はぁい私です。
思うとおりに動かない、小さな体を見下ろして絶望した。
どう見てもまた赤ん坊です本当にありがとうございます。
長い監禁生活の末に九尾の襲撃事件に巻き込まれ、やはり私は死んでしまったらしかった。
「ふええぇ……」
つらいとか悲しいとか、もうそんな感情もわかない。
またやり直し?
事故死の次は他殺。理不尽にも程がある。痛いのはもうたくさんだ。
次はせめて30歳まで生きてみたい。もう少し人生を謳歌させてください……。
「おぎゃあ」うんざりした気持ちで声を上げたら勝手に赤ちゃんボイスに変換された。うん、ものすごく覚えのある感覚。
「…んー、はいはい、ミルクかな?ちょっと待ってね~…」
私の声に誰かが答えた。
なんだ、ニューマザーいたのか。ちょっとびっくりした。
赤ちゃんのそばに誰かがいるのはごく当たり前なことなのに、私ちょっと理解が追いついてないらしい。
しかし私の声に応えたのは予想に反して、まだ7~8歳くらいの女児だった。
もしかしてお姉さんかな?と当たりをつける。
長い黒髪を靡かせてキッチンに消える姉(仮)を見送った私は、まだ完全にすわっていない首を必死に動かして辺りを見回した。
壁の時計を見れば深夜の2時ごろだった。
なのに両親らしき人物は見当たらない。
薄暗い部屋に布団は一組だけで、赤ん坊の私とあの女の子はふたり寄り添うように寝ていたようだ。
で、家の中をぐるっと拝見した感想。
(狭い……ボロい……)
部屋は4畳半ほどのこの一部屋のみで、キッチンの他は風呂・トイレに繋がっていると思しきドアがひとつあるだけ。
1K四畳半か…前世でもボロアパートに住んでたけど、ここまで狭くもボロくもなかった。
あんなちっちゃな女の子が歩いただけで、床はギシギシ耳障りな音で鳴る。なんだか苦労してそうなお宅だ…っていうか、これから苦労するのは私も一緒みたいだと悟って頭が痛い。
私が先行きに不安を感じてちょっとブルーになっていると、哺乳瓶を片手に女児が戻ってきた。
そして優しく私を抱いて、上手にミルクを飲ませてくれる。温度もばっちり人肌だ。この歳の子にしてはやるじゃないか。
なんていうか、慣れてる感じ?まさかお母さんだなんてことはないだろうが、やっぱりお姉ちゃんなんだろうか。
女児の小さな手に背中をトントンと叩かれながら、とりとめのないことばかり考えた。
何だかとても、疲れていた。眠い。おやすみなさい……。
さておなかがいっぱいになって眠って、眼が覚めたら朝。
物音のするほうを見れば、昨晩お世話になった女児がキッチンに立っている。
せわしなく朝の支度をしていた彼女は、私が起きた事にすぐ気が付いてミルクをくれた。やはりおぬし、出来るな。
「シャムちゃん、きょうもお店のおてつだいよ。おしめ換えてこうねー」
「うー」
久々の羞恥プレイに耐えつつ得た情報そのいち。
今度の私の名前は「シャム」というらしい。
気を取り直して。
姉(仮)は私を背負いおんぶ紐で固定すると、アパートを出てどこかへ歩き出した。
想像通り外観もボロかったアパートにしょっぱい気持ちになる。
しかもこんな小さい女の子が、お店のお手伝いとは。
だいぶ訳ありのようだ、と怪訝に思いつつ小さな背に揺られて付いていった先で、私は自分の置かれた状況を知ることになるのだった。
辿りついたのは、「うちはせんべい」との看板をさげたお煎餅屋さんだった。
私たちを笑顔で迎えてくれた店主さんと奥さんは、私を抱える女の子を「アサヒちゃん」と呼んだ。
「あらシャムちゃん、今日もいいお顔ねえー。おむつもきれいみたいね。アサヒちゃん、きちんとお姉さんしててえらいわあ」
「え、えへへへ…」
ほめられて照れ笑うアサヒちゃんは、やっぱり私のお姉さんで間違いないようだ。
アサヒ姉さんは毎朝ここに通って、私を奥の部屋に寝かせたあと、店の手伝いをする。
そして日が暮れるころ店じまいをして、夕飯をごちそうになり、私を連れてアパートに帰る、というのが私たち姉妹の生活サイクルとなっていた。
この世界の基準が分からないが、なかなかに特殊な生活をしていると思う。
そうして毎日通っていれば、漏れ聞こえる会話から我が家のちょっと複雑な事情を知ることができた。
まず両親についてだけど、やっぱり二人とも亡くなっているらしい。
九尾が里で暴れたために多くの人が亡くなり、私たちの両親も、それに巻き込まれて死んだのだと。
家族の中で無事だったのは、両親に庇われた私と、たまたま友人の家に遊びに行っていて一緒に保護されたアサヒ姉さんだけ。
私は頭を抱えた。
