私は右の部屋に続くドアノブを掴んだ。ドアが簡単に開かれた。部屋の様子はとても静かで、シャンデリアの明かりが付いている。見る限り、本がビッシリと並ばれている。
ブラン「図書室?」
部屋の中に入って行くと、木製テーブルが左の壁際にくっ付いた状態で、椅子が3つ並ばれている。そのテーブルの上には本が2〜3冊散乱している。
まず並ばれている本から手に取った。読書好きの私にとって図書室や図書館は夢の世界なのだ。
ブラン「この本は、何かしら?」
取った本のタイトルは少し欠けていて、一部の文字でしか読めなかった。読める部分には「リスト」と書かれていた。
ブラン『リスト?■■リスト……』
本のページの厚さからして、それ程の大きな本ではない見たい。とりあえずページを
ブラン「………………」
一言で済ますなら生の構造、しかしこれは保健体育の物とは違う。主にマッドサイエンティストが読むような、精神的に歪みそうな内容だった。
私はその本を床にたたき落として別の本を適当に探す。
ブラン「出来ればこの館に関係する本を引きたいわね」
自分の背の高さで届く本を、タイトルに指を当てながら探す。そして一つのタイトルに目がついた。タイトルは被害者と書かれている。
ブラン「被害者?」
私はその本に興味を持った。好奇心でその本を手に取る。本の厚さはさっきの悪趣味な本と変わらない厚さだった。早速ページを
ブラン「…………」
私はそのまま読まず本を閉ざして、元に戻した。並ばれている本はなんとなく変な内容しかないと直感で決めつけ、今度はテーブルに散乱していた本を軽く読む。本の内容はあまり頭に入らなかったが、パラパラと
ブラン「メモ?」
そのメモを拾って広げると、雑な文字で大きくこう書かれていた。
【さようなら】
ブラン「っ!」
私はついメモを落としてしまった。その途端、目の前のテーブルの前から誰かの気配が感じるのが分かる。顔を下に向いて読んでいた私はゆっくりと顔を上げると……
ブラン「はぁ……!」
長い髪の毛で素顔を隠され片目でこちらを見る、下半身がない血みどろの学生服を着た女性がテーブルの上に居た。
???「さようなら」
生気が全く感じない不気味な女性にそう言われた途端、頭がぼーっとする感覚に襲われた。そして自分の意思とは関係なく、メモに記された単語を口にする。
ブラン「さようなら……」
その瞬間『ぐしゃ!』と生々しい音と同時に視界が右へズレて落ちていく。何が起きたのか分からない。身の回りを先に確認すると、すぐに原因が分かった。しかしそれに気付いた途端意識が飛び、視界が一瞬で閉ざされた。
私が見たのは…………
上半身から切り離された自分の下半身だった。
BAD END