「突撃分艦隊ダリーセル全滅、これで、現段階で全滅した分艦隊が20個になりました。それでも、後背のサタン艦隊の機雷はうちつくしましたが、前面の軌道城館は、機雷なくなりません。退路をたたれているので、戦線離脱もできません。」情報参謀が報告する。
「陛下、かなり、厳しい状況です。これだけ、機雷を断続的に出されると接近するのも苦しいです。しかも、軌道城館の防御磁場は、我々の予想以上の強度です。」
ファラムンシュが厳しい現状を報告していた。
「く、しかし、何か。策はあるはずだ。」とラマージュが思案していると、情報局の特務艦隊から通信が入った。
「陛下、情報局特務艦隊司令長官のカシュナンシュ提督です。我々に考えがあります。軌道城館のポイント56-0Yに艦隊の攻撃を集中してください。」理由も言わず、ただ提案をするカシュナンシュ
「そなた、何か考えがあるのだな。わかった。全艦隊軌道城館のポイント56-0Yにありったけの火力を集中せよ」指揮丈を奮うラマージュ
そして、そのところに巡察艦の電磁投射砲が集中放火を浴びせた瞬間。特務艦隊は、機雷の雨の中を潜り抜けて、突撃して、別のポイントを攻撃した。
その瞬間、軌道城館の機雷制御区画が爆発炎上して、発射されていた全ての機雷が活動を停止して、さらに軌道城館から機雷は2度と発射されることはなかった。
「カシュナンシュ提督よくやった。これで、だいぶ楽にな…」とラマージュがいようとした瞬間。
「敵、軌道城館に1角に高エネルギー反応あります。さきほどの主砲です。敵主砲、接近していた特務艦隊に向けて、発射されました。…特務艦隊、壊滅状態です。」通信参謀が悲痛な思いで報告する
「カシュナンシュ提督はどうした?」さきほど、賞揚しようとしていた相手を心配するラマージュ
「どうやら、なんとか脱出した模様です。ですが、特務艦隊はほぼ全滅状態です。」
「そうか、わかった。とにかく、機雷はなくなった。今のうちに全力で突撃するぞ。ファムランシュよいであろ」
「陛下、それは、待ってください。まだ、あの主砲があります。むやみ突っ込むと先ほどの特務艦隊のようになります。それに、あの防御磁場もさきほどの56-0Yを集中放火の攻撃で一瞬消えたみたいですが、また、復活しました。どうやら、防御システムはバックアップ機能が何箇所かあって、それをすべて破壊しないとまた、復活するシステムみたいです。」冷静に陛下をとめるファラムンシュ
「く、しかし、このままでは、背後のサタン艦隊に門を突破されるぞ。早めに勝負をつけないとこちらが危ない。」あせるラマージュ
「だから、まずは、サタン艦隊に対して防御戦を徹底なさって、戦線の維持につとめて、軌道城館の防御磁場のコントロール部のバックアップシステム破壊に専念するべきでしょう。まとまった、艦隊で突撃すれば、あの主砲の餌食になるのは見えています。ここは、我慢のときです。陛下」冷静に状況を分析するファラムンシュ
「うむ、わかった。そなたの意見をとりいれよう」
そんな状況の中、ラフィール達は帰ってきた。
「陛下、レオは殺しました。内患はとりのぞいたので、あとは、外の敵を倒すだけです。」指揮をとったプラキアが報告した。
「そうか、そなた達の報告は嬉しいが、こちらの状況はよくない。こんなに苦戦する戦いは初めてだ。」そういいながらも戦いを心の底から楽しんでいる様子のラマージュ
「そうなのですか?でも、私はラマージュ陛下を信じています。」ラフィールが自信タップリの表情でいった。
「そうか、そなたの言葉はありがたいな。私もこの戦いの意味はわかっている。だから、そなた達は私の戦いを見ているがよい」