Cadaver Of Dead   作:超輪

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清掃 死の遊戯 殺人鬼ごっこ

無慈悲で理不尽。2人の人が殺され、選ばれてしまった私達への死のゲームが開始されようとした。その準備を行う為、教卓に現れた人魂は一度姿を消した。その後、教室の空気は重苦しい物と変わった。

 

ネプテューヌ「・・・・・・・・・」

 

聖人君と緑子さんを抜かした私達はコンパとベール先生の死の現実を前に涙を垂らし、ネプギアはネプテューヌ、ユニは私に泣きじゃくる。

 

平沢「みなさん・・・・・・」

 

聖人君が何か言いたそうにしていたが、緑子さんがそれを止めて、顔を伏せた状態で横に振る。

 

ノワール「みんな、このままずっと泣いてちゃ駄目よ」

ネプテューヌ「で、でも……」

アイエフ「待って、ノワールの言う通りよ。このまま悔やんでいても、2人は帰ってこないわ。本当は嫌だけど、目の前の現実から逃げちゃ…駄目」

 

アイエフの言葉を聞いたみんなは少しだけ伏せていた顔を上げ始める。そして時間を掛けて、ようやく受け入れたのか泣いている者は居なくなった。

 

ネプギア「そう…ですよね。じゃないと、2人に顔見せ出来ないよね」

ネプテューヌ「そうだね……うん。親友の2人の為にも……ね」

ピーシェ「2人の分も一緒に」

 

少しずつ、みんなの笑顔が見えてきた。これならと思ったその途端だった。

 

人魂「素晴らしい。一度恐怖に落ちようとした時、たった一粒の輝かしい光が打ち払う。人間らしい事………それでこそもう一度恐怖に落としたくなる」

 

消えていた人魂がいつの間にか元の教卓の上に現れていた。そして私達が立ち直ろうとしているところを見て、更にダメ押しをしようと語りかけてきた。

 

ブラン「出やがったな!人魂!」

人魂「お待たせしました。そろそろ・・・・・・選ばれてしまった君達に、死のゲームをやってもらいます」

平沢「一体、僕達に何をやらせる気ですか?」

 

平沢がそう問うと、一瞬目の前の視界が変わった。さっきまでいた教室ではあるが、気付けば私達は席に座っていた。

 

ブラン「テメェ!何をする気だ!」

 

いつの間にか座っていた席から立とうとブランが動こうとした瞬間。

 

人魂「おっと、そこまで。席から立とうしないで下さい。僕の許可無しに席を立とうとすると死を迎えます。今回は見逃すので、気をつけてください」

ブラン「なぁ!?……く」

 

席から離れようとしたブランだが、人魂の指摘に含まれた、死と言う言葉に反応し、大人しく席に座った。

 

人魂「では、説明に入ります。この死のゲームの内容は体を使ったゲームです」

ユニ「体を使ったゲーム?」

人魂「これから転送する場所はとある場所、そこにある課題をクリアしながら、君達を追う殺人鬼から逃げるゲームです」

 

洋館?もしかして、私達が迷い込んだあの洋館?って事はあの赤い怪物にまた!?

 

ネプテューヌ「その課題の内容は?」

人魂「それは分かりません。別にクリアする必要はありませんが、その課題をクリアすれば逃げれる場所が広くなり、生存率は高くなるメリットがあります。制限時間は無制限。誰かが1人、怪物に殺されるまで終わりません。分かりましたか?」

ノワール「誰かが……殺されるまで…ですって?」

ネプテューヌ「そ、そんな!」

 

つまり、怪物に殺された人が敗者?という事は、全員で生き延びる事は不可能…そう言う…事なの?これからやらされるゲームに、恐怖感が全神経を襲う。みんなの顔を見る。私を含めたこの全員の内1人が死ぬ?そんなの想像したくない。

 

人魂「念の為、もう一度言います。否定すれば、先に死んだ2人のように、死にますよ」

 

2度聞かされ、もはや反論する余地がなかった。頭に血が登っていたブランも目の前の現実に冷めきった表情に変わり、みんなと私も同様。間違えても否定しないようにと、無理やり心に誓う事となった。

 

人魂「最後に転送された先、君達はバラバラに配置されます。早めに合流出来るといいですね。では、ご武運を」

ネプギア「えぇ!」

ピーシェ「せっかく会えたのに!?」

ノワール「みんな!!」

 

また離れ離れになってしまうその危機感に体が動きそうになるが、席から立てない状態にある為、手を差し伸ばすしか手段は無かった。しかしどういう事が届かず、人魂から放たれる眩しい光が私と、みんなの姿ごと光に飲み込まれ、人魂が言う死のゲームを行うある場所へと転送された。

 

 

 