予想したとおり、両親がいないということ、そしてまだNARUTOの世界それも木ノ葉の里にいるらしいという事にも十分絶望したが、
この現象を生まれ変わりといっていいのか分からなくなってしまった事が、いちばん堪えた。
今回の転生では、私は母の胎にいた記憶がない。
前とちがって、記憶のはじまりが生後しばらくたった頃からというのはどうも不自然な気がしていた。
生まれ変わった、というよりも、死後とびだした私の魂が赤子に乗り移った、と考えた方が辻褄が合うような…とそこまで考えて鬱になった。
心当たりもある。あのクレイ爺ーニンジャが使ったあの術だ。
あれに巻き込まれて飛ばされた私の魂が、この体にスッポリ収まったんだとしたら。
いや、そうに違いない。
赤ん坊の顔の見分けなんて付かないけど、あの時術を行使した現場にいた赤ちゃんは、生後3か月くらい…今の私と同じくらいのサイズだった。
全部推測にすぎないけど、そうとしか考えられなかった。
私、あの赤ちゃんに乗り移っちゃったんだ。
そしてそれは、一度目の転生でもそうだったかもしれなくて。
胎内にいた頃から記憶があるからって、最初からそれが私だったっていう保証なんかどこにもない。
ふつうに生まれてくるはずの胎児に憑依してしまったのだとしたら、同じことだ。
自分の意思ではないにしろ、一人の人間の人生を、まるまる奪って生きている。
初めてその可能性に気付いた。
私には重すぎる。二人分の人生を背負う覚悟なんて、私には。
「あばぶばー(ま、仕方ないっしょ)」
「…うん?シャム~、やっとおねむかな~…?」
しばらく寝付けない日々が続き、姉さんには大変迷惑をかけた。ごめん。
しかし数日で割り切れたあたり自分図太いなと思う。
だってなっちゃったもんは仕方ない。私はこの問題に蓋をした。
よく考えても、私のせいじゃないし。
たぶん。きっと。うん。
そう考えないとやってられませんよ。
家族の話の続きをしよう。
九尾の事件で両親を失った私たちは、父方の実家で面倒を見てもらえることになったのだという。
それがここ、「うちはせんべい」だ。
もう漫画の知識はほとんど残ってないけど、主人公のライバルであったうちはサスケの名前は覚えていた。
木ノ葉の忍の中でもエリート中のエリート、うちは一族。
そんな「うちは」の名を掲げているうちはせんべいだが、この家の人たちは忍ではなかった。
エリートの一門といっても、一族皆が忍者というわけではなく、ここの店主と奥さんのように、忍以外の仕事をして暮らしている人も勿論いるのだ。
お父さんはこのうちはせんべいの家の次男で、名前をうちはノリといったらしい。
「うちは」の姓を持つ以上、居住区から出て暮らすことはできない決まりだが、忍ではない者に限り、一族と縁を切ることを条件に、敷地外で暮らすことも認められるらしい。
お父さんは煎餅屋の次男坊。とくに引き止められることもなかったんだろうな。
両親のいない私たちが、うちはの敷地外のアパートでたった二人で暮らしているのも、そういう一族のしきたりの為だった。
「うちは」の名を捨て、「東天紅」を名乗ったお父さんと、うちは一族との縁はとうに切れている。
つまりその娘である私たちも、無関係の部外者だ。
排他的な風潮が他の一族よりましてさらに強いうちはでは、たとえ一族の血を引くこどもだろうと、私たちみたいなのを一族のテリトリーに招き入れてはならない。掟を破る者には相応の報いがあると。
店主夫妻……私たちの祖父母、テッカさんとウルチさんが私たちを引き取らなかったのは、彼らの思いやりだ。
それでも幼い私たちをただ放っておくことはできなくて、店をほんの少し手伝わせる代わりに、二度の食事の面倒を見てくれている。
これが、うちはの掟に触れないギリギリのラインということだった。
やさしい人たちだ。こんなお家で育ったお父さんも、きっととても優しい人だったんだろうと想像してみる。
そして、母方の実家の事。
東天紅の名は、実は前回の人生できいた覚えがあった。それもまったく思いがけないつながりで。
東天紅は、木ノ葉創立期から続く養鶏場の家系だ。
東天紅産の鶏卵は最高級のブランド卵として国外にも広く知られていた、とか。
木の葉土産にいただいた東天紅産の卵で、親子丼を食べたのを思い出す。
一個400円もすると聞いた時にはたまげたが、あれは納得の美味しさだった。
というように東天紅はお金のある民間企業で、忍びではないという意味で一般人の家系だったらしいが。
