声も聞こえない」
「思い出しませんか? 始めはこんなに静かだったんですよ?」
「......私はちゃんと覚えていますよ」
「今では考えられない程緊張していたことも、書類仕事に悲鳴を上げていた事も......私の淹れたお茶に顔をしかめたことも」
「提督......私は、五月雨は、提督のずっとそばに居たかったです」
「他の子がどんどん増えても、ずっと、ずっとそばで......隣を歩いて居たかった」
「特別な艦娘で居たかったんです......」
「......思ったよりも早かったですね」
「きっと私は解体されちゃいます」
「......自分でもバカだと思います。でも、こんな気持ちのままじゃ戦えません......から」
「それじゃあ提督、お幸せに。それと――
――さようなら、そしてごめんなさい。
やっぱり時報がないと話を膨らませるのが大変......。
五月雨ちゃんになら監禁されたいなぁ。
......ん、プロペラの音が段々大きく(ピチューン!