 

 

 

ノワール「……っ!」

 

気が付けば、私は公園のブランコに座っていた。空は非現実的、まるで紅の空。周りは人の気配がまるでしないが、形は一般的。空が青ければ元の世界に帰ってきたと思えられるが。

 

ノワール「!?ユニ!」

 

死のゲームの事を思い出し、妹のユニを呼び掛けようと周りに向けて叫ぶ。しかし帰ってくる声はない。久々とも思えそうな外だが、冗談抜きで人がいる雰囲気が感じがしないと本能が思える。

 

ノワール「早くみんなを探さないと!」

 

私はブランコから離れて、公園から出ていく。今思えば、遠い向こう側に見知らない建物が多くある。現在地は一軒家が並ぶように建っていて、どれも私が住んでいた街とは程遠い家ばかりだった。

 

ノワール「もしかしたら、街に居るのかも!」

 

私は、単純な思い込みかも知らないが奥に見える向こう側の長い建物が多くある場所にみんながいるかも知らない。そう思い、その建物まで走って向かって約20分が経過。

 

ノワール「終わらないって事は、まだ誰も殺されていない!」

 

高い建物にやって来た私。一軒家が並び立っていた地区内とは別に、都会にやって来た。我ながら20分も走って来て息を上げているけど、早く合流したい。特にユニを保護したい気持ちで膝に手をつく気にもならない。

 

ノワール「みんなあぁー!私よ!出てきなさーい!」

 

みんなが居そうなところに向けて叫ぶ。その時だった。遠くから何かが機械が破壊されるような音がなった。

 

ノワール「のわぁ!?」

 

その破壊音を聞いた私は咄嗟に建物に入り、身を潜める場所であるレジの下の影に入り、息を殺す。すると、さっきまで居た場所に、ドスン、ドスンと人間離れの足音が通っているのが分かる。通り過ぎるまでとにかく物音1本も漏らさないように警戒する。次第に音が聞こえなくなると、止めていた息を吸い、ふっと安心の息を吐く。

 

ノワール「下手に大声で叫ぶのは自殺行為ね」

 

自分にそう言い聞かせて、反省する。数分が過ぎてから行動を再開。今度は慎重に動こうとしたその時、目の前に、一つの手紙が落ちていた。試しに拾って見ると、血文字でこう書かれていた。

 

課題その21 一体の怪物が貴方の現在地を探知し、殺しにやってくる。クリア条件はこの怪物から五分間逃げる。

 

ノワール「ん?」

 

この建物内の上から、なにか破壊しながら降りてくるような感じがしてきた。嫌な予感をしてその建物から出ていくと、天井を突き破り煙が広がる。今のうちに逃げようとその建物から全力で逃げる。すると広がった煙の中から人間サイズ大きなカマキリが出てきて、私を追い掛けてきた。

 

ノワール「あの怪物から五分間ですって!?」

 

奇妙な鳴き声を鳴らし、道路真ん中を走る私に狙いを付けている。カマキリから五分間掛けて必死に逃げる。息を散らしても足の速さを止めずに全力で逃げる。ユニを見つけるまでは絶対に死ねない。

 

ノワール「どこか狭い道はないかしら!」

 

周りを見ながら、カマキリの足止めになりそうな場所を探す。すると正面からT文字の道路が見えてきたが、幸運な事に真っ直ぐ続く1人分の幅のある狭い道が見えた。私はそこまで駆ける。

 

ノワール「よし!」

 

カマキリに追い付かれずに狭い道に侵入し、そのまま続く限り走る。後ろを見ると、案の定カマキリは狭くて通れないでいる。

 

ノワール「助かりますように……助かりますように!」

 

追いかけて来れず、それかつ上からの侵入も出来ないこの狭い道は安全だと判断し、自身の体力を回復させる為、その場で待機しながらカマキリの方を見る。無理やり侵入しようとしているが狭くて入れずにいる。大釜で左右の建物破壊しようとするが、それ切り傷が付く程度、進んで来ない。これならと助かると思いつつ、五分が経過され、カマキリの姿が突然消えた。

 

ノワール「た、助かった……」

 

迫り来る恐怖から逃れたと思うと全神経から安心の合図として疲れが一気に来た。このまま倒れて眠りに付きたいつきたい所だけど、誰かが死ぬまで終わらないこのゲームでその気にもなれない。早くユニを見つけないといけない。

 

ノワール「そう言えば、課題はクリアしたわ。メリットを得たけど、一体どこが広くなったのよ」

 

元の道へ引き返し、T文字の道路まで戻る。場を確認してみるが至って普通。逃走中に見逃しという例を考えての事だったけど、それほどでもなかったようだ。

 

ノワール「適当に探すしかないわね」

 