先代と二代前の主、つまり私たちのお母さんとおじいちゃん。ふたりは忍者の仕事と、家業である養鶏場経営を兼業していたとか。
二人ともとても強い忍だったらしい。そのうえ家業も忙しいから、休む暇もなく働いていたそうだ。
そんな片手間に経営が勤まるのかしらと疑問に思ったけど、世界の東天紅には優秀な部下が何人もいて、彼らがずっとサポートしてくれていたから何とかなっていたようだ。
そんな東天紅だけど、九尾の暴走によって廃業せざるを得なくなった。
九尾の攻撃をモロに喰らって、鶏と小屋と家とそれなりにいた従業員、すべてを失ってしまったという。
アサヒ姉さんは、一人前になったら家業を継ぐのが小さい頃からの夢だったらしい。
しばらくは更地になった養鶏場跡を見ては死ぬほど落ち込んでいて、見るに堪えなかったんだけど、
何か気分の変わる出来事でもあったのか。
ある日突然元気を取り戻し、また夢を語ってくれるようになった。
「お金を貯めて沢山勉強して、東天紅を復活させてやる!」
と意気込む姉さんは本当に強いと思う。
両親も夢も無くして、幼い妹を抱えて。
不安で仕方ないだろうに、弱気になるまいと毎日必死に踏ん張っている。自慢の姉さんだ。
私も将来、そんな姉さんの手助けができたらいいなとぼんやり思った。
一生ものの仕事にするなら、いつ死ぬかわからない忍より、人の糧になるものをつくる仕事のほうがいいなあ。
痛いのは、ごめんだし。
しかしそれは儚い夢。
今は自力で立つこともできない私が、我が家の家計簿を覗けるようになって将来に絶望するのは、まだ先のお話だ。
* * * * *
九尾の事件から、つまり私がシャムとして目覚めてから、四年の月日が流れた。
私は四歳になっていた。
「はあ~……」
ちっこいちゃぶ台に広げた紙の束を見て、ため息をついた。
忍者学校(アカデミー)入学のお誘いに、資料と手続きに必要な書類もろもろ。
一人で学校を訪ねて、くれと言ったらくれたのだ。
保護者も付いていないし、追い払われやしないかとハラハラしながら行ったのに、願書までセットなのはどういうことだ。
怪訝に思いながら、封を開けてみると意外なことが分かった。
アカデミーへの入学条件は3つある。
①里を愛し、その平和と繁栄に尽力する志を持つ者であること。
②不撓不屈の精神を有し、たゆまぬ努力と鍛錬を行う者であること。
③心身ともに健全であること。
これだけ。
以上の条件を満たす者であればよし。とある。年齢制限は設けられていないようだ。
つまり、現在の私にも入学する資格はあるという事。
さらに言えば、入学金や学費は一切不要なのだという。
国の兵力を育てるための施設だからか。
とにかく私の意思次第で入学できるとわかったので、姉さんにばれる前にさっさと提出してしまうことにした。
見つかれば焼却処分されるだろう。
姉さんは、私が忍になることを許してくれない。
姉さんは、「貧しい暮らしだけど、たとえ砂を食んだとて忍者にだけはさせない」みたいなことを常日ごろ言っている。
忍になりたいなんて言ったことはないけど、言わなくても全力で反対されるだろう事がわかる。
姉さんは怖いんだろう。九尾の事件で死んだという両親や祖父みたいに、戦いでまた家族を失うのが。
でも、そんな姉さんには申し訳ないと思うけど、私は忍者になるつもりでいる。
「ふんふん、『在学中は所得に応じて各家庭に補助金が下ります』ねえ。手厚いわー」
理由のひとつがこれ。何せうちには、お金がない。
金欠に喘ぎ絶望することになるのはまだ先の話だといったな。あれは嘘だ。デデーン。
九尾の事件のせいで東天紅家は財産をほとんど失ってしまったし、この四年の間に、わずか残っていた遺産も底をつきてしまった。
食い扶持二人に働き手は姉ひとり。
うちはせんべいからのお賃金だけで食いつないでいる現状だ。そろそろ限界を感じている。
私も、うちはせんべいで姉さんと一緒に店番の手伝いくらいはできるようになった。
けど、精神が成熟していても、こんなにちっちゃい手足じゃお醤油のビンも運べないし火も触らせてもらえない。
というかうちはせんべいにはテヤキ店主と奥さんのウルチさん、跡取り息子のアミ叔父さんがいるし、お手伝いの姉さんもいる。
人手はじゅうぶん足りているのだ。
手伝いの手伝いというポジションで正直なんの役にも立ってない私はいわゆる穀潰しというもので…。
あ、情けなくて泣きそう。
元社会人やってただっただけに精神的にきついんだよね、使えない奴でいるのは…。
そんな私が家族に貢献できることといったら、もう道は限られている。
私だって痛いのはキライ。