運良く合流出来ないかしら……

 

その時左方向から女性の悲鳴が聞こえた。その声はネプテューヌだった。

 

ノワール「ネプテューヌ!?」

 

私は急いで聞こえた方向へ向かう。声の音量的には近くにいるようにも聞こえたからきっとそこにいる。すると偶然な事に私の方へ逃げてくる人が居た。その姿は声の通りネプテューヌだった。

 

ノワール「ネプテューヌ!」

ネプテューヌ「ノワール!逃げて!怨霊が来てる!」

ノワール「分かったわ!付いてきて!」

 

私はネプテューヌが近くまで来るの待ってから逃げる。怨霊の姿は見えなかったこのまま逃げ切りたい。

 

ノワール「ネプテューヌ!」

ネプテューヌ「まだ来てる!どこか隠れないと」

 

その時、逃げる先のから誰かが見えてきた。

 

日生「ノワールさん!ネプテューヌさん!こっち!」

ノワール「日生さん!」

 

プルルートと一緒に居た日生緑子だった。私達は逃げて来ているを気が付いて誘導させようとしている。私達は日生さんがいるところまで走り、近くまでやってきたところで日生さんが走り出し、その背後に張り付くように走る。曲がり角を数回曲がり、追ってくる怨霊の視界から徹底的に逃げる。それを繰り返すうち、一軒家に逃げ込み、身を隠す。

 

日生「ふぅ……」

ノワール「…………」

 

息を殺し、十分が経過された。元の落ち着いた状況に変わっていくと、気が緩んで息を漏らす。

 

ネプテューヌ「ありがと…助かったよ……」

ノワール「ありがとう、日生さん。はぁ…………」

日生「何かから逃げるところを見たから……なんとかここまで……」

 

ゲームが始まって数十分に合流出来た。広いとこだと思ったけど、案外会えるものね。

 

日生「でも安心できないよ。実はブランさんが大怪我を負って……」

ノワール「え?」

 

ブランが大怪我?一体何があったかを聞こうと思ったけど、それよりも日生さんの案内が早かった。ジェスチャーで付いてきて欲しいと指示され、一軒家の二階に行く。1つの部屋に招かれると、そこには片腕の流血を抑えてるように支えたブランの姿が見えた。

 

ブラン「ノワール……ネプテューヌ……」

ネプテューヌ「ブラン!?どうしたの!その傷!」

 

私とネプテューヌはブランの状態に動揺し、心配になって傍に寄る。ブランから何があったのかを聞く。

 

ブラン「実はユニが…怪物に襲われてるところを…見つけて、なんとかして逃がす事は出来たけど…くっ…」

ノワール「そうだったのね……ありがとう…ブラン…」

 

私はブランを抱きついた。私より先にブランがユニを見つけて、更に流血させてまで助けてくれた事に気持ちは感謝でいっぱいになり、感情が溢れて涙を流す。

 

ブラン「大丈夫。だって友達を助けるのが当たり前でしょ」

 

もしブランが男だったら惚れてるわ。もう…こんな傷を負って……。

 

ネプテューヌ「良かったね。妹が助かって」

ノワール「うん!…あ…えと…」

 

ネプテューヌの妹をまだ見つかっていないのに、何私は喜んでいるのよ!?

 

ネプテューヌ「大丈夫だよ。ネプギアはきっとどこかに隠れてるから」

日生「みんなはここで隠れてて、私は他にはぐれたみんなを探すから」

 

扉から見ていた日生さんは部屋から出て、探しに行こうと動く。

 

ノワール「待って、私も行くわ」

 

私は日生と一緒に探しに行きたい。そう思って呼び止めた。でもそこにネプテューヌが割り込む。

 

ネプテューヌ「だったらさ、日生はここでブランの看病して、私とノワールのコンビでほかのみんなを探すよ」

日生「その方がいいかも知らないね。妹を自ら探しに行きたいだろうし。うん、そうしよう」

 

ネプテューヌの案を聞いた日生は、気持ちに接してブランの看病する事にして、友達探しは私とネプテューヌで探しに行く事になった。やっぱり、あなたも姉として妹を探しに行きたいんだね。

 

ブラン「私も行きたいところだけど、残念ながら安静にしないといけないみたいね」

ノワール「えぇ。あなたはもう十分助かってるわ。後は私達が何とかする」

ネプテューヌ「そうだよ。それにそれ以上大怪我でもしたら大変だよ。救援キットもついでに探してくるから」

 

ネプテューヌは笑顔を見せる。でも救援キットと聞いた時、気持ちが沈みそうになるが、私達はそれを堪えて、一軒家から出て行動開始する。しかしこの時、アイエフが今危険な状態にある事を知る余地は無かった。

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