怖いのも。命の危険なんてもってのほか。
それでも、いま食うものに困るんだから仕方ない。忍者やらなきゃ餓死するほうが先だ。
それにこの世界は弱者に優しくない。力がないと奪われることもある。
私は奪われた。
他人の都合で、あっけなく、命を奪われてしまった。
この世界で平穏に安全に寿命を全うしたいと思ったら、純粋な力が必要なんだ。
自分と姉さんだけでいい、それだけを守り抜く力が欲しいと思った。
だから喧嘩しても泣かれても、私は忍になる。
もう決めた。
姉さんが求人誌なんか隠し持っていて、しかも風俗系の求人にマルしてあるのを目撃したときに決意した。あとちょっと泣いた。
ちなみに姉さん、まだ12歳。
当然面接で落とされて目が覚めたみたいだけど。店側の人間が常識人でよかったと心底思う。
姉さんも私も、まだまだ大人の加護なしに生きてはいけない子供だ。そんなことは姉さんも分かってるはずなのに。
背伸びして私を守ろうとした姉さんが愛しくて、この人のためなら私頑張れると思う。
そういうわけで、書類には必要なところすべてに判を押し、封をした。あとはこれを窓口に持っていくだけだ。
そろそろ買出しを終えた姉さんが帰ってくるだろうから、書置きを残してから家を出る。
とまあ、固い決意のもと入学を決めた私だが、不安は大きい。
要約すると「在学中の訓練および卒業後の任務で怪我しても死んでも責任は負えませんよ」という内容の、サラッと恐ろしいことが書いてある誓約書のせいで。
今からかなり胃が痛い。
もう一度言うけど痛いのはキライだし怖いのもイヤだ。
命をかける覚悟なんてまだ微塵もできちゃいない。
ああ、平成の世が恋しい。あそこには就職氷河期があろうとも命の危険なんてなかったよ。
二度死んでも日本で培った精神は変わらなかった。
この世で誰より平和ボケしたビビリの精神抱えて生きていくこれからを思うと、もう今から欝。
フィジカルもメンタルも豆腐並みだけど大丈夫か。
きっと人一倍苦労することだろうし、そもそも卒業できるのか。
いや、やるしかないんだけどさ。
* * * * * *
無事願書を提出すると、入学の際に必要になるらしい書類を新たに受け取った。
両手には余るサイズの封筒を抱えてぷらぷら歩く。
他に用事も無いんだけど、なんでか、まっすぐ帰る気になれない。
夕日の中を赴くまま歩けば、そこそこ大きな公園にたどり着いた。
「おー…懐かしい感じ」
ずっと姉さんにべったりで家にばかりいる私は、子供の遊び場に縁がない。
こんなところに公園なんてあったのか。ちょっとした驚きと好奇心でもって足を踏み入れた。
広場では子供たちが鬼ごっこに興じている。
私は無人のブランコに座り、遠くではしゃぐ子供たちをぼんやり眺める姿勢をとった。
……そういえば、友達、いないなあ。
楽しそうな子供たちを眺めてると、なんだか涙がちょちょ切れる。
前の人生はまだ良かった。
友達0人でも、生きるのにまったく支障がなかったのだ。
私の住んでいた土地には本当に子供が少なくて、生活圏内に自分以外の子供はひとりもいなかった。
首都にいる間に5年間だけ通った学校は、読み書きなど本当に基本的なことを教えるためだけの学習塾みたいなものだったし、生徒の年齢もさまざまで、学年、クラスという概念事態がなかった。
だから人付き合いをしなくてもやっていけたんだけど。
アカデミーかあ…。クラスで友達ゼロはキツいだろうな。
私はあのはしゃぐ子供たちに混ざって溶け込むことができるのだろうか。
一緒になってケンケンパーできるんだろうか。
果たしてこの24年間で衰えたコミュ力を、取り戻すことができるのだろうか…。
…やめよう。
気分転換に来たのに新たな不安を持ち帰ってどうするんだ私。
日も落ちてきた事だし、もうけーるべとブランコから立ち上がった時だ。
「きゃーー!」
「うわああーー!」
子供たちが遊んでた方から、甲高い悲鳴が聞こえた。
何事?
「ウワハハハー!!みんなカラフルにしてやるってばよー!!くらえ!!」
「ありえねー!やめろバカ!!!」
「きゃああー!!おきにいりのワンピースがっ!」
「てめ、なにすんだナルトォ!!!」
広場を振り向いて見れば子供がひとり増えていた。
私と同じ年頃で、鮮やかな金髪をした男の子。
彼はフタの開いたペンキ缶をブンブン振り回して他の子たちを追っかけまわしている。
……いた。主人公じゃん。
この世界で初めて漫画の登場人物それも主人公に遭遇したけど、浮かんだ感想は思いのほか薄かった。
「(なんというクソガキ)」